関根美有「ママール・フ・モモール、なりに」

関根美有「ママール・フ・モモール、なりに」¥600

以前から、お取り扱いしていた本ですが、毎回、注文するたびに製本して納品していただいていたために、ちょっとずつ入荷して、タコシェで売れ続けてきたロングセラー「ママール・フ・モモール、なりに」が、判型を大きくした新ヴァージョンでまとめて制作されました! 以前の本も手作りの味わいがありましたが、独自の色使いのカラフルな表紙も魅力的! 未読の方、ぜひ味わってみてください!

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芸術家ママール・フ・モモールを主人公に、芸術を日常とすることを選んだがゆえに、地上から常に10センチ浮いているような、違和感ある日常を生きる男の様子を、シンプルな線画で淡々と描く。
自画像の中の自分を描いた自画像、芸術家でありながらとるに足りない床のシミと区別がつかない存在となったママール、あるいは宇宙に浮遊する偉大な芸術家となるママール……、ママールの空想や妄想のようで、あらゆる芸術家に通底するひたむきさと孤独を象徴したような描写が、グラフィカルに表現されています。ママール・フ・モモールの行動を説明するナレーションも詩的でひとつの芸術家像、スタイルを打ち出しています。
A5判 128P