カテゴリー別アーカイブ: 雑誌

漫画雑誌 架空15号、16号 同時発行


架空 No.15 Spring 2017(セミ書房)¥1000+税

前号から約2年。編集を引き継いだ漫画家・川勝徳重が今度は15,16号を同時発行。

西野空男が創刊した架空のエッセスを引き継ぎつつも、誌面の半分は、レインボー祐太の同人誌「グロテスク怪奇」を雑誌内雑誌として収録したり、ミュージシャン伊藤尚毅のインタビューや自作解題、ディスコゴラフィとともにデモテープCDを付録につけたり、さらには、フラナリー・オコナーの「生きのこるために(横山貞子訳)」を元に豊田徹也が描いたネームも収録しと新たな試みを盛り込んでいます。

【内容】
●マンガ
勝見華子「僕とギターとあの娘」
豊田徹也「救う命は自分のかもしれない」(原作:フラナリー・オコナー)
まどの一哉「床屋」
岡村香穂「春だったね」
松山明子「かも」
太田基之「通学路」
川勝徳重「不憫な奴」
斎藤潤一郎「Deadly Weapons」
木下竜一「グロック18C」
山田英子「草の仮面」

●評論
石丸まく人「伊藤尚毅 讃」
レインボー祐太「ジャズ史の闇に消えた超低俗トランペッター JATPとアル・キリアン」「『レイダース失われたゾンビ』誕生物語」
深野五十吉「デヴィッド・ストーン・マーチンについて」

●付録
伊藤尚毅「デモテープ」

B5判220pages
※本の角のこすれや折皺はデザインの一部です。

架空 No.16 私漫画特集(セミ書房) ¥1000+税

16号は私漫画をテーマに、小黒小豆、亜蘭トーチカ、箕芳、三谷めめ子、嘉江など20代の若手作家の作品で構成しながら、ガロ的な誌面を作り出しています。

評論コーナーでも、可児洋介「『ねじ式』神話の成立―つげ義春のマーケティング戦略―」、内島すみれ「安部慎一の平面性と可能性」、川勝徳重「畳の目から『私漫画』を考える。~1970年前後の『ガロ』の技法~」「房のの友久作品のこと」から、ガロ的表現を検証しています。

【内容】
●マンガ
小黒小豆「東京犬聞録」
亜蘭トーチカ「川へ行く」
箕芳「藻と貝」
三谷めめ子「春の天気は不安定」「ひこうき雲で腹十二分目」
勝見華子「一応、青空」
木下竜一「音信不通」
房のの友久「何かと無常」
川勝徳重「蝦蟇」「龍神抄」
嘉江「強盗計画」

●評論
可児洋介「『ねじ式』神話の成立―つげ義春のマーケティング戦略―」
内島すみれ「安部慎一の平面性と可能性」
川勝徳重「畳の目から『私漫画』を考える。~1970年前後の『ガロ』の技法~」「房のの友久作品のこと」

B5判266pages

ラトビア発のコミック雑誌 š! #28 「Scandal!」

š! #28 「Scandal!」¥1018+税

ラトビアの首都リガから発信されるコミック誌。
28号は、Scandal!がテーマ。
メディアによって拡散される情報がときととしてとんでもない事になってしまう時代だからのテーマ、スキャンダル!!

表紙と本文に、「25年以上商業的成功とは無縁にファンジンなどでコラージュ作品を発表してきた」という
フランス人アーティストSamplermanが登場。クリエイティブブランド「BRAIN DEAD」とLAのコミックストアSECRET HEADQUATERSの共同プロデュースSECRET BRAIN Comicsの第一弾として、コミックブックがリリースされ最近注目されるアーティスト。
日本からはICHASU、嘉江、山崎若菜、秋元机が寄稿しています。

掲載作家は—
表紙: Samplerman (France)
執筆者: Ana Galvañ (Spain), Conxita Herrero (Spain), Dace Sietiņa (Latvia), Emmi Valve (Finland), Ichasu (Japan), Ingrīda Pičukāne (Latvia), Jannis Esselbrügge (Germany), König Lü. Q. (Switzerland), Līva Kandevica (Latvia), Līva Piterāne (Latvia), Lukas Weidinger (Austria), Mārtiņš Zutis (Latvia), Samplerman (France), Tara Booth (USA), Tsukue Akimoto (Japan), Ville Kallio (Finland), Wakana Yamazaki (Japan), Yoshie (Japan), Zane Zlemeša (Latvia). – See more at: http://www.komikss.lv/books/#sthash.liVJaVNF.dpuf

A6判164P 無線綴じ フルカラー 言語は英語

OhBoy! 75 2017 March 「Must Go Seoul 2017」

OhBoy! 075 2017 March「Must Go Seoul 2017」¥833+税

ファッション写真家のキム・ヒョンソンが「動物福祉と環境を考える」ことを目的に2009年に創刊したファッション文化雑誌、OhBoy!。

年に10回発行される定期発行物で、号ごとの特集は、ファッション、都市(NY、パリ、ベルリン、バルセロナetc.)、書店、雑誌、ジン、そのときどきのソウル最新情報、地球環境やエシカルな生活、などなど。これに、セレブ達のグラビア、スローライフや動物福祉のメッセージ、写真、イラストなどが加わり構成されています。

進行形のカルチャーと地球環境や動物との共存に関心を向けてもらうべく、アイドルやセレブを起用したファッション写真とデザイン性の高い誌面でも話題となっています。

75号は、MUST GO SEOUL 2017で、今、訪ねるべきソウルのショップを紹介。ベリタリアンレシピやワンちゃんの里親募集の加えてキム・ミンジェ、チョン・ソミ、2PMも登場。

22.7cm×30cm 96pages

新しくできたOhBoy!のショップも紹介されています

ただのファッション写真でなく、動物愛護のメッセージも発信しています。

文芸ムック「たべるのがおそい vol.3 Retoldー漱石・鏡花・白秋」


文芸ムック「たべるのがおそい vol.3」Retold-漱石・鏡花・白秋」(書肆侃侃房)¥1300+税

小説と翻訳と短歌を中心にした文学ムック。
小川洋子の巻頭エッセイ、星野智幸、山尾悠子、今村夏子らの短編に加えて
特集では、最果タヒが漱石、高原英理が白秋をそれぞれの解釈で新たな創作にRetoldしています。
公募作品も加わり、号を追うにつれて執筆陣の層も厚くなり、充実。

【巻頭エッセイ】
小川洋子「Mさんの隠れた特技」

【特集〈Retold 漱石・鏡花・白秋〉】
倉田タカシ Retold 鏡花「あかるかれエレクトロ」
最果タヒ Retold 漱石『小詩集 漱石さん」
高原英理 Retold 白秋「ほぼすべての人の人生に題名をつけようとするなら」

【小説】
今村夏子「白いセーター」
星野智幸「乗り換え」
相川英輔「エスケイプ」
ノリ・ケンゾウ「虫歯になった女」
山尾悠子「親水性について」
西崎憲「一生に二度」

【翻訳】
セサル・アイラ「ピカソ」 柳原孝敦訳
黄崇凱「カピバラを盗む」 天野健太郎訳

【短歌】
井上法子「すべてのひかりのために」
竹中優子「黙読」
永井祐「隣り駅のヤマダ電気」
花山周子「二〇一七年、冬の一月」

【エッセイ】本がなければ生きていけない
杉本一文「本がなければ生きてこれませんでした」
藤原義也「本棚をつくる」

A5判176pages

「地点」による演劇の観客の、観客のための雑誌ーー地下室 草号2

地下室 草号2 (地下室編集部) ¥650+税

京都を拠点に、戯曲に限らない多様なテキストを用いて、独自の演劇表現を追求する「地点」。
その観客主導で創刊された雑誌「地下室」。雑誌不況をものともせずに、地下劇場「アンダースロー」から観客による、観客のための雑誌が奮闘中!!

草号の名前の由来は、草案や草稿のように、草を編むことからはじめようというワケで。
この号がむかうのは、そこかしこに草たちの群れつどう夜。アスファルトのひび割れに発芽するコケたちの夜。高架下で商いをはじめる包丁研ぎたちの夜。そして、生きていようと死んでいようと、あなたがあなたを彼らのあいだに発見する夜。そんな夜のための読み物、雑誌です。

[文章]
●こけのむすまで/田中美穂
●ポートアイランドに東屋――接点の見える空間をつくる/家成俊勝
●死者が名前を持つには信仰を持ち出さなければならない
――なぜスタニスラフスキー・システムではダメなのか? 2/三浦 基
●忘れる日本人《二》/松原俊太郎

[写真]
石川竜一

家成俊勝(いえなり・としかつ)
建築家。京都造形芸術大学准教授。1974年兵庫県生まれ。2004 年、赤代武志とドットアーキテクツを設立。アート、オルタナティブメディア、建築、地域研究、NPOなどが集まるコーポ北加賀屋を拠点に活動。代表作は Umaki Camp(2013、小豆島)など。第15回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展(2016)にて審査員特別表彰を受賞(日本館出展作家)。

石川竜一(いしかわ・りゅういち)
写真家。1984年沖縄県生まれ。写真集に『絶景のポリフォニー』、『okinawan portraits 2010–2012』、『adrenamix』、『CAMP』、『okinawan portraits 2012–2016』がある。沖縄県立博物館・美術館「写真家が見つめた沖縄 1972–2017」展(2017年4月25日より5月21日まで開催)の展覧会ディレクターを務める。2017年3月25日より4月25日までアンダースローにて石川竜一写真展『草に沖に』が開催される。

田中美穂(たなか・みほ)
古本屋「蟲文庫」店主。1972 年岡山県倉敷市生まれ。岡山コケの会、日本蘚苔類学会会員。著書に『苔とあるく』『亀のひみつ』(ともにWAVE出版)、『ときめくコケ図鑑』(山と渓谷社)、『わたしの小さな古本屋』(ちくま文庫)、編著に『胞子文学名作選』(港の人)、ほか原民喜『幼年画』(瀬戸内人)、龍膽寺雄『シャボテン幻想』(ちくま学芸文庫)の解説を書いている。

松原俊太郎(まつばら・しゅんたろう)
作家。1988年5月生。熊本県熊本市出身。神戸大学経済学部卒。地点『ファッツァー』で演劇と出会う。2015年、処女戯曲『みちゆき』で第15回AAF戯曲賞(愛知県芸術劇場主催)大賞を受賞。2017年4月、戯曲『忘れる日本人』をKAATで地点が上演予定。2016–2018年度、演劇計画Ⅱ(京都芸術センター主催)に委嘱劇作家として参加。

三浦 基(みうら・もとい)
演出家。劇団「地点」代表。1973年生まれ。文化庁派遣芸術家在外研修員としてパリに滞在する。2001年帰国、地点の活動を本格化。2005年、京都へ拠点を移す。主な作品にチェーホフ作『桜の園』『三人姉妹』、イェリネク作『光のない。』『スポーツ劇』など。2013年、京都にアトリエ「アンダースロー」を開場。著書に『おもしろければOKか? 現代演劇考』。2017年、第24回読売演劇大賞選考委員特別賞受賞。

B5判 44pages