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インディーズ雑誌「つくづく」vol.1

インディーズ雑誌「つくづく」vol.1 ¥1800+tax

フリーランス編集者・金井悟氏が〝つくづく〟考え続けた自由研究を発表するための実験誌。創刊号でもって、惜しまれる間もなく休刊となった「つくづく」

公共交通機関限定ハイカーのためのサウナ入門(35ページ分も!)をはじめとした、各自の自由研究5本を中心に、インタビュー、エッセイ(荻原魚雷、僕のマリ、高石智一)、グラビア(kubo、岩井ジョニ男)などを盛り込んだ、zineとは違う、”雑誌”の形で、趣味の世界を追究した一冊。
印刷はグラビアを除いてリソ印刷、雑誌が新しい文化や情報を発信していた90年代以前の熱気と雰囲気を醸し出されています。
かつて図面をひいてオリジナルの棚を作ってみたら、まんまカラーボックスだったという編集人の体験に基づく「カラーボックス」論もこの雑誌の重要な概念!前例や結果にこだわらずに、初心者としてまずチャレンジ!!!!

内容ーーー
●自由研究
#1 ハイカーズサウナ 公共交通機関限定ハイカーのためのテントサウナ入門
#2 サウナ サウナについて(小学生のサウナボーイ)
#3 マッチングアプリ 突撃! ペアーズ 業者を駆逐。疑惑垢に凸ってBAN
#4 刺繍劇場 (刺繍イラスト)
#5 コント採集 座談会形式の取材はそのままコントになり得るのか (実験参加者=テニスコート)

●グラビア
・kuboさんとシモキタ 写真・少女写真家 飯田エリカ
・オール自前! イワイガワ 岩井ジョニ男のスーツ七変化

●エッセイ
・街道を歩いて|荻原魚雷
・Lサイズの恋人|僕のマリ
・わがままな城|高石智一

●書き下ろし創作
・高輪ゲートウェイ|宮崎智之

●研究ノート
『高速フリップ芸』 (粗品、2019)|宇田敦子

●インタビュー
・サウナの人*〈テントサウナパーティ〉ってバンドみたい|藤山誠
・SNSの人*何でも、やって確かめればいいって精神です|kubo
・マスクの人*プロレスのファジーさが好きなんですよね|石平裕一

ほかコラム、対談、取材記事などを収録。

B6判186pages

リガ発コミックアンソロジー š! #35「Bonkers」& š! #36「Plant Power」


š! #35「Bonkers」¥1018+tax

ラトビアの首都リガから発信されるコミック誌š!の35号の特集は、#34の歴史を記録するシリーズとはがらっと変わって、狂ってはじけたBonkers!

表紙: Erlend Peder Kvam (Norway)
執筆者: Agate Lielpētere (Latvia), Anna Mlck (Latvia), Beatrix Urkowitz (USA), Dāvis Ozols (Latvia), Émilie Gleason (Mexico), Erlend Peder Kvam (Norway), Ernests Kļaviņš & Andrejs Kļaviņš (Latvia), Fabio Zimbres (Brazil), Jason Herr (USA), Jul Gordon (Germany), Kameeellah (Russia), Karlīna Marta Zvirbule (Latvia), König Lü. Q. (Switzerland), Marko Mäetamm (Estonia), Mārtiņš Zutis (Latvia), Olaf Ladousse (Spain), Samplerman (France), Theo Ellsworth (USA), Zane Zlemeša (Latvia).

A6判162P 無線綴じ フルカラー 言語は英語


š! #36「Plant Power」¥1018+tax

特集はPlanet Power.

植物がある景色の描写、花の中に入って遊ぶ様を写真とコミックを合成して描いたり、人の頭の形をした種からマンドレイクみたいな芽が出たり、人の体から植物たちが発芽したり…. 様々な植物+人の世界が20人の作家によって表現されています。

表紙: Lote Vilma Vītiņa (Latvia)
執筆者:Amandine Meyer (France), Anna Sailamaa (Finland), Daria Tessler (Finland), Disa Wallander (Sweden), Ingrīda Pičukāne (Latvia), Jean de Wet (South Africa), König Lü. Q. (Switzerland), Līva Kandevica (Latvia), Lote Vilma Vītiņa (Latvia), Marlene Krause (Germany), Molly Fairhurst (United Kingdom), Pauls Rietums (Latvia), Patrick Kyle (Canada), Peony Gent (United Kingdom), Roman Muradov (Russia), Simon H (Austria), Tor Brandt (Denmark), Valentine Gallardo (France), Vivianna Maria Stanislavska (Latvia), Ward Zwart (Belgium)

A6判178P 無線綴じ フルカラー 言語は英語

八画文化会館叢書vol.11 けんちん『ゲタバキ団地観覧会』

八画文化会館叢書vol.11 けんちん「ゲタバキ団地観覧会」(八画編集部)¥1000+tax

ゲタバキ団地とはーー
昭和30年代、1階に商店や事務所、上層階に住宅が入った建物をゲタバキ住宅と呼んだことから、著者のけんちん氏は同時代に建てられた公団や公営住宅の総称として「ゲタバキ団地」を採用。

覚えている方もいらっしゃるかもしれませんが、著者は電気風呂愛好家として、この八画文化会館叢書シリーズのvol.9で200軒の電気風呂を案内していますが、同時に団地が好きすぎて、自身も団地に住み、200人以上の団地引っ越しをサポートしてきた団地ソムリエでもあります。

そんな氏が関西圏を中心に2005年から2019年にかけて撮影したゲタバキ団地の写真とともに、その魅力を伝えます。
一階の商店の看板、エントランスのタイル、屋上の遊具、地形にあわせた壁面デザインなど、ディテールまで、個々の物件の注目ポイントを紹介しています。

街中に多くあるゲタバキ団地。これを知ったら、まち歩きがこれまでよりちょっと楽しくなるかも!?です。

A5判 横綴じ 32pages オールカラー

台湾発ドキュメンタリー漫画アンソロジー「熱帯季風 Monsoon vol.3 安静的戦地」

台湾発ドキュメンタリー漫画アンソロジー「熱帯季風 Monsoon vol.3 安静的戦地」(慢工出版 Slowork publishing) ¥3000+税

台中を拠点にするSlowork publishingがタイトル通りに東南アジアのアーティストたちのドキュメンタリー漫画を集めた雑誌Monsoon熱帯季風。
3号目は、その地理的な縛りを少し離れ、抽象的なテーマ「安静的戦地」(静かなる戦場)を掲げます。

ーーーー
冒頭の必読古典作品紹介のコーナーでは、フランスで90年代のコミックムーブメントを牽引した作家の一人David Dの自伝的BDで
てんかんに罹った兄との関わりと描いた「大発作」と、オーストリアのUlli Lustがパンクスだった自身の17才当時を描いた
「If Today Is the Last Day of the Rest of Your Life」を紹介。
日本の映画監督・原一男の「ゆきゆきて神軍」も出てきます。

『異郷人』は、パレスチナで戦場の取材を続ける記者Versusの原作に新鋭漫画家の高妍(Gao Yan)が 作画を担当。

『安静的戦地』は鐘聖雄による、ベトナム人出稼ぎ労働者の失踪に関する報道を元にした漫画で、テクストを鐘聖雄が担当、アーティストの曽耀慶が作画を担当しています。

今回もそれぞれの作品にあわせて紙と印刷方法を変えた、サザイナー何佳興による美しい造本になっています。
ペンでなく筆を多用した作画、カリグラフィーにも通じたデザイナーによる造本設計…と味わい深い魅力に溢れています。

26cm×18.5ccm 158pages English/Chinese
カラーページが大半で、折り込みページやシルクスクリーンの綴じ込みページあり。


大人ごはん vol.3 「ひとりの時間を考える」

大人ごはん vol.3 「ひとりの時間を考える」(Incline)¥1000+tax

クラウドファンディングと取材で2年の歳月をかけて完成した「大人ごはん」第3号。

「日々の暮らしは、盛んに報道されるセンセーショナルな事件、ドラマチックな愛憎劇、大文字の政治経済、美しくおしゃれに整えられた暮らしとは程遠く、もっと雑多で、淡々としたものの積み重ねでできています」(前書きより)というわけで、編集長の足のむくまま気のむくままに出会った、その日常が気になる方たちに取材しています。

第一特集「ひとりの時間を考える」は、植本一子、ツレヅレハナコ、高橋順子の3人の女性が登場。
パートナー亡き後のひとりごはん、あるいはひとり晩酌の達人…、それぞれのひとりの時間との向き合い方を食を通して聞きます。

第二特集は「小豆島で農村歌舞伎を観てきました」。
島の人たちによる島の人たちの娯楽「農村歌舞伎」を通して、まかない・おもてなし弁当作りを含めた舞台裏や村の暮らしを見つめ、文化とコミュニティの関係について考えます。

ほか「何食べていきてる?」には、ラテンアメリカ文学の旦敬介と画家の門内ユキエ夫妻宅でのアフロブラジル料理、鶴谷香央理の漫画「元気が出るもの」などなど。

A5判112pages