カテゴリー別アーカイブ: 書籍

池田ハル 初単行本「裸のアヌーシュカ」

池田ハル「裸のアヌーシュカ」(青林工藝舎)¥1800+税

女の子をモチーフに、イラストレーターとして活動していた池田ハルが、2003年の「第五回アックスマンガ新人賞」の古屋兎丸個人賞受賞をきっかけに漫画を描きはじめ、10数年がかりで完成させた作品集、初漫画単行本!
連載分を大幅に加筆修正し、52ページの描きおろしを加えての完成版です。

作者が大好きなゴダールの「気狂いピエロ」の中のアンナ・カリーナを下敷きにしたモチーフやオマージュ、インスパイアされた物語が詰め込まれています。一般的な漫画のコマ割りとは違った、イラストブックのような構成もところどころにあり鉛筆で描かれたタッチが味わい深いです。

A5判212pages 初版300部でエディション入り。
タコシェでお求め分にはサインと特典のポストカードがつきます!!

発売記念の個展をパールブックショップ&ギャラリーさんで7/23まで開催。

石川次郎 Jirô ISHIKAWA「C’est comme ça」

石川次郎 Jirô ISHIKAWA「C’est comme ça」(Editions Matiere) ¥2130+税

2017年5月、横山裕一をはじめグラフックなコミックを発行するフランスのEditions Matiereから出た作品集。2009年にタコシェで発行した「GIRO」に次ぐ作品集で、新作「東京の夜」を含む9短編を収録。

仏訳は、夢野久作や内田百閒などの文学作品から児童文学、コミックまで手がけるパトリック・オノレ。

収録作品
PAPER ROOM
プリティ・ラブ
ふつう(NORMAL)
パール(PERLE)
誇大えすい〜X(SeXXXL)
チンコマン (L’HOMME-BITE)
乞食志願(UN FUTUR CLODO)
東京の夜(NUIT DE TOKYO)
なにしにきたんだっけ(QU’EST-CE QUD JE FOUS LA?)
●作家インタビュー

手描きとは思えない美しい描線の石川次郎作品のタッチを忠実に再現しながら、擬音などの描き文字も、シーンにあわせて作家の描き文字に沿わせてフランス語をルビ的に配置したり、別途、文字を作ってあてはめたりと、丁寧な作業でグラフィック美と原作の持ち味を最大限に発揮しています。

表紙もモノクロ画を独自に彩色、蛍光ピンクと金の描線が美しく、見返しも蛍光ピンクと金です。

15×21cm 168pages

金原みわ「日本昭和珍スポット大全」

金原みわ「日本昭和珍スポット大全」(辰巳出版)¥1500+税

さいはて紀行」(シカク出版)で、珍スポットとそこに息づく人々を暖かく描いた金原みわのが、昭和に誕生した珍しい場所を巡ったガイドブック。

全国各地の遊園地、博物館、温泉、旅館、遊戯施設、各種商店、飲食店、映画館、雑居ビル、歓楽街など、種々雑多なスポットを巡り、かろうじて昭和の終わりに生まれた平成育ちの筆者が『懐かしさ』を覚えるのでなく、はじめて見つけたような「斬新」さを感じる”物件をレポート。

panpanyaの「足摺水族館」のモデルになった足摺海底館、UFO遭遇体験をメニュー化した食堂、地盤沈下で傾く店に主人も客も体を適合させて持ちこたえている蕎麦店、96才の看板娘のいる競技場etc, スポットを紹介しながら、著者ならではの視点でそこに寄せる人々の想いにも心を寄せています。

懐かし自販機ハンター魚谷裕介との対談も収録。

A5判128pages

佐藤直樹「秘境の東京、そこで生えている Unexplored Tokyo: There, it has grown」

佐藤直樹「秘境の東京、そこで生えている Unexplored Tokyo: There, it has grown」(東京キララ社)¥3800+税

アートディレクター、グラフィックデザイナーとして長く活躍し続けてきた佐藤直樹が、2013年頃より木炭で身近な植物を描きはじめた「そこで生えている。」シリーズ。

子供の頃、無心に絵を描いていたのが、誰かに見られる事を意識してから、何かを失い元に戻れなくなった作者が、改めて「それ」を意識したのは、思春期の一時期を過ごした荻窪を歩いていた2011年。「それ」はただそこに生えるように存在しており、その直後に、大地は大きく揺れた。

そこにただ生えているものを描くことで、描いて描きまくれば、それが何かわかるようになるのだろうか?あちこちに、生えているいろいろなものを感知しては描き続け、とまらなくなってしまっている、増殖中の作品の記録、第一弾。

84mに達するパノラマ作品や、30mを超える新作など、全長150mを超え日々進化を続ける作品群の大規模個展が、アーツ千代田 3331にて2017年4月末に開催される。

図録を兼ねた画集として出版される本書は、220mm四方の紙面に作品群を再配置、躍動感溢れる筆致を手に取り観ることができる待望の第一画集となる。

巻末には、水沢勉、円城塔、宇川直宏、原田マハによる寄稿・対談を収載。作品へのレスポンスとしての挿文、アートとデザイン、創造の衝動、絵画史をめぐる対話・論稿など、増殖する作品群と並走するテキスト群を収めた。今日の表現活動に横たわる前提をほぐし、新たな視座をもたらす一冊。

22cm×22.3cm 160pages

早稲 Zao Dao「松風 Song of Sylvan」

早稲 Zao Dao 「松風 Song of Sylvan」(三楽冊店)¥4000+税

中国人アーティスト早稲(Zao Dao)の台湾版画集。

自らを獣あるいはゴーストと称するし、山と犬を絵を愛するアーティスト・早稲が2013年~15年に制作した最初のアートブックの台湾版で、山からやって来た若き剣士の冒険譚。
大判のページに、筆を使った独特のタッチで描かれた雄大な自然、躍動感あふれる戦い、えもいえぬ表情がスケールの大きな物語を紡ぎだします。
(後書きなどに繁体中国語のテクストがありますが、本文は絵のみ)

●Zao Dao 早稲
90年、中国広東省生まれる。本名がありきたりで他人と区別がつきにくいので、早稲の収穫期に生まれたことからこの筆名を用いるようになった。
子供の頃から絵を描き、中国の伝統的な様式やモチーフに加え、松本大洋、水木しげる、大友克洋などの漫画、さらにはメビウスのBDなどに影響を受け、独自のスタイルを確立。
主にWeiboで2011年から作品を発表し、多くのフォロワーを獲得。最初の本4000部は半日で完売した。

26.5cm×37.9cm 上製 120pages (三楽冊店編集企画)

ただいま品切中につき、ご予約を承っております。次回入荷は5月中旬の予定です。通販で他の商品と一緒にご注文の場合、揃ってからまとめての発送となりますので、ご了承願います。

Facebookに作家が公開したトレーラーもご参照ください。(BGMつきです)

本作とは直接関係ありませんが…早稲の手描き漫画ノート。2015年9月に彼女のアトリエを訪れた取材者によるもの。