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紙とインクの同人誌 CDT 03「料理」

紙とインクの同人誌 CDT 03「料理」 ¥1200+tax

字とタイポグラフィを愛する、TDC (東京タイプディレクターズクラブ)の同人誌。
編集長 は毎号交代、1 冊 1 テーマ、発行は不定期、定められたフォーマットはなし、という不思議な自由冊子です。

3号のテーマは、「料理」。

編集長と表紙イラストレーションを仲條正義、デザインを立花文穂が担当。

執筆は TDC 会員の栗 林和夫、長谷川踏太、平林奈緒美、有山達也、葛西薫、松本弦人、北川一成、菊地敦己、立花文穂、 浅葉克己、佐藤可士和の 11 名に加え、ゲスト寄稿者に Stanley Wong 氏、穂村弘氏、平松 洋子氏、長島有理枝氏、皆川明氏を迎え、エッセイ、レシヒ、回想録、 絵など各人各様の料理考を収録。

家に伝わるレシピを拝借した調理のコツやキモがわからないままに伝授する秘伝料理エッセイや、デザイナー目線での皿洗いや道具の機能美、生きる力を子に伝える料理と食卓…と、一味違う、おいしいラインナップになっています

A5 変形36pages アイレント中綴じ

絵:小磯竜也 / 文:永原真夏  絵本「ざぶーん さぶーん」


絵:小磯竜也 / 文:永原真夏  絵本「ざぶーん さぶーん」(G.O.D Records)¥1818

木でできた現具のイルカが、ある日、突然、家を飛び出して空を飛んだり、山に登ったり、海の底を泳ぎまくり、色々な生き物やモノに出会いながら、サウンドスケープを描いてゆきます。
タイトルのように、力づよく、さぶーんさぶーんと自然の音、生き物たちの鼓動が響いてきます。

歌手の永原真夏と、画家/デザイナーの小磯竜也による共作絵本。

これまで永原さんの音楽作品のジャケットやデザインを小磯さんが手掛ける形でコラボをしていましたが、今回の絵本では、まず小磯さんがすべての絵を仕上げ、その絵を見て永原さんが音=テクストを作りました。
真っ白な紙に言葉と絵を使って即興演奏をするように出来た一冊。
テクストはかな書きなので、お子さんから大人までお楽しみいただけます。絵本を開いて、リズムやノリを体感してください。

21cm x 21cm 28pages
イルカの塗り絵つき

2021年8月に開催した絵本の原画展の様子>>>>


青山希望 リソグラフ初作品集「The Sphapes of the Heart」

青山希望 リソグラフ初作品集「The Sphapes of the Heart」(NEUTRAL COLORS)¥3500+tax

完璧な丸、分裂して直列する惑星、円にささる三角、飛び跳ねる球体など、“こころのかたち”を一日一枚描き、リソグラフで刷り出した限定500部の作品集。

作家が手描きで生み出した、色や形をリソグラフの色域で新たな解釈を試みています。
本文は袋とじですが、中に3枚紙を変えて刷られた作品が鋏込まれているので、見て、触れてお確めください。

表紙は箔押し、クロス装のハードカバー。

◯青山希望 あおやま・のぞみ
94年生まれ。問うk票芸術大学デザインか卒業。
岡本一宣デザイン事務所、NOSIGNER株式会社を経て、2021年にグラフィックデザイナーとして独立、ロゴやパッケージのデザインをはじめ、ブランディングデザインをメインに活動。
希望部数のハンドメイドのアートブック出版レーベル non Editionsを同時に主催し、アートブックの創作活動も行う。

195mm × 133mm 96pages  Japanese/English
特典カードセット(4枚入り)つき

塙将良 「たのしい怪獣図鑑」

塙将良 「たのしい怪獣図鑑」(トランスポップ)¥1000+tax

ライフワークとして、毎日、創作怪獣を描く塙将良。
作品は、不定期に発行される自主制作本「MONSTERS」に発表され、いまも増殖中。

こちらは、そんな怪獣を得意とするアーティストによる怪獣解剖図。
昭和の少年雑誌のような2色刷りで、不思議な怪獣とその中身を描写しています。

A5判28pages(表紙含む)
墨+蛍光ビンクor蛍光緑の2色刷りです。

しりあがり寿「板絵 patinting on wood」

しりあがり寿「板絵 patinting on wood」(さるやまハゲの助)¥1500+tax

グループ展のために用意された、ドローイングは貼るためのパネル(板)に、間違って直接、絵を描いてしまったことからはじまる、しりあがり寿の板絵。
紙と違った、板や木目の存在感が絵と重なり干渉してもたらす不思議な印象から作家は板絵の可能性を追求しはじめます。

板に1コマ漫画風の作品を描く、
描いてはヤスリで削って描いて削って、残像を重ねる
ワビでもサビでもデカダンスでもヘタウマでもない「劣化」をテーマに、板ごと作品を劣化させるべく、削るだけでなく焼いてみる….

劣化を肯定的に作品に反映させるために、様々なモチーフや加工を試みる中で、奇しくも世界もウィルスの感染拡大で劣化しながら
出口を探して試行錯誤する….そんな自分を含めた人々の葛藤や逡巡をまた作品に描き….と、作家と板と社会が織りなすアートの歴史2013年〜現在までが記録されています。
約180作品を収録。

A5判100pages
編集・装幀 あきやま みみこ