2022年6月11日(土)〜6月26日(日) ※水休み
市場大輔の個人アート誌「テトラヒドロカンナビナール」発行にあわせた美人画展です。
最終ページに一点一点異なるイラストを描いてサインを入れた新刊をはじめ、自身の画集に上書きしたお手製アートブック「BADADOOR ナイトメア」、シルクスクリーンを使ったアート出版Le Dernier Cri(フランス)制作のポスターや生写真も販売します。
【書籍】テトラヒドロカンナビナール
B5判100pages ¥2500
「モドゥコン」とは「モディフィケーション・コンベンション(身体改造世界大会)」の略。
世界最大の身体改造ホームページBME が主宰する、 過激な身体改造 に特化した招待のみの大会で、1999年から3年続けて開催され、02年に『モドゥコン・ブック』が出版されました。
現地で取材にあたったケロッピー前田さんは、BMEを主宰するシャノン・ララット氏から日本での出版を提案され、モドゥコンに関する記事を寄稿した『BURST』の出版元コアマガジンに持ちかけたものの、出版不可と判断されたため、自らが翻訳&自費出版することで2003年に刊行されました。
長く品切れ状態でしたが、このたび新規カラー16ページを加えた増補完全版として復活。
男性器から火を吹き、指や手足を切断し、性器を完全除去する実践者たちのインタビューから、切除した男性器の調理法や身体の各部位への生理食塩水注入、インプラントやスプリットタン、ボディサスペンションなどの90年代以降に広まった身体改造を詳しく解説、世界的な身体改造ブームの火付け役となった決定版です。
アイボールタトゥー 、マグネティックインプラント、マイクロチップ、トレパネーション、ベーグルヘッド、ゼンタスティック、ウヴァティアール、ペインオリンピックなどを加え、2020年代 の最新の身体改造事情にまで繋がる情報を網羅しています。
今回はその出版を記念して、作品展示を含めたモドゥコン・フェアを開催いたします。一般書店やアマゾンなどでは扱えない禁断の書「モドゥコン・ブック 増補完全版」、ぜひ当店にてその現物をご覧ください。
【ケロッピー前田さん 在店アワー】
6月5日(日) 15:00 -17:00
6月10日(金) 18:00 – 20:00 (最終日)
◯ケロッピー前田
1965年東京都生まれ。千葉大学工学部卒、白夜書房(のちにコアマガジン)を経てフリー。世界のカウンターカルチャーを現場レポート、若者向けカルチャー誌『BURST』(白夜書房/コアマガジン)などで活躍し、海外の身体改造の最前線を日本に紹介してきた。その活動は地上波の人気テレビ番組『クレイジージャーニー』で取り上げられ話題となる。
著書に『クレイジートリップ』(三才ブックス)、『クレイジーカルチャー紀行』(KADOKAWA)、責任編集『バースト・ジェネレーション』(東京キララ社)、『縄文時代にタトゥーはあったのか』(国書刊行会)など。
※6月8日(水)はお休みをいただきます
※手指消毒やマスク着用など、感染予防にご協力願います。
2021年5月22日(土)〜6月4日(金)
注目のイラストレーター・漫画家の中村一般が、アーティストとして独立する以前のゆらぐ日々の中で描いたマンガをまとめた作品集「僕のちっぽけな人生を誰にも渡さないんだ」の自家出版を記念して原画展示を行います。
twitterでの「ダックスフントを探せ」や、地元・三軒茶屋を舞台にした漫画「祖父母が営んでいた居酒屋の思い出」「こしあんぱんとグラフィティ」などで注目が高まるイラストレーター・漫画家の中村一般。
大学を卒業後にアルバイトやニートをしながら絵を描いていた何ものともつかない2019から20年の間──奇しくも、パンデミックによってすべての人にとって特別な時期となった──に、目にしたうつろいゆく景色を描きとめた作品集が「僕のちっぽけな人生を誰にも渡さないんだ」です。
遠くに見えるオリンピックを控えて建築中のビル、家とバイト先の途中のアスファルトの隙間に咲く花…やがて思い出となり、消えてゆくものたちを愛情を込めて丹念にペンとコピックで描写しています。
「この本は、2019年から2020年にかけて、私がほぼ毎日日記のように描いていたマンガの、まとめ本になります。
その日出会ったものを、1ページから6ページくらいにまとめ、コピックとペンで描いていました。
2019年は仕事がうまくいかず落ち込んでいたり、2020年はバイトを辞めてニートになっていた時期に描いていたので、一見ちょっと寂しい雰囲気のマンガですが、私は自分の「書き残しておきたい」と思ったワンシーンがほぼそのままの気持ちで書き残せたと思うので、『僕のちっぽけな人生を誰にも渡さないんだ』はとても大事な本になります」
中村一般「僕のちっぽけな人生を誰にも渡さないんだ」
A5判116pages オールカラー ¥1800+tax *会期中サイン本を販売いたします。
美学校 根本敬クラス「特殊漫画家-前衛の道〜商業漫画と特殊漫画-そのあいだ」レコジャケ展
4月3日(土) – 4月16日(金)
1969年に、学校とは違う美術や音楽の学びと実践の場として設立された美学校。そのロゴをデザインした赤瀬川原平をはじめ、様々なアーティストを講師に迎え、多くの表現者を輩出してきました。
その中で「特殊漫画家-前衛の道〜商業漫画と特殊漫画-そのあいだ〜」クラスを受け持つ講師・根本敬と、受講生・修了生、さらにスペシャルゲストに伊藤桂司、東陽片岡を迎えてのレコードジャケットやZINEの展示販売会を開催いたします。
参加アーティスト:リキヤ、松田光市、中田真生央、出川ケイスケ、田中紀衣、本間洋、セキネトモコ、Zohre Miha、Masaru Kaido、根本敬
Special guest:伊藤桂司、東陽片岡
*画像は参加アーティストのリキヤと松田光市によるコラボ作品です。
2019年3月30日(土) 15:00〜
中原昌也、作家デビュー20周年を記念してのリミックス小説「虐殺ソングブック remix」と、新作小説「パートタイム・デスライフ」の発売を記念して、タコシェにてサイン会を行います。
同書をタコシェでお求めの方に、サイン会整理券をお渡しします。サイン会当日に整理券とお買い上げいただいた本をお持ちいただくか、本の購入をお願いいたします。2冊お求めのうえ、サイン会に参加のお客様に特典をご用意の予定です。
※開始時間は3時からですが、作家の体力と時間が許す限り、続く予定です。当日はtwitterで、状況をお知らせいたします。
中原昌也の作家デビュー20周年を記念して、氏の過去作品をさまざまなアーティストが“リミックス”した小説集「虐殺ソングブック remix」が3/26に発売となります。
参加作家は、曽我部恵一(サニーデイ・サービス)、やくしまるえつこ(相対性理論)、OMSB(SIMI LAB)、町田康、高橋源一郎、柴崎友香、朝吹真理子、三宅唱、五所純子、湯浅学。表紙はデビュー作「マリ&フィフィの虐殺ソングブック」のカバーをコラージュアーティスト河村康輔が“リミックス”。
また新作小説「パートタイム・デスライフ」も同時期3/23に刊行されます。完璧に管理された職場から逃亡したパートタイムの男に次々と襲いかかる正体不明の暴力を描いた小説で、巻末には青山真治、小山田圭吾、椹木野衣がそれぞれ中原を紹介する「中原昌也の世界」が特別収録されます。
中原昌也「虐殺ソングブック remix」目次
I remix edition
待望の短篇は忘却の彼方に(町田康 tabure remix)
独り言は、人間をより孤独にするだけだ(OMSB’s “路傍の結石” remix)
子猫が読む乱暴者日記×レッド、イエロー、オレンジ、オレンジ、ブルー(柴崎友香 Kittens remix)
天真爛漫な女性(曽我部恵一 “Tell her No” remix)
怪力の文芸編集者×誰も映っていない(朝吹真理子remix)
「待望の短篇は忘却の彼方に」文庫版あとがき(三宅唱 “小日本” remix)
鳩嫌い(五所純子 tinnitus remix)
子猫が読む乱暴者日記(湯浅学 “博愛断食” mix)
「中原昌也 作業日誌 2004→2007」(やくしまるえつこ “type_ナカハラ_BOT_Log” remix)
「中原昌也 作業日誌 2004→2007」(高橋源一郎 “こんな日もある” remix)
II Original version
待望の短篇は忘却の彼方に
独り言は、人間をより孤独にするだけだ
路傍の墓石
子猫が読む乱暴者日記
天真爛漫な女性
怪力の文芸編集者
誰も映っていない
「待望の短篇は忘却の彼方に」文庫版あとがき
鳩嫌い
「中原昌也 作業日誌 2004→2007」(抄)
中原昌也(なかはらまさや)
70年、東京都生まれ。「暴力温泉芸者」名義で音楽活動の後、「HAIR STYLISTICS」として活動を続ける。著書に『マリ&フィフィの虐殺ソングブック』『知的生き方教室』ほか多数。