カテゴリー別アーカイブ: 漫画

大横山飴「落ちない雨」

大横山飴「落ちない雨」(茜新社)¥1296+税

ジャンル的には成人漫画になりますが、その詩的表現や文学的描写で注目を集める大横山飴のデビュー作を含む初作品集。
“成年向けでの仕事はこれでおしまいになると思う”と作者自身が発言しているので、貴重な初期作品群になるかも?!

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やわらかな鬼才は土と精液のにおいをエロ漫画に持ち込んだ。

学生時代のざらりとした性欲を描いたデビュー作「雨宿りの人」をはじめ、
7作品240Pに作品解説を加え収録した初作品集。

【収録作品】

『雨宿りの人』
『the backseat of she』
『ゆらゆら』
『夜の想い』
『夕暮れに帰った日』
『ずっといっしょ』
『最近あったこと』

A5判240pages 茜新社


菜央こりん(漫画)うさぎいぬ(文章)「私たちのアツいストリップ活動! 踊り子とリボン編」

菜央こりん(漫画)うさぎいぬ(文章)「私たちのアツいストリップ活動! 踊り子とリボン編」¥1300+税

スト活(ストリップ活動)に、はまったアラサー女子二人による同人誌。

レポ漫画でストの魅力を発信してきた菜央こりんと、取材やインタビューでストリップの世界を伝える、文章担当のうさぎいぬが踊り子MIKAさんとそのファン新井さん(仮名)の双方を取材。

MIKAさんの、ストリップの道に入ったきっかけ、踊り子に向いてないのじゃないかと挫折しそうになったこと、先輩にあたるお姉さんや、踊り子仲間や後輩たちのこと、ステージでの演目や演出について…などこれまでのキャリアについてロングインタビュー。

体を壊して、ファンへの挨拶や説明もないまま舞台から離れながらも、復活を心に誓って劇場に戻ってきたエピソードは
、ファンの新井さんがMIKAさんの復活を信じて、(ショーのクライマックスで投げる)リボンの練習に励んでいた後に続くエピソードとリンクして感動的。

プライベートでは接点のない、踊り子さんとファンの劇場での暖かい交流や信頼関係に、男女を問わず多くの人をひきつけるストリップの魅力が垣間見えます。ぜひ、MIKAさんや新井さんの、言葉や佇まいからその感動に触れてみてください!

もともとコピー誌だったものに、MIKAさんも参加した空中パフォーマンスに特化したライブシアター栗橋の「空中大会」
のゴージャスなショーの漫画レポも加わり、オフセット印刷製本したものです。

A5判70pages

界 賀邑里 漫画「滅不途WEB総集編版」第九話〜番外編・一万面鏡堂集

界 賀邑里 「滅不途WEB総集編版」第九話〜番外編・一万面鏡堂集 ¥926+税

ホラー系イラストレーター界賀邑里が、イラスト仕事や展示や販売用作品とは別に、作業の合間に描いてwebに発表した怪奇ホラー漫画をまとめたもの。

現在、自主制作中で3巻まで発表している「帰らずの雨」にも登場し、数奇な運命を背負うヒロインの出生に立ち会い、狂言回し的役割を果たす謎のホームレス一尾が遭遇する数々の怪奇を描いた短編を集めたもので、作品はストーリーものもあれば、ある情景を描いた数ページのものも。

今回は、登場するなり地獄崇拝者に惨殺された、残念なロックミュージシャン鷺速が、webに公開後、好評だったため、番外編として生前のエピソードを執筆したところが70ページの読み応えある作品となっています。
9〜11話+番外編の構成。
巻末に、登場人物の紹介つき。

A5判98pages

あるびの 漫画「マユミの肉」モノクロイラスト集「サイレンス」

あるびの「マユミの肉」 ¥500+税

グロテスクやカニバリズムや病みへの偏愛を描くあるびのの短編漫画。

生身の少女たちの肉を供するレストランで働く私とマユミさん。
特別な肉を提供するために、ハーブを食べたりセルフプロデュースも完璧なマユミさん。欠損した体の二人は夜になると抱き合って眠り、思慕の念を募らせる。ステージにあがり、互いの肉を噛みあうショーの最中に好きな人の肉体を独占できる恍惚を感じた二人はやがて、どちらかが死んだときに、残った一人がその肉を食べることを約束する…。
※カニバリズム・内臓(切り売り)・噛み千切り等不快に感じる描写が含まれる可能性があります

A5判32pages


あるびの モノクロイラスト集「サイレンス」¥500+税

グロテスクやカニバリズムや病みへの偏愛を描くあるびののモノクロ作品集。
これまでに発表したイラストを修正加筆してまとめたもの。

A5判24pages
※不快に感じる描写が含まれる可能性があります

木版漫画 藤宮史 「羅生門」

木版漫画 藤宮史 「羅生門」(黒猫堂)¥602+税

木版漫画の藤宮史、久々の新作。
年齢的なものからくる心身の不調に加えて遠距離介護のために完成までに2年以上の歳月をかけた短編。

芥川龍之介「羅生門」を原作に、平安時代、天変地異や基金で荒廃した都の羅生門と、そこに打ち捨てられた身寄りのない者たちの遺体、さらには死者から髪の毛を奪う老婆、その老婆を身ぐるみはがす下人の姿が、木版画で描写されています。

木版に刻まれた、雨の中の羅生門や薄明かりの中に並ぶ死体がオイリーな香りのする墨色インクで強く暗く刷り込まれています。

B5判40pages