年末年始の営業について

年末年始休業 2023年12月30日(土)〜2024年1月4日(木)

皆様のおかげで、2023年の営業を無事に終えました。実店舗、オンラインストアにご来店のお客さま、納品や展示でお世話になった皆様、どうもありがとうございました。

新年は5日より営業いたします。どうぞよろしくお願い申し上げます。

丁柏晏 個展 沿路的夢話 Roadside Daydream

2023年12月2日(土)〜12月15日(金)

※初日に作家が在店します。

14:00〜17:00(休憩)18:00〜20:00
17時から18時まで、取材対応や休憩のため席を外します。
19:00頃より、丁さんを囲んでオープニングパーティを行いますので、皆様お気軽にご参加ください。画集を編集・発行し本展を企画したMangasickさんも丁さんとともに在店します。

台湾で、画家/漫画家として今もっとも精力的に活動する、丁柏晏さんの画集「沿路的夢話  Roadside Daydream」を記念して、タコシェで個展を開催します。

丁さんは、88年生まれ。高雄師範大学で美術を専攻し大学院まで、アカデミズムの中で絵画制作に打ちこんでいましたが、大学院の後半にインディ漫画やzineに出会い、その自由な表現に魅せられて、絵画制作と並行して、鉛筆で漫画を描いてzineにしてMorning Anxiety 日安焦慮の別名で発表するようになりました。二つのジャンルを往復し相互に影響を与えながらキャリアを重ね、今年もSlowork publishingから出版された『2073年的電子玩具』が金漫奨・漫畫賞を受賞するなど2つのジャンルで評価を得てきました。

初の本格的画集となる「沿路的夢話  Roadside Daydream」は、画業最初期の2013年から2023年の作品を収録し、彼の自主制作作家/漫画家としての活動を応援してきた台北の書店・画廊Mangasickから出版されました。テーマやモチーフごとに8つの章からなる作品集は、本文の紙をマット紙とコート紙を使いわけ、特色を使って印刷したり、豆本を綴じ込むなど、作品ごとの持ち味を最大限に引き出しています。

また、今回の来日に合わせて、丁さんがフランス・アングレーム滞在をベースに創作、自費出版した「來自夢次元」の翻訳本「夢次元からやってきた」としてMangasickから出発されました。日安焦慮名義での初の日本語コミックとなります。来日直前に本が出来上がったため、ご紹介が遅くなりましたが、こちらは、創作に行き詰まった漫画家青年が、やっとのことでひねり出したキャラクターが紙から飛び出し、夢や意識の深層から作品を描くようにと次々に要求し、主人公が作品を描き続けると…というお話で、だんだん現実と自身の夢や妄想、奇異な出来事の境目がわからなくなってくる感覚に追い込まれて行くような…

 

編集・発行元のMangasickさんによる、作家・作品紹介

画家として創作活動を始めたものの、丁柏晏(Ding Pao-Yen)はここ数年、漫画に重心を置くようになって、自費出版された漫画「Road to Nowhere」が2019年にフランスで商業出版されたり、2022年に刊行された台湾での商業デビュー作「2073年の電子玩具」も、今年の金漫賞で「Comic of the Year」を受賞した。

本人は「絵画の制作を怠けたな」と、後ろめたさを感じていたようだが、傍から見ると全然そんなことはなく、むしろ、そろそろ画集を出した方がいいのでは?と思って企画を提案したところ、OKを頂いた。

そして、私たちは画集の編集作業で、丁柏晏がこの十年間に制作した作品の膨大さを実感しただけでなく、二箇所同時開催の出版記念展で展示した、コロナの只中に描いた作品は、これから東京・大阪に巡回する余裕があるくらいの点数だった。

明らかにポップカルチャー(SF映画、ゲームなどなど)から絵のモチーフを取り入れる作家さんなのに、彼の絵はまるで親に全然似ていない子供たちだ。大人が作ったスタジオに潜入して、セットと道具を改造して遊ぶような無口な子だ。

そういう作品には、データベース消費の痕跡がほぼない。大衆がすぐ共感できるものではない。とはいえ、多くのオルタナ的な作品と比べば、じめじめや感情の抑圧/爆発は極端に少ない方だ。

初期から描かかれている、宇宙の真空と惑星の荒れた大地という彼の世界観の原風景は、絶対的に絶望な心象というより、自嘲交じりに孤独と焦慮(彼の漫画は正に「日安焦慮」(焦慮よこんにちは)というペンネームで発表してきた)を、静かに分解する装置のように見える。

日常にあるヘンテコさに着眼しながらも、別に社会に何かを訴えたいか自分の意志を語りたいから創作をするわけではない、というのが、もしかしたら台灣オルタナの流派のひとつかもしれない。

この流派の人たちが求めるのは、人気が少なくて休憩・ぼーっとできる場としての創作物だと思う。それが、薄っぺらい作品を生み出せる危険性は確かにあるが、その危険性を越えた先に丁柏晏の世界が存在することに、すごくほっとした。造形から台湾っぽさを感じられないけど、じっくり見ると、彼の絵ほど台湾の青年の内面を垣間見させるものはないのだ。

 

 

※2024年年頭に、大阪シカクさんで巡回展の予定

みなはむ 『よるにおばけと』原画展

2022年12月17日(土)〜12月30日(金)
12:00-20:00   休・水曜

みははむさん初の絵本「よるにおばけと」(ミシマ社)の発売を記念しての巡回展として、弊店nにて原画の展示を行います。

期間中に作家在店アワーもあります。詳細は日程が決まりましたらtwitterでお知らせいたします。

関連グッズに食わせて、クリスマスからお正月にぴったりの贈物みたいな、みなはむさんとタコシェ制作のオリジナルグッズをご用意いたします。どうぞお楽しみに☆

市場大介個展「テトラヒドロカンナビナール」

2022年6月11日(土)〜6月26日(日) ※水休み

市場大輔の個人アート誌「テトラヒドロカンナビナール」発行にあわせた美人画展です。

最終ページに一点一点異なるイラストを描いてサインを入れた新刊をはじめ、自身の画集に上書きしたお手製アートブック「BADADOOR ナイトメア」、シルクスクリーンを使ったアート出版Le Dernier Cri(フランス)制作のポスターや生写真も販売します。

【書籍】テトラヒドロカンナビナール
B5判100pages ¥2500

 

ケロッピー前田の「モドゥコン・ブック増補完全版」刊行記念フェア

「モドゥコン」とは「モディフィケーション・コンベンション(身体改造世界大会)」の略。
世界最大の身体改造ホームページBME が主宰する、 過激な身体改造 に特化した招待のみの大会で、1999年から3年続けて開催され、02年に『モドゥコン・ブック』が出版されました。

現地で取材にあたったケロッピー前田さんは、BMEを主宰するシャノン・ララット氏から日本での出版を提案され、モドゥコンに関する記事を寄稿した『BURST』の出版元コアマガジンに持ちかけたものの、出版不可と判断されたため、自らが翻訳&自費出版することで2003年に刊行されました。

長く品切れ状態でしたが、このたび新規カラー16ページを加えた増補完全版として復活。
男性器から火を吹き、指や手足を切断し、性器を完全除去する実践者たちのインタビューから、切除した男性器の調理法や身体の各部位への生理食塩水注入、インプラントやスプリットタン、ボディサスペンションなどの90年代以降に広まった身体改造を詳しく解説、世界的な身体改造ブームの火付け役となった決定版です。

アイボールタトゥー 、マグネティックインプラント、マイクロチップ、トレパネーション、ベーグルヘッド、ゼンタスティック、ウヴァティアール、ペインオリンピックなどを加え、2020年代 の最新の身体改造事情にまで繋がる情報を網羅しています。

今回はその出版を記念して、作品展示を含めたモドゥコン・フェアを開催いたします。一般書店やアマゾンなどでは扱えない禁断の書「モドゥコン・ブック 増補完全版」、ぜひ当店にてその現物をご覧ください。

ケロッピー前田さん 在店アワー
6月5日(日) 15:00 -17:00
6月10日(金) 18:00 – 20:00 (最終日)

◯ケロッピー前田
1965年東京都生まれ。千葉大学工学部卒、白夜書房(のちにコアマガジン)を経てフリー。世界のカウンターカルチャーを現場レポート、若者向けカルチャー誌『BURST』(白夜書房/コアマガジン)などで活躍し、海外の身体改造の最前線を日本に紹介してきた。その活動は地上波の人気テレビ番組『クレイジージャーニー』で取り上げられ話題となる。
著書に『クレイジートリップ』(三才ブックス)、『クレイジーカルチャー紀行』(KADOKAWA)、責任編集『バースト・ジェネレーション』(東京キララ社)、『縄文時代にタトゥーはあったのか』(国書刊行会)など。

※6月8日(水)はお休みをいただきます
※手指消毒やマスク着用など、感染予防にご協力願います。