カテゴリー別アーカイブ: 写真集

再入荷 珍奇世界社「オール見世物」

珍奇世界社「オール見世物」¥9800+税

珍奇世界社のカルロス山崎編集による、見世物小屋の雰囲気を満喫できる豪華ヴィジュアルブック。

実際の見世物小屋に掲げられ各地を旅した巨大な布製看板90枚をメインに、舞台に登場した蛇女、牛娘、女相撲などの芸人、双頭の動物の剥製など小屋の様子を伝える貴重な写真や書き起こした口上を収録。
大半のページは看板の形にあわせて観音びらきという豪勢なつくりで、98ページですが150ページ分くらいのボリュームがあります。

317×220mm上製、タイトル金箔押し 98pages

YOSHI YUBAI 弓場井宜嗣 「SAN FRANCISCO」

YOSHI YUBAI 弓場井宜嗣 「SAN FRANCISCO」(TINY SPLENDOR)¥3241+税

弓場井宜嗣による初写真集。
バークレーでリソグラグなどで少部数出版を手がけるTiny Splendorより出版。

サンフランシスコの書店City Lights Bookstoreで働いていたV.Valeが、 詩人のローレンス・ファーリングヘッティやアレン・ギンズバーグから100ドルずつ出資を募り77年に発行したアンダーグラウンドカルチャーを紹介する伝説的雑誌RE/searchに共鳴した広島出身のYoshiは、2002年にサンフラシスコにValeを訪ねる。
以後、同地に通ってRE/searchに長期滞在しながら、そのアーカイヴを見たり 彼らの仕事を目の当たりにしながら、
周辺の人々と交流する。そして、赤外線写真家アナ・バラッドとの出会いがきっかけとなり、フィルムでの撮影を開始し、後に日本で現像技術を学んだ。

Yoshiは、VICE JAPANへ寄稿したり、インディペンデントアートのリサーチをしながら、サンフランシスコの(危険な地域や夜間も含めた)ストリートに繰り出しては、景色や人々を撮り、2016年に東京アートブックフェアで知り合った、サンフランシスコとバークレーを拠点に出版を行うTiny Splendorより、本人立ち会いのもとリソグラフ印刷と製本を行い、本作を上梓した。

サフランシスコのストリートのエッジの効いた人物たちの姿を切りとった写真がリソグラフ印刷と相俟って、ザラついた質感で迫り来る。

本書は、80年代からサンフランシスコで活動し、2016年に他界した写真家チャールズ・ゲイトウッドに捧げられている。

序文 V.Vale(RE/Search Publications)あとがき Yosuke Konishi(NWN! Productions)。
26.7×18cm 60pages リング綴じ 120部限定

作品の紹介とイタビューはこちら>>>> 若き写真家が見る歪んだ世界vol.8 弓場井宜嗣

沼田学「築地魚河岸ブルース」

沼田学「築地魚河岸ブルース」(東京キララ社)¥2000+税

移転問題で注目される築地市場。
撮影に通ううちに、そこで働く人たちの人生が刻み込まれた沢山のいい顔に魅了され、その姿と表情を撮るベストアングルを見つけた沼田学。
働く人たちにとって馴染みの景色の一部になるべく、同じ時間に同じ場所に撮影機材をセッティングをし、カメラを構え、撮った写真をご本人に贈るうちに、構えず飾らぬ姿を写すようにーー。
それらの写真を集めての展覧会「魚河岸ブルース」が好評を博し単行本化が実現しました。
巻頭テキスト: 戌井昭人

A5判144pages

沼田学(ぬまたまなぶ)

1972年北海道生まれ。早稲田大学商学部卒。写真ワークショップコルプス修了。 雑誌編集やデザイン、音楽に興味がある学生時代を過ごし、たまたま授業の課題で扱うことになった写真に出会う。同時期に森山大道・倉田精二に影響を受け、以降写真ばかりを撮るようになる。
その後、ロックバンドのローディー、ライブフォトグラファー、肉体労働、アシスタントをなどを経験、思い切り遠回りして2003年独立。雑誌、書籍、広告、web、ムービーなどを中心にアンダーグラウンドな文化をドキュメントすることに軸足をおき、幅ひろく活躍している。
歌舞伎町のホストクラブを取材したシリーズ 「指名アリ」はCNNで特集され好評を得る。続く花街を取材したシリーズ 「赤線」は写真キュレーションサイト、フラクションマガジンで特集される。
現在は明治時代の写真術に影響を受けた技法で市井の人たちの一風変わったポートレートを撮るシリーズ「界面をなぞる」はアサヒカメラ2014年11月号ポートレート特集に掲載。展覧会は東京スポーツでとりあげられる。

梁丞佑 写真集「人」

梁丞佑「人」(Zen foto gallery)¥4630+税

梁丞佑による土門拳賞受賞後最初の作品集「人」は横浜寿町を舞台にした人々がテーマ。
受賞作の「新宿迷子」同様に、自身が街に飛び込み、路上の住人となり人々と交わる中で、その自然な姿、あるいは普段みせない表情を捉えています。

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神奈川県横浜市寿町。
横浜中華街から10分ほど歩いた所に存在する。
最初は話に聞いて何の気なしに訪れた。
いろんな国の言葉が聞こえ、さらに私が思っている日本像とはあまりに違う街の様子に「ここは日本ではない」と感じた。

撮りたいと強く思い、この街に通いつめるわけだが、しばらくは「ただ、見ていた」。隠し撮りをするという方法もあったのだが、それではなんだか気がとがめ、彼らと交わりたいと思った。
とりあえず、道に座って酒を飲んでみた。
彼らは私が煙草の吸殻を灰皿に捨てたら「変な奴だ」と言った。言葉も乱暴。しかし「分け合う」ことを知っていた。生活は貧しくても心は豊かであるように感じた。

こうして彼らと過ごす事3ヶ月。やっと、私に1人が聞いた。
「お前は何をやっている人間なんだ」と。
仕事もせずに日がな一日道に座っている事を、やっと奇妙に思ってくれたのだ。
満を持して私は言った。
「写真しています」と。そこから私の撮影が始まった。

ぎりぎりで、這いつくばるような、そうかと思えば、すでに全てを超え浮遊しているような、悲しさや寂しさ辛さとともに、幸せも楽しみも、悪意も善意も。
手に取るように感じられた。
「人が生きるということは…」
そう問われているように感じた。

ある日、コインランドリーの入り口で雨宿りをしていた一人の中年男性がいた。血だらけだった。「どうしたの?」と聞いたら、その男性は私の目を見て、
「だるまさんが転んだ…」とだけ繰り返した。温かいお茶を差し出したら、
「ありがとう」と言って、ただ握っていた。私がいるときには、飲まなかった。

日本には「だるまさんが転んだ」という遊びがある。
鬼が「だるまさんが転んだ」といって振り返ると、鬼に向かって近づいて来ていた人達は、動きを止める。もし動いている事がばれると、自分もまた鬼になる。

オレに構うな。

「だるまさんが転んだ」

もしかするとそういう事だったのかもしれないと今になって思う。

2017年現在、寿町は他のドヤ街と同じく以前の姿は消え、高齢化が進み、街の「境界」は曖昧になり他の街となじみつつある。

これらの写真は、2002年から2017年まで寿町で撮影したものです。  ーーー梁丞佑

profile
梁丞佑(Yang Seungwoo)
韓国出身。96年に来日、日本写真芸術専門学校、東京工芸大学芸術学部写真学科、
同大学院芸術学研究科メディアアートを修了。在学中より写真家として活動を開始し、2003年の在学中に米国International Photography Awards Other Photojournalism Section入賞。2008年にはキャノン写真新世紀佳作入選、2009年に東京都美術館にて開催された第34回「視点」への出品など、対象に深く入り込むスタイルを貫き、国内外で評価を得ています。
2017年土門拳賞受賞。

A4判112pages English/Japanese

都築響一 ROADSIDE LIBRARY vol.003 ベラミ

都築響一 ROADSIDE LIBRARY vol.003 「ベラミ」¥3500+税

都築響一の(品切れになったままの)過去の著書や、本になるべきなのに、誰もしようとしなかった作品を中心に電子書籍でお届けするプロジェクト『ROADSIDE LIBRARY』。
第3弾は『おんなのアルバム キャバレー・ベラミの踊り子たち』。
北九州市若松のグランドキャバレー・ベラミの歴史と、そのステージを飾った踊り子や芸人たちの写真コレクションです。

かつて日本一の石炭積み出し港だった北九州市若松で、華やかな夜を演出したグランドキャバレー・ベラミ。
元従業員寮から発掘された営業用写真およそ1400枚を高解像度スキャンして収録。2ギガバイト!というメガ・ボリュームのUSB版デジタル写真集となります。

ベラミ30年間の歴史をたどる調査資料も完全掲載。写真と共に発掘された当時の8ミリ映像が、動画ファイルとしてご覧いただけます。
昭和のキャバレー世界をビジュアルで体感できる貴重な画像資料!! マンボ、ジャズ、ボサノバ、サイケデリック・ロック・・・お好きな音楽をBGMに流しながら、たっぷりお楽しみください。

通常の電子書籍の常識を越えるボリュームを踊り子さんの写真入りのカード型USBに収録し、プラスチックケースにお入れしています。(ディバイスを選ばないので)プレゼントや海外へのお土産にもおすすめです。

PDFフォーマット 1409pages 2.0GB +動画3本(300MB)