カテゴリー別アーカイブ: ミニコミ

Jeffrey Cheung「Jeffrey Cheung 2016 Zine」

Jeffrey Cheung「Jeffrey Cheung 2016 Zine」(Tiny Splendor)¥926+税

あざやかな色彩と、コミカルなフォルムで男性を描くJeffery Cheungのイラスト集。

ほのかなミント色の厚紙に、7色のインクを使ってリソで印刷されています。

サン・フランシスコとバークレーに拠点を持つTiny Splendorからの出版。

203mm×140mm 16pages(表紙含む)

宮崎希沙「CURRY NOTE 2017」

宮﨑希沙「curry note 2017」¥185+税

カレー好き、zine好きで、毎年、手帳仕様のカレーのジンを作っているうちに、デザインの仕事に就き、カレー店のデザインも手がけるようになった著者。
とんかつDJアゲ太郎のデザインから、カレー本への寄稿、オーストラリア人たちとの自費出版など…カレーにも様々なレシピがあるように、仕事が多岐にわたるのに比例して、情報網が広がりカレー店めぐりもこのノートもますます充実。

8年目の今年は、2016年4月~2017年3月までに足を運んだ20のカレー店を紹介。見開きの反対側ページは読んだ人がメモを記入できる定番フォーマットになっています。

店やカレーのランクづけや蘊蓄はなく、自らのカレー体験を読者と共有し、楽しむ、
カレー愛にあふれる冊子です。

所在地ほか、欧風、印度風、和風などの分類と「辛さのの唐辛子マークといった基本データ以外は、お店の雰囲気やメニュー構成を含めてのカレー体験や感想が中心。
一人でサクっと入りたい店、大勢で行ってシェアしたい店、ヘルシー、ヴォリューミー、家庭風、スパイシーetc.と読みながら、目的や体調、エリアにあわせて、行ってみたい店、食べたいカレーのファイリングが頭の中ですすみます。

番外編では、名古屋、京都。
Topicでは、参加した書籍「カレー語辞典」、ウミネコカレーのzine、参加イベントや雑誌RiCEへのカレーコラム執筆など一年の個人的なカレーニュースを紹介。

最後に2010年、2011年,2012年、2013年、2014年、2015年、2016年版で紹介したお店リストとこれから行きたいお店リストがついています。

A6判52pages

再入荷 珍奇世界社「オール見世物」

珍奇世界社「オール見世物」¥9800+税

珍奇世界社のカルロス山崎編集による、見世物小屋の雰囲気を満喫できる豪華ヴィジュアルブック。

実際の見世物小屋に掲げられ各地を旅した巨大な布製看板90枚をメインに、舞台に登場した蛇女、牛娘、女相撲などの芸人、双頭の動物の剥製など小屋の様子を伝える貴重な写真や書き起こした口上を収録。
大半のページは看板の形にあわせて観音びらきという豪勢なつくりで、98ページですが150ページ分くらいのボリュームがあります。

317×220mm上製、タイトル金箔押し 98pages

80年代台湾を描いた漫画+イラスト Gao Yan 高妍「1982」

Gao Yan 高妍「1982」¥1800+税

かつての台湾の何でもない日常や景色を描いた漫画小冊子とA4判ポスター集。

10葉のポスターには、今は台湾では絶滅してしまった台湾豹虎や高砂豹の別名を持つ雲豹や台湾犬などの動物たち、ローカルでレトロな風物とともに人々が描かれています。

作者のGao Yanは台北出身のデザインを専攻する学生。96年生まれの彼女が、古書店で働いているときに「これは6年前の私たちーーー」という書き込みとともに1982年+台湾人の名前が記入された、アメリカの写真家パトリシア・シモンズのPortraits of Taiwan in the year of dragonをみつけたことから、歴史の上では特別な年ではない82年を中継点に、写真家の視点や息づかいを感じとり、かつての台湾の何でもない日々が積み重なって作られた歴史、歴史に記録されない日々や自分の知らない台湾に思いを馳せ、情緒豊かにポスターを描きます。

また漫画冊子では「雨」と題して、台湾でたくさん目にするスクーターの情景の中に父と娘の姿を描きます。亡き祖母への父の想いを察しながら、その死を思い出させる事柄には触れずに、二人乗りの父の背中に顔をうずめる少女の姿から、他愛ない日常の中に人々の歴史があることを語りかけてくれます。

台湾には、親が亡くなったときに婚約中の子供は100日以内に結婚するか、1年先まで待つという
ならわしがあるそうで、これに従って自身の両親が祖母の死から間もなく結婚し、やがて作者自身が誕生した経緯に、生と死の連鎖を感じつつ、漫画の中でも歴史の一部をなす、何でもない日常を詩的に表現したのだそう。

漫画冊子 17.5×12.5cm 16pages
ポスター 27cm×19cm 10枚
英訳ペーパー 28×40cm
活版印刷厚紙ホルダー入り 29.7cm×19.2cm ポストカードカードつき

YOSHI YUBAI 弓場井宜嗣 「SAN FRANCISCO」

YOSHI YUBAI 弓場井宜嗣 「SAN FRANCISCO」(TINY SPLENDOR)¥3241+税

弓場井宜嗣による初写真集。
バークレーでリソグラグなどで少部数出版を手がけるTiny Splendorより出版。

サンフランシスコの書店City Lights Bookstoreで働いていたV.Valeが、 詩人のローレンス・ファーリングヘッティやアレン・ギンズバーグから100ドルずつ出資を募り77年に発行したアンダーグラウンドカルチャーを紹介する伝説的雑誌RE/searchに共鳴した広島出身のYoshiは、2002年にサンフラシスコにValeを訪ねる。
以後、同地に通ってRE/searchに長期滞在しながら、そのアーカイヴを見たり 彼らの仕事を目の当たりにしながら、
周辺の人々と交流する。そして、赤外線写真家アナ・バラッドとの出会いがきっかけとなり、フィルムでの撮影を開始し、後に日本で現像技術を学んだ。

Yoshiは、VICE JAPANへ寄稿したり、インディペンデントアートのリサーチをしながら、サンフランシスコの(危険な地域や夜間も含めた)ストリートに繰り出しては、景色や人々を撮り、2016年に東京アートブックフェアで知り合った、サンフランシスコとバークレーを拠点に出版を行うTiny Splendorより、本人立ち会いのもとリソグラフ印刷と製本を行い、本作を上梓した。

サフランシスコのストリートのエッジの効いた人物たちの姿を切りとった写真がリソグラフ印刷と相俟って、ザラついた質感で迫り来る。

本書は、80年代からサンフランシスコで活動し、2016年に他界した写真家チャールズ・ゲイトウッドに捧げられている。

序文 V.Vale(RE/Search Publications)あとがき Yosuke Konishi(NWN! Productions)。
26.7×18cm 60pages リング綴じ 120部限定

作品の紹介とイタビューはこちら>>>> 若き写真家が見る歪んだ世界vol.8 弓場井宜嗣