日別アーカイブ: 2011 年 11 月 29 日

注目の創刊 音楽誌アルテス VOL.O1 2011 WINTER「3.11と音楽」

アルテス1

アルテス VOL.01 2011 WINTER 「3.11と音楽」(アルテスパブリッシング)¥1365

2007年に創業した、音楽を中心とした出版社アステスパブリッシングが新しいタイプの音楽誌を創刊。たっぷり紙幅をとって質の高い評論や批評、研究を掲載する季刊ペースの音楽言論誌を目指すそうです。
単なる音楽誌でなく、強いて言うなら音楽を語りながら、社会、世界、歴史などあらゆる事を語る新しい雑誌。そして、創刊号の特集は「3.11と音楽」
目次

「3.11と12.8」片山杜秀
〈シンポジウム 3.11芸術の運命〉
「芸術はなおも「頑張る物語」を語り得るか」岡田暁生
「死者のまなざしの中にみずからを置くこと」吉岡洋
「電気エネルギーはすでにわれわれの身体の一部であるーー中部電力芸術宣言について」三輪眞弘
討論 岡田×三輪×吉岡「いま、「癒し」を超える芸術は可能か」
「それでもなお、ためらうことーー“hesitation”と/の芸術」太田純貴
〈インタビュー〉
「明日の見えない時代に、耳を澄ます」坂本龍一
「音楽の働き、ラジオの役割」ピーター・バラカン
「問いかけながら道をいく」高橋悠治
〈特別寄稿〉
「「音楽に何ができるか」と問う必要などまったくない」佐々木敦
「神楽・民俗芸能と東北復興」三上敏視
〈特別インタビュー〉
「福島ときも北沢 “まつり”は自分たちの手で」大友良英

–以下は連載や小特集
[Re: music…〈音楽へ──〉]
大石始:まつりの島 La isla de carnaval(1)
濱田芳通:歌の心を究むべし(1)
おおしまゆたか:アラブ、アイルランド、アメリカをめぐる
音楽の旅(上)
鈴木治行:イマジナリア(1)
ト田隆嗣:Suara, macam2(スアラ・マチャム・マチャム)
音声、いろいろ(1)
[連載]
輪島裕介:カタコト歌謡の近代(1)
川崎弘二:武満徹の電子音楽(1)
石田昌隆:音のある遠景(1)
[クロニクル]
毛利嘉孝:スケッチ・オブ・下北沢(1)
[フィクション]
山崎春美:ロッカウェイビーチ[1]
Onnyk:ゴースト[上]
[研究]
李京粉:日本のユン・イサン(上)
[追悼──中村とうよう]
荻原和也:反権威を貫いた最高の水先案内人
三井徹:『ニューミュージック・マガジン』創刊までのこと
[著者エッセイ]
加藤典洋:「売れ筋」とはなにか
──桑田佳祐と非西欧的自己批評の可能性
長谷川町蔵:ミックステープ・アルバムが音楽業界を変える
椎名亮輔:デオダ・ド・セヴラックをめぐる人々
[書評]
谷口文和:クリストファー・スモール『ミュージッキング』
金子智太郎:Salome Voegelin, Listening to Noise and Silence
デザイン:宮一紀
編集協力:公魚(渡邊未帆・高橋智子)
書画:松井由香子
表紙写真:鈴木淳哉

A5判256P 2011.11.25

パラパラブック「クリスマスの足音」

クリスマスの足音

パラパラブック「クリスマスの足音」(青幻舎)¥1260

クリスマスがテーマのパラパラブック。 クリスマスの小さな贈り物にどうぞ!
まるでサンタクロースになったみたいに高速ソリで光蠢く森を抜け、夜空をひとっ飛び!といった景色が、ページをパラパラめくると飛び出します。そして、光集まるその先から小さな鈴の音が! ページの最後に小さな鈴がついていてリンと鳴ります。
40×100×23mm 95P スリーブケースつき

クリスマスの足音

幻燈12

幻燈12

幻燈12(北冬書房)¥1680

目次
「おつかい」うらたじゅん
「或る押し入れ頭男の話・公園」藤宮史
「階段町の人々・風」 おんちみどり
「雪中記」安部慎一/西野空男
「私ノ青ヒ塔ノ中ニ誰ガイルノ」山田勇男
「胡桃だより(一、二)」木下竜一
「仕掛りの家」甲野酉
「雨に濡れた慕情」角南誠
「わたしのいない世界・温水池」藤宮史
「夏至」海老原健悟
「福助小咄」川勝徳重
「重力」斎藤種男
—–
「五・七反原発デモ逮捕・勾留記」大麦ジョージ・大麦ロコモコ

A5判220P 2011.11.14

幻燈12

幻燈12

ree*rosee「cinema illustation booklet」

cinema illustration booklet

ree*rosee「cinema ilustration booklet」¥1300

映画好きイラストレーターree*roseeさんが、特に女子ファッションが印象的な映画をセレクト、名場面やすてきな装いを細部にいたるまですべてイラストで再現し、解説、感想を加えた映画ガイド。
超個性派?ビン底メガネにピエロなファッションの『Welcom to the Dollhouse』のヘザー・マタラーゾから、『ロシュフォールの恋人たち』のフランソワーズ・ドルレアックとカトリーヌ・ドヌーヴ姉妹–筆者は完璧な美貌とそのキャリアで大女優となったドヌーヴより、夭逝した姉フランソワーズの魅力を力説!–、ゴダールの、そしてヌーヴェル・ヴァーグのミューズ、アンナ・カリーナのおしゃれ、『ローズマリーの赤ちゃん』のミア・ファローのマタニティでさえもかわいいファッション、ガーリー映画の金字塔?「ひなぎく」のお気楽な二人組までと、様々な女性の魅力と映画の楽しさを、たくさんのイラストとテクストで紹介しています。
フリーペーパー「shimokita style」 (2007〜2008)、ファッションカルチャーマガジン「sixties magazine」 (2008〜2009)(共に休刊)で連載していた映画イラストコラムを修正・加筆し、オリジナル作品を加え、まとめたもの。
装いの参考にもなります!
A5判52P オリジナルポストカードつき

cinema illustation booklet

cinema illustation booklet

Hoga Holic on paprer 01 特集=『明日泣く』

Hoga Holic on paper 1

Hoga holic on paper 01 特集=『明日泣く』(Hoga Holic)¥400

日本映画の情報を専門にしたWebマガジンHogaHolicが映画『明日泣く』の公開にあわせてパーパー版を発行しました。

コンテンツは—-
●東映の黄金時代を経験しB面映画の鬼才として鳴らした内藤誠監督ロングインタビュー(自らの作品を紹介するコラムつき)
●72歳の今も現役の天才的ジャズピアニスト渋谷毅が語った、あの時代。色川武大との貴重エピソードも。
●俳優・斎藤工が撮影現場で自ら撮りおろした写真とともに主演映画『明日泣く』への熱き想いを語る。
●2011年の日本映画界の注目作『監督失格』。撮る前、撮った後の“葛藤”を語る平野勝之監督インタビュー
●図解シネマ「恋の罪」。鬼才・園小温ワールドをイラストで紹介。
●2011年7月にニューヨークで開催された「ニューヨーク・アジア映画祭」で日本人初のライジング・スター・アワードを受賞した山田孝之の現地でのインタビューを再録。
B5判12P(表紙含む)2011.11.3発行

なおHoga Holic とピンク映画専門誌P.Gが合同で編集した成人映画館「上野オークラ劇場」のメモリアルブック『PINK HOLIC』もお取り扱いしています。