約5年ぶりに発行されたmodern juice。近代女子の生活と表現がテーマに、毎回素敵な執筆陣や掘り下げたインタビュー、特集に沿って戦前〜現在までの書籍から選ばれたブックガイドと、充実した内容の冊子ですが、最新号入荷を機にバックナンバーもご用意いたしました。
modern juice 6 お稽古事始め ¥640
ピアノ、生け花、日舞と、女は幼い頃からお稽古に通い、成人してもなお女を磨くためにお稽古に励む。子供の頃の思い出のお稽古、あるいは大人になって振り返るお稽古を、それぞれが綴るほか、インタビューでは、元永定正夫人で、造形作家の中辻悦子さんと『新婦人』で編集を手がけた田村敦子さんが登場します。
もくじ—-
「ならいごとと友情」 池松江美
「エコール・ド・シモン(一日だけの)思い出」 宮川妙子
「女とお稽古事のふしぎ」 浅生ハルミン
「大人になるためのお稽古」 大竹美緒
「喫茶とお稽古 あるいは カフェ&カルチャー」 田中慶一
「たしなみとしての現代美術」 岡山拓
「花と女の関係史序説」 近代ナリコ
「エレクトーンの時間」 谷本研
MJインタビュー 中辻悦子さん
「女とお稽古」 辛酸なめ子『自立日記』より
MJ版お稽古事事典
ブックスMJ お稽古事篇
MJ談話室 お稽古事 保坂さんの場合
MJインタビュー 田中敦子さん
MJ1号特集「鴨居羊子」再録3カモイヨウコバイオグラフィー(後編)
リトルチータの獲物リスト6 まるいものの巻 山下麻衣
海月書林前史1 絵本時代-よみきかせ- 市川慎子
MJ古書簿n.15〜n.20
トビラノラビット 扉野良人
128mm×182mm 64P
modern juice 7 LOOk! COOK! BOOK! ¥700
7号の特集は「お料理本」。
インタビューその1は、料理書の不毛の80年代半ばに、斬新なデザインの「勝手におやつ」でもって、その後の料理書ブームに多大な影響を与えた編集者とデザイナーのコンビ。その2は、元・転形劇場の女優だった料理研究家で、詩人・伊藤比呂美との共著「なにたべた?」もある枝元ほなみさん。お料理番組ではわからない、その生活や料理に対する考えを伺っています。
ぶっくすMJでは、大正、戦前、戦中〜最近までの時代を反映し食卓を彩ってきたそのときどきのお料理本を書影入りで紹介しています。
もくじ—–
「明治生まれの女性に学ぶお料理の手はじめ」福島杏子(ちょうちょぼっこ)
「料理を作る理由」根本きこ
「お金で稼いできて下さいネ。ご飯を作って待っています。」宮川妙子
「物欲とスローライフの間で」野崎泉
MJインタビュー その1 金沢道子さん(元・文化出版局編集者)+若山嘉代子さん(L’espaceデザイナー)
「農文協『ふるさと家庭料理 6 だんご ちまき』」 浅生ハルミン
「文藝モダーンジュース・厨房太平記」 千野帽子
「男の料理とプロの料理本」 田中慶一
ぶっくすMJ・料理書篇 その1 市川慎子+近代ナリコ
MJインタビュー その2 枝元ほなみさん(料理研究家)
「主夫の生活と料理書」 荻原魚雷
「私の「料理本」とその周辺」 能邨陽子
「美意識、環境、そして愛情 ー文章による料理の本ー」 鳥松直子
ぶっくすMJ料理篇 その2 料理と記憶と能書きと 岸野雄一
アンケート わたしの好きな料理本
「カリスマ料理本と私の人生」 辛酸なめ子
「『懐石傳書』、私の伝」 近代ナリコ
「嗚呼、憧れの料理研究家」 井口啓子
ぶっくすMJ 料理書篇 その3 千趣会の頒布雑誌と料理アイデア
128mm×182mm 64P