未来回路4.0 / 未来回路spinoff_01

未来回路4.0

未来回路4.0 拡張するソーシャル以後の世界(未来回路製作所)¥800

【巻頭エッセイ】
●「生きたい場所を見つける〜世界一周旅行からその先へ〜」長塚香織

【鼎談】
●「拡張するパーティカルチャー〜ソーシャルメディア時代の新たなシーンの作り方〜」 藤原ちから(編集者、BricolaQ主宰)×遠藤一郎(未来美術家)×齋藤桂太(渋家) 演劇、住居、アートとそれぞれの専門分野から”パーティ”をキィワードに人の集まりがパーティとなり、さらにソーシャルメディアへと広がる可能性について考える。

【対談】
●「『住む』ことを編集する〜『住み開き』と『シェア』、そのポテンシャルと未来について〜」久保田裕之(社会学者)×アサダワタル(日常編集家) 暮らしながら住まいを解放する”住み開き”なる概念を提唱したサワダワタルと社会学者の久保田裕之が、様々なアートのシェアの方法を考える。

●「ノマド化するニートとシェアハウス〜創職時代の新たなライフスタイルへ〜」 玉置沙由里(ブログ芸人、アクティヴィスト)×pha(ニート)

【インタビュー】
●「アクチュアリティの場所〜建築・演劇・書店の未来〜」 阪根正行(設計事務所→書店→工場の経歴の持ち主)
●「揺らぎに留まる〜言葉を演出する身体へ〜」 神里雄大(演出家、『作家 岡崎藝術座主宰)

【寄稿】
●「ソーシャルと呼ばない時代に向けて」 江口晋太朗(ディレクター、編集者、カメラマンetc Media Think 主宰)
●「流れるパンと流れないパン」 妖怪きのこ(きのこマイスター)
●「有線式存在束縛」 雑賀壱(小説家、批評家、哲学者)
●「京都35年」 松尾惠(ヴォイスギャラリーpfs/w)
●「未来の食卓 〜異文化としての虫食〜」 三島凜子(料理ブログ『鰊パイ互助会』会長)
●「生の語りと日本のプレカリアート運動」 カール・カッセゴール(社会学、日本学)
●「ถูกใจ!」 白石昇(言語芸人)
A5判96P

寄稿の最後に出てくる白石昇さんは在バンコク。以前にタコシェにもタイの芸人さんウドム・テーパーニットさんの本などを納品してくれていましたが、現在はお住まいの玄関先まで洪水が押し寄せている模様。そんな自身の周りも含め、バンコク都内の様子をブログ「白石昇日刊藝道馬鹿一代」で映像もまじえて日々レポート中。バンコクの実際が伝わってきます。

未来回路spinoff_01
文章系同人誌最大の展示即売会「文学フリマ」。そこに参加している編集者やライター、同人誌取り扱い書店員に取材。
いろいろな情報がネット上にあっても、例えば、それを俯瞰できるマップをA2サイズの紙媒体に整理したものを展示販売するなど、ネットや通常書店におさまらない、自分のメディアを発表する上で、大きな機能を果たしている文学フリマ。自分メディアと文学フリマの活用術や役割についてをそれぞれが語ります。

【目次】
1、「持続する同人カルチャーの水脈」 梅田径(左隣のラスプーチン)
2、「文学フリマのポテンシャルを生かすこと」 parsley(奇刊クリルタイ)
3、「棲み分ける場所としての文学フリマ」 松永英明
4、「ミニコミの過去、現在、そして模索舎の未来について」 ひ。(模索舎)
5、「紙媒体の未来を変える〜27世紀からのゲリラ部隊〜」 別冊少女パルチザン編集部
6、「文学作品を作るということ〜創作の懐胎と活字メディアについて〜」 芝浦慶一(ノンポリ天皇)
7、「ミニコミから未来を考える〜同人から会社、そしてコミューン形成へ〜(short version)」高橋文樹(破滅派)
表紙 藤代嘘
A5判48P