月別アーカイブ: 2011年11月

幻燈12

幻燈12

幻燈12(北冬書房)¥1680

目次
「おつかい」うらたじゅん
「或る押し入れ頭男の話・公園」藤宮史
「階段町の人々・風」 おんちみどり
「雪中記」安部慎一/西野空男
「私ノ青ヒ塔ノ中ニ誰ガイルノ」山田勇男
「胡桃だより(一、二)」木下竜一
「仕掛りの家」甲野酉
「雨に濡れた慕情」角南誠
「わたしのいない世界・温水池」藤宮史
「夏至」海老原健悟
「福助小咄」川勝徳重
「重力」斎藤種男
—–
「五・七反原発デモ逮捕・勾留記」大麦ジョージ・大麦ロコモコ

A5判220P 2011.11.14

幻燈12

幻燈12

ree*rosee「cinema illustation booklet」

cinema illustration booklet

ree*rosee「cinema ilustration booklet」¥1300

映画好きイラストレーターree*roseeさんが、特に女子ファッションが印象的な映画をセレクト、名場面やすてきな装いを細部にいたるまですべてイラストで再現し、解説、感想を加えた映画ガイド。
超個性派?ビン底メガネにピエロなファッションの『Welcom to the Dollhouse』のヘザー・マタラーゾから、『ロシュフォールの恋人たち』のフランソワーズ・ドルレアックとカトリーヌ・ドヌーヴ姉妹–筆者は完璧な美貌とそのキャリアで大女優となったドヌーヴより、夭逝した姉フランソワーズの魅力を力説!–、ゴダールの、そしてヌーヴェル・ヴァーグのミューズ、アンナ・カリーナのおしゃれ、『ローズマリーの赤ちゃん』のミア・ファローのマタニティでさえもかわいいファッション、ガーリー映画の金字塔?「ひなぎく」のお気楽な二人組までと、様々な女性の魅力と映画の楽しさを、たくさんのイラストとテクストで紹介しています。
フリーペーパー「shimokita style」 (2007〜2008)、ファッションカルチャーマガジン「sixties magazine」 (2008〜2009)(共に休刊)で連載していた映画イラストコラムを修正・加筆し、オリジナル作品を加え、まとめたもの。
装いの参考にもなります!
A5判52P オリジナルポストカードつき

cinema illustation booklet

cinema illustation booklet

Hoga Holic on paprer 01 特集=『明日泣く』

Hoga Holic on paper 1

Hoga holic on paper 01 特集=『明日泣く』(Hoga Holic)¥400

日本映画の情報を専門にしたWebマガジンHogaHolicが映画『明日泣く』の公開にあわせてパーパー版を発行しました。

コンテンツは—-
●東映の黄金時代を経験しB面映画の鬼才として鳴らした内藤誠監督ロングインタビュー(自らの作品を紹介するコラムつき)
●72歳の今も現役の天才的ジャズピアニスト渋谷毅が語った、あの時代。色川武大との貴重エピソードも。
●俳優・斎藤工が撮影現場で自ら撮りおろした写真とともに主演映画『明日泣く』への熱き想いを語る。
●2011年の日本映画界の注目作『監督失格』。撮る前、撮った後の“葛藤”を語る平野勝之監督インタビュー
●図解シネマ「恋の罪」。鬼才・園小温ワールドをイラストで紹介。
●2011年7月にニューヨークで開催された「ニューヨーク・アジア映画祭」で日本人初のライジング・スター・アワードを受賞した山田孝之の現地でのインタビューを再録。
B5判12P(表紙含む)2011.11.3発行

なおHoga Holic とピンク映画専門誌P.Gが合同で編集した成人映画館「上野オークラ劇場」のメモリアルブック『PINK HOLIC』もお取り扱いしています。

La Chenille(芋虫)フランス版

オンラインショップで紹介して、美麗と評判だったので、中身の写真もあわせてもう少し紹介します。

la chenille 表紙

丸尾末広「La Chenille (芋虫)」フランス版(Le Lézard Noir)¥2310

江戸川乱歩原作、丸尾末広画の『芋虫』フランス語訳版。
装丁、口絵が美しく、本編に加えて、訳者でもあるミヤコ・スロコンブによる、乱歩および丸尾末広に関するイントロダクションがついています。

15x21cm 152P

la chenille

La chenille V.1.0 – Suehiro Maruo – Edogawa Ranpo from Le Lézard Noir on Vimeo.

飯沢耕太郎「石都奇譚集 ストーンタウン・ストーリーズ」と「石都詩篇集」

石都詩篇集

『石都奇譚集 ストーンタウン・ストーリーズ』の刊行一周年を記念して、飯沢耕太郎さんの詩とドローイングのペーパー『石都詩篇集』がサウダージブックスさんで作られました。

編集した淺野卓夫さんは、震災後の落ち着かない日々の中、「石都奇譚集」を何度となく読み返したそう。飯沢さんとともに、石の都ザンジバルを旅した彼は、雨期には大洪水で電気や物資が不足する島で、夜の闇に死者の影が徘徊する幻想を抱く一方で、人々が人生を謳歌する姿にも触れ、“寂さびしさに裏打ちされた幸福”を感じたそう。そこで、宮城出身で、実家が被災し、その後『アフターマスー被災後の写真』を刊行した飯沢さんに、「ザンジバルから被災後の日本へ」のテーマで詩を依頼し、このペーパーを作ったそうです(デザイン原田潤)。

「石都奇譚集」をお求めのお客様にこのペーパーを差し上げます。

石都奇譚

飯沢耕太郎「石都奇譚集 ストーンタウン・ストーリーズ」(サウダージブックス/港の人)¥1680

写真評論家・飯沢耕太郎による、東アフリカ・タンザニアから沖合30Kmほど離れたインド洋に浮かぶ隆起珊瑚の島ザンジバルに滞在した2008年4月半ばから6月末までの幻想的なアフリカ紀行。

石造りの旧市街(ストーンタウン)をさまよう著者が、現実と幻想が交差するスタイルで描くショート・ストーリーズ。
「今日のストーンタウンは読めない文字で書かれた手紙である。だが明日になれば、小径と建物の不規則な連なり、まるで暗号のようなそのカリグラフィは、くっきりした意味を備えた文章として,私の目の前にあらわれるはずだ」とあるように、読めない文字を読むような眼差しで、道行く猫たち、女たちが身にまとう衣装ブイブイ、そして、ときに死者たち…を眺め記してゆく。
著者による写真もテクストの間、間に挿入されています。

●目次 石都奇譚集のための道標

三角形 Triangle / 猫男 Catman / ブイブイ Buibui / 隠れんぼ Hide and Seek / ウフングオ Ufunguo / 記号 The Sign / 夜の蛸 Octopus at Night / 大雨季 Mashika / 兄弟 My Brother / 二つ頭 Two Heads / 野兎と胃袋 The Hare and the Stomach / 烏革命党 The Crows Revolutionary Party / 作業 The Work / モンキー・ツアー Monkey Tour / 世界の臍 The Navel of the World / ウフングオ2 Ufunguo 2 / 大停電 Blackout / 樹霊 Tree Spirits / 泣く女 Crying Woman / 死者たち The Dead / 静かな夜  Silent Night /クワヘリ Kwa Heri / キンコ・カッシーノ Kinko Cassino / あとがき

四六判変型 160P サウダージブックス/港の人