月別アーカイブ: 2011年2月

夜舟 絵葉書

週末は、アートワークやイラスト系の作品をご紹介するようにしたいと思います。もともとタコシェは、若い作家やインディペンデントに活動するアーティストの作品をお取り扱いすることで、お客様のお部屋や生活を楽しくするアート作品をお求めやすい形で提供し、活動をサポートしたいという希望もあったのです。そんなんで週末のアートをお届けします〜。

忘れた歌

夜舟 絵葉書 各¥158  postcard by Yofune

少女から女性へと変わる年頃の憂いや官能を描く夜舟さんのポストカード。一枚の絵、ひとつのシーンにストーリーが感じられるよう。プリンタ出力。

なお、夜舟さんは昨年、福岡に画廊「亞廊」をオープンしギャラリストとしても活動中。福岡方面の方はのぞいてみてくださいね。

夜舟絵葉書

夜舟絵葉書

また、以前に納品していただき好評のまましばらく品切となっておりました作品集「センチメンタル」も再入荷しました。

デウスエクスマキな食堂10冬号「立喰いの挽歌」/別冊「街道をくう01ー旧岩槻街道」

立喰いの挽歌

デウスエクスマキな食堂10冬号「立喰いの挽歌」¥1050

B食と廃的が融合する新型路上アクセルマガジン”デウスエクスマキな食堂”。
昨年に発行された台東定食遺産は好評につきすでに品切れですが、今回も浅草橋、御徒町、上野周辺にスポットをあて「台東区立ちそば立ち呑み列伝」を特集。
様々な衛生や営業上の規制の中で現象する町中の立食いの店に注目し、ひょっとしてこのままどんどん姿を消してしまうかもしれない景色を記録すべく、街並を撮影しながら、のれんをくぐります!
エリアは東上野、アメ横、御徒町、神田和泉〜浅草橋。好評だった定食遺産をここでもとりあげつつ、立ちそば、喫茶店、ガード下、立ち呑み、銭湯、ラーメンなどを紹介します。
B6判120P

旧岩槻街道

デウスエクスマキな食堂10冬号別冊「街道をくう01ー旧岩槻街道」¥420

デウスエクスマキな食堂シリーズの中で軍事遺跡を巡った「軍跡拉麺ー帝都軒ー」の改訂部分と追加すべき事項を新たに書き下ろした一冊。ただし、全域をとりあげるとボリュームが本誌なみになってしまうため、旧岩槻街道を中心に王子〜赤羽あたりを中心にまとめてあります。
旧岩槻街道は、日光御成街道ともいわれ、徳川歴代将軍が日光東照宮へ詣でる際に通った街道。日本橋を起点に駒込、飛鳥山に沿って王子に入り赤羽、そして荒川を渡って埼玉へ入り、岩槻を抜けて幸手で日光街道に合流して日光に至ります。かつての宿場、商店地域の賑わいがしのばれる街並を追って、ラーメンや定食などの大衆メニューを食べ歩きます。
B6判36P

※こちらの別冊は本誌と異なり、コピーやプリンタ出力したものを手製本しているため部数は少なめです。気になる方はお早めに!

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またバックナンバーとしてこちらもどうぞ!

向島迷宮地帯

デウスエクスマキな食堂10夏号「向島迷宮地帯」¥1050

スカイツリー建築でもりあがる向島地区に昔日の面影を求めて…。
「墨東ラーメン綺譚」と題して、待ち歩きを大衆メニューの食べ歩きを融合させた本を編者がはじめて出したのが2001年。コピー誌からはじめたシリーズも約10年の間にオフセット印刷になり定期化しましたが、この間街の景色も急速に変化。特にこの向島周辺はスカイツリー効果で、おりから老朽化がすすみ耐震耐火の面で問題視されるモルタル建築がこの機会にまとめて解体され、街並が大きく変わりつつあります。迷宮のような細い路地、赤線跡やトタン長屋などがなくなろうとしている今、再び原点に戻り向島を歩き、大衆酒場に立寄ったり、やもんじゃ、ラーメンなどを食す。
荷風追想として鳩の街や向島料亭街、スカイツリー周辺を巡り、京成白髭廃線跡や玉ノ井赤線跡を歩きます。
B6判120P

illustration 2011.3 「zineの潮流」に掲載されました

illustration2011.3

安西水丸さんの特集号となる、illustration 2011.3月号の中の連載「ZINEの潮流」の中でZINEを販売しているお店として紹介されました。ほかにも、ZINEをお取り扱いしているお店と、お店おすすめのZINEが紹介されているので、ZINEに興味のある方、自分でZINEを作っていて販売店を探している人たちには特におすすめです。

illustration2

ASOKOマガジン

本の手帳10号「吾輩は書物ニ溺レル猫デアル」

本の手帳10

本の手帳 10 「吾輩は書物ニ溺レル猫デアル」¥1050

奇数号は豆本ムーブメントを田中栞さん編集、偶数号は装丁家の大貫伸樹さん編集といいう体制で年2回発行のジン。大貫伸樹氏編集・デザイン号は、本好きたちが、書物に溺れながら発見したことを饒舌に披露しあっています。今回は、初版が重視されがちな書物の世界で敢えて二刷の魅力を探る二刷楽会なる同好会?が、滅多に増刷されない詩集では二刷の方が貴重などと、視点を変えた持論を展開したり、昭和初期の本で発禁を避けるために使用された伏字用記号×××、□□□を使った表現から現在の伏字に相当するものを考えるなど、本の味わい方があれこれ語られています。

コンテンツは—–
田坂憲二「立原道造新収書簡と立原道造記念館のこと」
縄田雄二「マルセル・バイアーの小説『密偵』初版本のカバー」
中村惠身一「落合に交錯した二人の女流作家とふたりのみどり」
二刷楽会  坂口博「詩集は二刷が面白い(上)」
龍秀美「幻の詩集ーー一丸章『天鼓』」
鳥羽耕史「二十一世紀のガリ版刷り『原爆詩集』」
喜夛孝臣「伏字周囲」
大貫伸樹「齋藤昌三が装丁する奇抜な素材を用いた美しい本 その2」

A5判64P

なお、この号から本の手帳は大貫編集号のみとなり、年1回の発行にかわります。

Stéphane Blanquet「Miel de Fond 」

miel de fond 表紙

Stéphane Blanquet「Miel de Fond 」(Bongoût) ¥4410      SOLD OUT

ベルリンのアート出版&ギャラリーBongoutで作られた、ステファン・ブランケのセリグラフ印刷本。Bongoutはクリスタンとアンナの二人のアーティストが運営するギャラリー+工房+出版レーベルで、セリグラフの本やポスターを自ら手がけてきているので、ブランケの作品も繊細かつグロテスクに仕上げています。

中のページの刷り色は3〜4色、カバーは1色で、すべてセリグラフ印刷。ブランケ本人が作成するものと色のニュアンスが少し違いながら、やや渋めの重厚感がまたいいです。

120部限定で、昨年秋に出版されたものなのですが、すでに版元では売り切れになっていたため一回限りの入荷です。

22×29.3センチ 16P 120部限定でサインとナンバーが入っています。

mile de fond 1

miel de fond 2