日別アーカイブ: 2010 年 12 月 23 日

編著・中村孝司「みかんの面白いむき方大百科」

編著・中村孝司「みかんの面白いむき方大百科」(スモール出版)¥945

「音頭大全集」「日本語訳詞の洋楽カバーおもしろ大百科」「男子にオススメの少女マンガ大百科」「ラップ歌謡大百科」などユニークなテーマでレコードやコミックをカタログ的に紹介したビジュアルブックで話題を提供してきたスモールライトの中村孝司氏が、今度はみかんのむき方に特化した本を作りました!
個人的に20年研究を続け、すでにyoutubeで実演映像を発表した作品を含む24種のむき方のウルトラテクニックが図解されています。むき方の工程を丁寧に写真と文章で解説、ちょっとしたコツなども親切に指導してくれます。またページの下にはみかんの豆知識が書かれていて、房についているあの白いスジが実はみかんに栄養を送る管のなごりであるなんていうトリビアもいっぱい。さらに、自身でむき方を考案するためのレクチャーも出ています。単にみかんをむくのが面白くなるだけでなく、みかんへの愛着が深まる一冊です。
四六判78P

なお、ご近所ということもあり、ジャ〜〜ン、このように中村さんのご厚意で実際の作品を店頭で展示しております。生ものですので、たぶんクリスマス限定?数日間の展示となりますが、とても美しく仕上がっておりますので、どうぞお店にいらした方はお見逃しなく!!

役立たずの彼方に 大里俊晴に捧ぐ

役立たずの彼方に 大里俊晴に捧ぐ(Office Osato)¥1500

2009年11月17日に他界した大里俊晴(「ガセネタ」ベーシスト、「タコ」ギタリスト、音楽研究家、横浜国立大学教授)の追悼文集。
ドキュメンタリー映画『AA』で、大里俊晴が、夭逝した稀有な音楽評論家/プロデューサーである間章にかかわる人々を訪ね、自らは姿を見せない黒子に徹しながらインタビュアーとしてそれぞれの記憶の中から間章を紡ぎ出したように、最期の日々をともにした渡邊未帆が中心となって、大里にかかわる人々による追悼文を編集した冊子。
文庫サイズの本は、生前、いつも黒い服を着ていた大里俊晴その人のように、小口まで黒く染められ、彼が撮影した写真や、吉増剛造の手稿をそのままに収め、強い美学に貫かれています。

君島龍太朗 今野克哉 田中竜輔 渡邊未帆 編 Office Osato 2010初版
題字:ジム・オルーク
巻頭詩:吉増剛造
写真:大里俊晴
寄稿:青山真治、梅本洋一、大里真宏、大友良英、岡島豊樹、小野康男、北里義之、木下長宏、君島龍太朗、許光俊、クリストフ・シャルル、榑沼範久、コサカイフミオ、小沼純一、椎名亮輔、陣野淑子、陣野俊史、須川善行、鈴木志保、鈴木治行、須藤巧、岡田佐登志、高橋悠治、竹田賢一、田中順子、田中美登里、田中竜輔、塚原史、長門洋平、中野敦之、中原昌也、奈良ゆみ、沼田順、野々村文宏、灰野敬二、畠中実、樋口泰人、彦江智弘、平井玄、ブリュンヒルト・フェラーリ、細川周平、丸宝行晴、松井宏、三上寛、水木康文、宮岡秀行、椋本輔、室井尚、茂木一衛、山崎春美、渡邊未帆
文庫サイズ374P