役立たずの彼方に 大里俊晴に捧ぐ

役立たずの彼方に 大里俊晴に捧ぐ(Office Osato)¥1500

2009年11月17日に他界した大里俊晴(「ガセネタ」ベーシスト、「タコ」ギタリスト、音楽研究家、横浜国立大学教授)の追悼文集。
ドキュメンタリー映画『AA』で、大里俊晴が、夭逝した稀有な音楽評論家/プロデューサーである間章にかかわる人々を訪ね、自らは姿を見せない黒子に徹しながらインタビュアーとしてそれぞれの記憶の中から間章を紡ぎ出したように、最期の日々をともにした渡邊未帆が中心となって、大里にかかわる人々による追悼文を編集した冊子。
文庫サイズの本は、生前、いつも黒い服を着ていた大里俊晴その人のように、小口まで黒く染められ、彼が撮影した写真や、吉増剛造の手稿をそのままに収め、強い美学に貫かれています。

君島龍太朗 今野克哉 田中竜輔 渡邊未帆 編 Office Osato 2010初版
題字:ジム・オルーク
巻頭詩:吉増剛造
写真:大里俊晴
寄稿:青山真治、梅本洋一、大里真宏、大友良英、岡島豊樹、小野康男、北里義之、木下長宏、君島龍太朗、許光俊、クリストフ・シャルル、榑沼範久、コサカイフミオ、小沼純一、椎名亮輔、陣野淑子、陣野俊史、須川善行、鈴木志保、鈴木治行、須藤巧、岡田佐登志、高橋悠治、竹田賢一、田中順子、田中美登里、田中竜輔、塚原史、長門洋平、中野敦之、中原昌也、奈良ゆみ、沼田順、野々村文宏、灰野敬二、畠中実、樋口泰人、彦江智弘、平井玄、ブリュンヒルト・フェラーリ、細川周平、丸宝行晴、松井宏、三上寛、水木康文、宮岡秀行、椋本輔、室井尚、茂木一衛、山崎春美、渡邊未帆
文庫サイズ374P