月別アーカイブ: 2007年1月

トレヴァー・ブラウン最新画集入荷しました

TREVOR BROWN『RUBBER DOLL 』

 ゴスロリ少女からエロティックアートマニアまで幅広いファンに親しまれるトレヴァーさんが36の作品を描きおろして完成させた最新画集がようやくできあがりました。テーマはラバーフェティッシュということで、ボンデージの女子高生からヘビーラバーのラブドールまで—-漆黒のラテックスを纏ったロリータ・エンジェルたちが奔放に繰広げるキュートでパンキッシュなエロティック・ファンタジーがはじけます。
 爆弾を抱いた少女、交通事故現場で踊るバレリーナ、サソリの殻のラバーをまとったベビー、木馬にされたロリータ、ボンデージベアとおままごとする少女…、ラバー&甲殻類はたまたメタルな質感とぬいぐるみやおもちゃが共存するキュートでポップなトレヴァーさんらしいラバーフェチワールドです。
 並装版(¥3360)とスペシャル・ラバー・エディション(¥6300)があります。
収録作品は同じですが、エンボスでタイトルが刻まれた特装版はフェイク・ラバー・ジャケット掛けになっており、ロンドンから取り寄せたピアスとチェーンがついています。エディシオンナンバーと著者サイン入り。限定500部となっています。(画像では、コントラストを出したためにラバージャケットがグレイにみえますが、実際はつや消しの黒です)
B5変形/80頁
カードやポスターもあわせてお取り扱いしております。

野宿野郎最新号入荷

野宿野郎5「特集のようなもの:駅寝ってどうよ?」 ¥500

“人生をより低迷させる旅コミ誌。”をキャッチフレーズに掲げつつ、低迷するどころか、号ご追うごとに注目の高まる人気ミニコミ誌「野宿野郎」。
 野宿といっても決して、逞しさや貧乏を売りにしているわけでなく、かといって高尚ぶるでもなく、淡々と野宿を体験する—そんなスタンスはかわいい編集長さんの挨拶文の一部からも伝わってきます。
 「野宿は必ずしも安全ではありません。本誌はおもいっきり野宿をすすめようとしていますが、その影響力は雨粒ほどです。しかしもしかして、これを読んで野宿を行ってくれる奇特でスバラシイ人がいて、運わるく危険ば目にあったとしても本誌に責任はありません。自己責任という言葉は嫌いです。そんな時はなんでもかんでも大陽のせいにしましょう。」
 野宿は自然の脅威や人的アクシデントと戦う力を培うのではなく、あるがままを受け入れる根源的な胆力をつけてくれるようです…。
 さて最新号の内容は—-
 特集のようなもの「駅寝ってどうよ?」では、屋根やトイレ、自販機など便利なものがありつつ駅員さんやお掃除のおばさん、地元民やらヤンキーの出入りもありで、楽しかったり迷惑がられたり迷惑がったりの詰まった駅寝について。インドの駅で、ヤンキーに感心されて一緒に酒盛りした乗り鉄さんの思い出、廃線駅の駅寝、「あの駅で寝たい」HP管理人さんによる駅寝術、『STBのすすめ』というSTB=stationbivouac(駅泊)なんていう専門書まで出しているたのうえさんの取材をかねた駅寝、などディープで楽しい記事ぞろい。
 ほかには「中央線で行く『野宿野郎』手売り旅」(もちろん野宿しながら…)「中央線各駅野宿の旅 高尾〜新宿」と中央線二本立て。
 野宿100人アンケート、「野宿野郎」などで野宿が注目を浴びる中野宿がブームらしいと好奇心からライター宮崎太郎氏がトライした初野宿記、野宿学会のレポート、連載「野食野郎」(今回は魚介です)、アフロあきらの「世界野宿紀行」などなど。
A5判 106P
 寄稿者も増え、舞台も世界に広がり、野宿愛好の輪はどんどん大きくなるようです。

イベントの予定

 今週末から柳柊二さんの原画展がはじまりますが、足立正生監督のイラストも引き続き展示します。また牛若丸出版の本もまだまだ出してゆきますよ。
●2/2(金)には場所を、中野駅の反対側南口にあるなかのZEROに移して19:00から映画『幽閉者』たちのメイキング映像『幽閉者たち』(土屋豊監督)の上映と足立監督と渚ようこさん+中原昌也さんのトークイベントを行います。
タコシェで関連書籍やチケットをお買い求めいただいた方は入場料¥1000のところ、¥500でご入場いただけます。
●2月下旬 逆柱いみりさんの原画展の予定
●3/11(日)各誌の2006年ベストコミックの上位に登場し注目を浴びる、武富健治さんの「鈴木先生」続巻や作品集の発売を記念してサイン会を行う予定です。詳細は新刊情報とあわせて後日お知らせします。
●丸尾末広さんのミニフェアも2〜3月に予定しております。

牛若丸の本 5

構成・松田行正/画・澤地真由美『円盤物語』 ¥2100

 脳科学者の茂木健一郎が、アダムスキー型円盤を20世紀の大発明と言ってましたが(この発明以後、人々が円盤を見てしまうようになったから)、人類の脳裡に潜在していた飛行物体はたまた宇宙からの謎の飛来物UFOを、しっかり64の型に分類して図面におこしてしまったのがこの本です。
 
 まずオレンジorグリーンのカバーには64の円盤の俯瞰図と側面図のシルエットがそれぞれ型押しされています。カバー全面に188個の水玉状の穴が開けられています。実は松田氏が“ティム・バートン監督の火星からの侵略者映画『マ−ズ・アタック』のオープニングの、円盤の大群が地球をめざして整然と飛んでいるところの俯瞰シーンをイメージしたもの”だとか。
 本文は写真ではうまく色が出ないものもありますが、全面蛍光インクをベタ敷きにして、円盤の図やデータの文字部分を白抜きにしています。
 巻末には、空飛ぶ円盤年表、円盤の目撃情報や研究活動の歴史はもちろんのこと、その背景となる宇宙モノ映画から、平野威馬雄から矢追純一、タルコフスキー、NASAなどが入り乱れて出てくるほか、歴史的なUFO写真もたくさん盛り込まれています。
 さらに、由緒正しいアダムスキー型円盤と葉巻型円盤のペーパーモデルもついています。
新書上製118P

牛若丸の本 4

松田行正・編『Writing Lights,Lighting Write』  ¥2940

赤い函に入った手のひらサイズの蛇腹本です。
左開き(Writing Lightsサイド)で見ると、白地に黒のさまざまな軌跡、紋様。120P分
右開き(Lighting Writeサイド)で見ると、黒地に白抜きの写真や図版。120P分。
それぞれの図版の出典がわかるキャプションが巻末についています。
 2005.11.22から2006.1.29にかけて川崎市市民ミュージアムで行われた「WRITING line & LIGHTING line 筆跡と光跡展」出品作品で、一般流通していません。
・左右69mm×天地91mm×厚さ26mm 全長8メートル 
 総ページ数は240Pになります。
・折り本で蛇腹形式 両面印刷、左右に開きます
・189の図版を収録
・ ベリーレッドの赤い箱入り
 シールドされた本ですが、フェア期間中は中身も御覧になれます。
下図はランダムに選んだページの一部を集めたものです。