日別アーカイブ: 2009 年 12 月 23 日

アナキズム文献カレンダー2010 大逆事件100年

TAIGYAKU100

アナキズム文献カレンダー2010 大逆事件100年 ¥1200

 2010年の大逆事件100年をテーマに、関連資料の図版を収録したカレンダー。

 い わゆる「幸徳事件」と言われる大逆事件に連座した幸徳秋水、管野須賀子、内山愚童ら、また海外からの連帯の声のほか、大逆事件以前の初期社会主義運動の展 開。また、幸徳事件のほかに大逆罪による死刑判決を受けた「難波大助」「朴烈・金子文子」「李奉昌」や戦後の反天皇制運動なども紹介。近藤文庫提供による 貴重な図版の数々。カレンダー部分には関係年表、巻末には各月の解説英文付き。

1月−幸徳秋水
2月−管野須賀子
3月−内山愚童
4月−大逆帖/大逆事件被害者への国際救援運動
5月−平民社・初期社会主義運動の拠点
6月−社会主義者最初の示威運動(電車事件)
7月−日刊「平民新聞」筆禍事件
8月−平民大学夏季講習会
9月−足尾鉱毒事件と社会主義者たち
10月−大逆事件を明らかにする戦後の取り組み
11月−幸徳事件以降の大逆罪犠牲者
12月−戦後反天皇制運動

LPジャケットサイズ 28P

アラザル vol.03

ARAZARU3

アラザル vol.03  ¥1000

  佐々木敦が主宰するインディペンデント・スクールBRAINZの批評家養成ギブス受講者を中心として作られた批評誌「アラザル」。当初の卒業制作的な雰囲気を脱して、エンターテイメント性を備えた、400P超の読み応えある文芸誌となってきました。年末年始、どちらかというと寝正月というご予定の方に、おすすめしたいです。

内容は—-
●一柳慧インタビュー:現代音楽の最重要人物・一柳慧の歩みとその音楽の思想を、6時間43,000字強の超ロング・インタビューで辿る。

●佐々木敦インタビュー:『ニッポンの思想』(講談社現代新書)を上梓した佐々木敦に、この本に関する質疑応答をしつつ、2010年刊行予定の『未知との遭遇』へ至る思考、そしてオルタナティブな批評のあり方などをインタビュー。

★論考11本
-「起筆と意味」
-山下望 「彼岸過ぎまでのラップ SEEDAのヘルズ・キッチンと、天国の門」
-dhmo 「☆★☆may fXXkin’ fXXkin’ fXXkin’ die☆★☆」
-畑中宇惟 「『放浪記』を語る前に考えること」 
-杉森大輔 「大友良英、その演奏と聴取の諸相」
-山本浩生 「独白in批評 〜『1Q84』≠鴻池神話・<種明かし>からの省察〜」
-「装いについてのノート」
-西田博至 「一柳慧のいる透視図 −−ニッポンの批評へ」(連載第2回)
-阪根正行 「現代小説解読講義:柴崎友香『その街の今は』」
-西中賢治 「我々の密室犯罪における一つまたは二つの考察」
-黒川直樹 「閨房の手ぐし〜杉浦日向子の百物語をよむ〜」

●分解批評〜映画『サマーウォーズ』/舞台『生きてるものはいないのか』『生きてるものか』

●スカイプdeディベート批評:1つのテーマに沿って批判・肯定派が論戦する「ディベート」をスカイプ上でトライ。テーマはソフィア・コッポラから三島由紀夫や性愛問題まで。

●NRK〜日本語ラップ研究所:いとうせいこうから最新のアンダーグラウンド・ヒップホップまで、執筆陣がオールナイトで語りつくしたドキュメント。

B6判440P