月別アーカイブ: 2009年12月

コミック・マヴォ vol.03

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コミック・マヴォ vol.03 ¥1000

 新人の発掘と育成を目的に、編集家・竹熊健太郎が責任編集するCOMIC MAVO。3号目を迎えて、レギュラーに定着してきた面々に加えて、夢野久作の「少女地獄」を原作にした新連載もスタート。一見すると薄くなって、ページ数が減ったようですが、紙を薄く軽いものにしたスリム化の成果とのことです。

表紙●丸山薫『ティッシュライン・ルーフェ・ズィー』:降霊会がテーマ。

裏表紙●文乃綺『色彩と天使たち』:創刊号で短編2本を発表した作者によるカラーイラスト。

収録作品は—

佐藤菜生『少女地獄』(原作 夢野久作):可憐なタッチが新鮮な夢野久作ワールド。

ふかさくえみ『フェルマータライフ 第3話』:イマジネーションをすぐに実現できる宇宙のおはなし。

田代圭『観覧車の二人』:観覧車に二人で乗る男たちは何を考える…?

金子三生『イヤ〜ン エッチの助』第2話:エッチの助が女生徒だけに身体検査を実施!?

木野陽『0時2分のおくりもの』:クリスマスの夜のファンタジックな物語を美しいカラーページでお届け。

布袋あずき『ひるがえれ!フリル2』:今回はフリルVS黒く退廃的なドレス纏う集団「マリア・鴉」の戦闘。

やじひろこ『愛を掘り尽くせ!』:メカ美少女と現場監督のラブロマンス。

河野玲奈『足を洗う』:前回「おばあちゃんのほお袋」でデビューした作家が今回はまたまた妙な身体の特異機能をマンガに。

ぬQ『夢の銀の海』:人類の頂上と最底辺を往復する異世界を描く。

A5判122P

 こちらは、12/31日のコミケにて発売になりますが、タコシェでも明日より通販の御注文を受付ます。発送はお休み明けとなりますので、ご了承願います。

ラジオ中毒 02号 2009.12 ラジオ寝不足号

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ラジオ中毒 02号 2009.12 ラジオ寝不足号 ¥290

 ラジオ批評ブログ——僕のラジオに手を出すな!のMasaruS氏が、ネットを通じて知り合ったラジオファンとともに記事を執筆して思わず作ってしまったミニコミ「ラジオ中毒」も、ほどよいペースで3号目。今回の特集は「深夜放送」です。前の臨時増刊号はラジオを特集したBRUTUSへのオマージュのような表紙でしたが、今回は当初、雑誌名を「ラジオの雑誌」にしようかと思ったという思い入れを反映して、このような表紙に。表紙が今回からカラーになりました。

コンテンツは—-
巻頭企画 ラジオ馬鹿はコレを読め!「ラジオ中毒の10.0 冊」:ラジオの番組に関するものだけでなく、ラジオに関するものなら、書籍でも雑誌の特集号でも集めた、ナイスセレクトなレビュー。

特集 深夜放送
『深夜放送は青春の通り道』/2児パパ
伊集院光 深夜の馬鹿力「俺たちは草食系男子なんかじゃない。対人恐怖症だ!」/まゆう
ラジオの達人「増井孝子と朝までいっしょ」/とくながたかのり
伝えたいことなど何もない〜大森俊治のこしょこしょ話/ヨダレ
今さら「オールナイトニッポン」でもないだろう・・・。/とくながたかのり
ゆるいテレビの深夜放送みたいなゆるいラジオ番組「順子と涼のアシタヘストライク!」/MasaruS
深夜放送がラジオの楽しさを教えてくれた。/河内の政
林原めぐみの Tokyo Boogie Night/ヨダレ
「カンニング竹山 生はダメラジオ!」/MasaruS
大好きな深夜放送パーソナリティー/2児パパ
看板の架け替え/kiku
4コマ漫画「ラジオくん」/365連休
「火曜JUNK・爆笑問題カーボーイ」/とくながたかのり
芸人たちが深夜ラジオを愛する理由/好間烏合
たまふる緊急批評、略して/百円イヤホン

 ●「月金一時三時」というタイトルの囲み記事が、あちこちに登場しますが、これは月曜日から金曜日の25:00-27:00に何を聴いているかを、様々な人に聞いてみたアンケート記事。回答者は、ナカダヨーコ、田野弘高、ヨダレ、MasaruS、河内の政、Free@Tokyo、とくながたかのり、好間烏合、kiku、365連休

本音のぶつかり合い 小島慶子 VS 大竹まこと/kiku
「QIC」/とくながたかのり
思いつき緊急企画「あなたのTalkMaster 見せて下さいっ!」第1回 talkmaster44 さん:i-podでなくTalkMasterなところがラジオファンですね。
完全な真空管ラジオ/スタミナツク・デブ
超簡単ループアンテナの製作/2児パパ:遠距離のラジオ放送を快適に聴くために必要なループアンテナをご家庭にある素材で簡単に作る方法を写真入りで説明しています。

A5判40P

Review House 03

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Review House 03 ¥1500

 見開きページで読み切れる単発レヴューをジャンルに関係なくポップにつめこんだ雑居状態=Review Houseを提示した当初の形から、趣きをかえて、3つの柱となる特集を組み、座談会や1テーマを複数の執筆者の視点から論じるなどして、意見の衝突や飛躍を積極的に取り込んだ”共作としてのレビュー”を試みた号です。
 その様子は誌面のレイアウトにも反映され、ヴィジュアル的にも楽しめます。

 コンテンツは—-

【1】「「批評」としてのゲーム実況動画」
近年のゲームおよびゲーム批評の動向を、ニコニコ動画に大量アップされている実況中継動画を視野に入れながら考える特集。『アーキテクチャの生態系』の濱野智史、表象文化論の石岡良治、ゲーム評論の井上明人、編集人の一人・黒瀬陽平による70000字座談会を収録。

【2】「「ノる」を分類・記述する」
オタク文化×ハードコアなど急速に進化する近年のクラブカルチャーの動向をふまえ、多元化する「ノる」のあり方を考える特集。音楽評論の冨田明宏、DJのテクノウチ、インターネットレーベル主宰のtomad、デザイナーの左腕、アーティストの藤城嘘による座談会、ノるマップなどを収録。

【3】「エモーション:イメージー神経ー発酵」
海外の美術批評で近年話題の「エモーション」という問題を、奈良美智、マイクロポップ、あるいはマンガやアニメなどヴァナキュラーなイメージに関する国内の議論と接続させながら掘り下げていく特集。「エモーショナルドローイング」企画者の保坂健二朗、国立西洋美術館研究員の新藤淳、表象文化論の門林岳史による座談会、ドミニク・チェンによるテクストなどを収録。

 またミュージシャン川染喜弘に関する小特集もあり。川染自身による川染論+アーカイブ、伊藤亜紗「反-反-芸術家・川染喜弘」、松下学「芸術のための芸術-「究極の芸術家」川染喜弘のデザイン&アーキテクチャー」も。

A4判128P

「唐沢俊一検証本 vol.2 ガセビア編」&「トンデモない「昭和ニッポン怪人伝」の世界」

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唐沢俊一検証本 vol.2 ガセビア編 ¥1000

好評だったvol.01では「盗用編」として、主に無断引用などパクリに焦点をあてていましたが、vol.02では、雑学王としてその博識ぶりを評価されている唐沢氏の事実誤認の数々を検証しています。
自身のブログの内容に書き下ろしを大幅に加えて構成しています。 

コンテンツは—
第1章「雑学以前に常識が危ない」:わかりやすいガセの例を多く紹介。
第2章「どうしてこうなった?」:ガセを書いてしまう唐沢氏のスタンスについて検証。
第3章「検証こぼれ話デラックス」:唐沢俊一氏と『トリビアの泉』との関係について。
第4章「個人的な体験」:筆者が唐沢俊一検証をするようになった経緯と活動の意味を語る。
B5判90P

 

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2009年5月に発行された唐沢俊一・ソルボンヌK子『昭和ニッン怪人伝』を丸ごと一冊検証。
手塚治虫と水木しげる、長嶋茂雄と王貞治、三島由紀夫と川端康成、馬場と猪木、ボンカレーとカップヌードルなどなど60〜70年代にライバル関係だった 偉人たちをとりあげ、昭和という時代を読み解く『昭和ニッン怪人伝』は、著者によると唐沢本の中でもつっこみどころ満載ということで、全編にわたって検証 を試みる。
ブログで発表した内容を改訂し再構成しています。
B5判110P

スタンプラリー「トラジロウめぐり」

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2010年寅年にちなんで、井の頭自然文化園では、トラはいないものの、トラと同じネコ科の動物、ツシマヤマネコの「トラジロウ」をメインキャラクターに、トラに関係する園内の動物や見どころを案内する「トラジロウめぐり」を行なっています!

 いましろたかし先生の描きおろし漫画&イラストを収録したスタンプブックをもらったら、園内の9カ所をめぐってクイズに答え、スタンプを集めてみましょう!

期間 2009年12月23日(水・祝)~2010年1月11日(月・祝) 
配布 井の頭自然文化園 午前10時から配布。各日先着200名 

 とくに1月2日,3日、4日はゴールした人にゾウのはな子鉛筆のプレゼントがあったり、特設展示ガイドもあり。2日,3日はリスのおみくじや、フェネックと園長のお出迎えがありますよ。

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