アニメルカvol.5.1 特集『化物語』『偽物語』新房昭之/シャフト/西尾維新(アニメルカ製作委員会)¥1575
アニメルカと題しながらも、「化物語」「偽物語」原作者・西尾維新に関して小説、漫画原作を切り口にアプローチをしたり、アニメに関しては今野裕一や吉田アミをはじめ、腐女子を中心に女性向け文化を考える雑誌「girl!」に参加しているケタや、同人漫画/CD「ざつおん」のHTC*など10人の論者にコラムを依頼するなど、今号からアニメ×漫画×ラノベといったトランスメディアなシーンを捉えるカルチャー批評誌としての方向性を打ち出しています。なので、アニメはあまり見ないけど、というマンガor文芸読者にも今号はおすすめです!
【インタビュー】
ウエダハジメ「ウエダハジメの地獄のアニメ観光」(構成:高瀬司)
【批評】
村上裕一「『化物語』の文・体」
杉田悠「『めだかボックス』に「完成」はない——継承のビルドゥングスロマンについて」
泉信行「アニメの線を描くということ——虚構の描線と化けるディティール」
土居伸彰「「物語」を信じるためのレッスン」
田中のど「戦場ヶ原ひたぎは皮を剥ぐ——怪話劇 沈黙 怪異譚」
【コラム】
平川哲生「化物・偽物・本物のカットつなぎ」
今野裕一「『化物語』の異空間設計」
吉田アミ「諸星あたるの直系は阿良々木暦で間違いないのだった」
ケタ「リズムに乗って妄想へダイブ!」
平和「『化物語』はどこからきてどこへ行くのか」
かーず「ニュースサイト管理人から見た『化物語』ブームの動向」
toqmitz「外国人と日本人の異なる世界観」
さやわか「ポップスの符合性」
成上友織「歌にすれば消えない関係——「恋愛サーキュレーション」について」
HTC*「お前達は、ニセモノである——シャフトのキャラソンと、ニセモノの音楽とアニメにまつわる話」
【レビュー】
『月詠–MOON PHASE–』/『ぱにぽにだっしゅ!』/『魔法先生ネギま!』シリーズ/『ひだまりスケッチ』シリーズ/『さよなら絶望先生』シリーズ/『ef』シリーズ/『まりあ†ほりっく』シリーズ/『夏のあらし!』シリーズ/『ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド』/『荒川アンダー ザ ブリッジ』シリーズ/『それでも町は廻っている』/『魔法少女まどか☆マギカ』/『電波女と青春男』/『かってに改蔵』
執筆は—-あずまみこ、杉田悠、田中のど、bono、峰尾俊彦、ya_shi、高瀬司
【イラスト・マンガ】
ナマエミョウジ
hanger7
HTC*
ふみふみこ
mot
【表紙】
ウエダハジメ
【デザイン】
五十嵐哲夫
【編集長】
高瀬司
A5判140P
なお、これより前に出た「マンガルカ」は初版時のミスや誤植などを改めたversion1.1になり、表紙の色味なども少し変わりました。