反=アニメ批評/EPISODE ZEROが編集する、アニメに関する批評、論稿、エッセイなどを掲載した評論系同人誌。創刊号の目的は、これまでバラバラだった様々なアニメ批評・アニメ論・アニメ語りなどを、その多様性を維持したまま一つの場に結集することで、10年代のアニメ言論のための大きな見取り図を描こうというもの。各界で活躍中のライター、批評家、ブロガー、イラストレーターらが寄稿。
アニメルカ 01 ¥1050
第一章 アニメルカの原則 表現×原理
泉信行 あなたが観察者の椅子に座るということ
karimikarimi アニメーションと象徴表現 ——『シムーン』を例に
EPISODE ZERO 挑発する画面設計 ——『化物語』と『バカとテストと召喚獣』
反=アニメ批評 挑発するパンツ設計——パンツ表現論序説
第二章 アニメルカの分析 作品×批評
村上裕一 彼岸への通路 ——『WHITE ALBUM』試論
江戸屋猫八百 冬弥は如何にして機会原因主義者となりし乎——『WHITE ALBUM』
ココネ 自分たちの現実 ——『とある科学の超電磁砲』
第三章 アニメルカの変奏 メディア×消費
noir_k 池袋ダラーズはテレビアニメの夢を見るか?
さかさドンブリ <オリジナル>の共同性——『みなみけ』シリーズにみるアニメの受容・消費モデル
第四章 アニメルカの日常 社会×コミュニケーション
杉田u 「ファミリー」アニメから考える—— フレームを飛び越すリレーション・カレイドスコープ
ろくさん アニメーションとコミュニケーションのリレーション
かいん 第四世代・コミュニケーション・キャラクター——『しゅごキャラ!』と『けいおん!』から考える
第五章 アニメルカの越境 海外×受容
ジェニファー・フウ アメリカのファンコミュニティとピア・プロダクション
デヴィッド・カブレラ OTAKUの遊園地、あるいは託児所——アメリカのアニメ・コンベンションについて
ブレット・A・スミッソン 英国紳士がギャルゲーをやってみた
——『THE IDOLM@STER』と『Dream C Club』
第0章 アニメルカの誕生 座談会×リアルタイムメディア
司会:反=アニメ批評 × EPISODE ZERO
パネラー:twiitter+掲示板からの参加者
SP アニメルカの増殖 イラスト×擬人化
みつご(表紙・扉絵)
琴葉とこ
秋田起亜
篠岡乙夜
Robin
A5判140P
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アニメルカ 02 ¥1260
創刊号に続き、アニメ関連の様々な言論を一つの場に集め10年代の見取り図を描こうというコンセプトの元、前回、紹介しきれなかった新たな論者の論考を掲載。論考12本以外にも、座談会3本、表紙含めイラスト4本を収録し増ページ。
【論稿】
第一章 アニメルカの世界 日常 × イメージ
志津A 日常における遠景——「エンドレスエイト」で『けいおん!』を読む
あずまみこ 忘却の視線——劇場版『涼宮ハルヒの消失』について
cineeye 手がイメージを見る
第二章 アニメルカの系譜 作家 × 制作
安眠枕 『Angel Beats!』に存在しなかった「もう一つの世界」
tatsu2 P.A.WORKS の挑戦と軌跡、アニメ制作会社として
グダちん 二〇〇〇年代の創造神、富野由悠季のアニメる力(ちから)
第三章 アニメルカの混交 作品 × 表現
Italy亜人 アニメーションの第三の意味
——『さらい屋 五葉』と『デュラララ!!』の構造分析から読み解く腐女子的想像力の変奏
神田川雙陽 「成就した学生生活ほど、語るに値しないものはない」
——『四畳半神話大系』京都学生生活案内
WAFL アニメーションを観る目——人間とキャラクターをめぐって
第四章 アニメルカの拡散 海外 × メディア
wah 新房昭之の時代——ロリ吸血鬼と色彩美のサーガ
アレックス・レヴィット アメリカとテレビアニメの黄金時代——Toonami の歴史
桐枝ゆーり 視覚表現としてのファンサブ——海外字幕職人の創造力
【座談会】
◆変成するアニメ脚本術 ——映像の見え方からシナリオまで——
泉信行 × 麻草郁 × みやも × 反=アニメ批評
◆girl’s table talk!* —ざつだん!—
カヲリ × ケタ × D
◆アメリカとアニメの10年
アレックス・レヴィット × 功・ランサム × デヴィッド・カブレラ × wah × EPISODE ZERO
【表紙イラスト】
藤城嘘 × 一輪社
【表紙デザイン協力】
みつご
【挿絵イラスト】
SOE
めり
りえ
【DTPデザイン】
haru
【責任編集】
反=アニメ批評
EPISODE ZERO
A5判166P