刈部山本「東京「裏町メシ屋」探訪記」

刈部山本「東京「裏町メシ屋」探訪記」(光文社)¥820+税

町歩きをしながらの大衆食(ラーメン・町中華・食堂・酒場等)レポを、ブログ”デウスエクスマキな食卓”やミニコミ同人誌で発表してきた刈部山本の約15年分の記事からセレクトしたものを大幅に加筆訂正してまとめた350ページ越えの文庫本。

日常の風景の中の赤線・軍需工場・闇市の痕跡を巡りながら、地元の食堂や町中華、酒場で食し、銭湯に立ち寄る、東京休日旅のガイド。

目次
第1章 板橋しっとりチャーハン ~板橋を見れば東京大衆食の近代史が分かる!?
第2章 明治からのレンガを追う ~銀座・日本橋・神田、路地裏の穴場老舗が見えてくる
第3章 関東大震災からの復興 ~上野東側の裏路地に見る和洋定食・男子メシ紀行
第4章 多摩湖から玉川上水を巡る ~近代水道の発展から、郊外の地グルメに会う
第5章 戦争への足音が響いた町 ~板橋から北区へと広がった軍用地は今!?
第6章 戦中から戦後へ ~空襲からドヤ、ちょんの間と経た横浜ストーリー
第7章 赤線のあった頃 ~吉原・向島・鳩の街・玉ノ井ラビリンス
第8章 物流が町を変える ~貨物船から臨海部へ、葛飾・江東・品川の旅
第9章 東京の拡張・郊外の変革 ~モータリゼーションが起こしたロードサイド文化、足立

文庫358pages

※これまでタコシェにて、長年にわたり多くのお客様に”デウスエクスマキな食卓”をお求めいただいたご縁から、著者より50ページ、オールカラーの特典冊子をつけていただきました!