日別アーカイブ: 2019 年 8 月 30 日

札幌のシティファーマーが編集する食べることと考えることの文藝誌 B

食べることと考えることの文藝誌 B ¥500+tax

札幌で野菜や蜜蜂を育てるシティファーマーとして活動する小笠賢社による、食べることと考えることの文藝誌。農業や食体験を通して見えてきた事を綴り、食べることを考えます。

第一特集はミツバチ。
ミツバチ歳時記、ミツバチを知る15のトピックス、養蜂の歴史、ミツバチと農業、ミツバチに関する本。

ミツバチの営みを助けハチミツを収穫する養蜂は、いわばミツバチとのコラボ。間違ったサポートをすればミツバチの住環境を損ない弱らせてしまうし、養蜂家によってその方法も違うようです。ミツバチを通して周囲の植生や環境問題にも自然と話題が広がります。

第二特集 文芸
屠殺を他人に委ねず自らさばくことで食物連鎖の中に自分を位置づけられるようになった体験。
都会のサラリーマンを辞めて、アラスカで雄大な自然に接したのをきっかけに、マタギに弟子入りし、狩猟や採取生活を送る若者が描く自然との調和。
などなど、お菓子屋さん、公務員、マタギ見習い、旅人など様々な年齢、職業の人が、食にかかわるエッセイを寄稿。

10.5×17.3cm 64pages

逆柱いみり『増訂版 はたらくカッパ』

逆柱いみり『増訂版 はたらくカッパ』(青林工藝舎)¥1500+tax

先月の『赤タイツ男』に続いて、嬉しい逆柱作品の増訂版。
2005年に出版された「はたらくカッパ」の物語に続き26ページを描き下ろし。他にも、カバーを描き直し、口絵イラスト1枚描き足しています。

町に就職の面接に行くはずが、ひょんな事から乗組員がカッパの蛸漁潜水艦の炊事担当になってしまった女の子とカッパの幻想的な物語。

A5判208pages

スケラッコ「602号、木の見える部屋」

スケラッコ「602号、木の見える部屋」¥750+tax

理屈っぽいところがあるけど、どこか抜けているショウタ。
のんびりしているけど、決断力はあるルイ。
新居は緑いっぱいの団地。

新婚カップルのお引っ越しから、二人の家具選び、ご近所さんとのおつきあい、ささいなきっかけでのケンカ、散歩やお花見…ふたりの日常ーーある日のある出来事ーーを、それぞれの目線で描き、2つで1つの立体的なお話になる短編集。8話×2人=16のエピソードを収録。

新しい暮らしをきっかけに、互いの新たな一面に気づきながら思い出や楽しみを増やしてゆくショウタとルイにほっこりします。

URくらしのカレッジとROOMIEの二つのサイトで並行して掲載された作品をまとめたもの。

A5判104mpages オールカラー