月別アーカイブ: 2019年8月

香港発 薄簿仔 A THIN BOOKLET #11「自由」

香港発 薄簿仔 A THIN BOOKLET #11「自由」 ¥602+tax

号ごとに1つのテーマで様々なアーティストの作品を掲載する香港発のZINE、薄簿仔 A THIN BOOKLET。

すでに10号を出して昨年で完結していましたが、逃亡犯条例改正反対のための6月9日の100万人デモ以降の香港の状況から「自由」をテーマに作品を募集して復刊。

A6判24pages リソ印刷 中綴じ

宮崎希沙 10年分のカレー食べ歩き集成「CURRY NOTE SPDX 2010-2019」

宮崎希沙「CURRY NOTE SPDX 2010-2019」¥1000+tax スペシャルセット¥1700+tax

カレー好き、zine好きで、毎年、手帳仕様のカレーのジンを作りつつ、デザインの仕事に就き、カレー店の紙ものや看板まわりのデザインをしたり、最近ではGINZA webにカレーの連載を持つようになった著者。

10年目の迎えて、2010年からの過去9年のレポートと(閉店や移転もあり、データは可能な範囲で改訂されています)ここ1年の最新レポートをあわせた10年分の合本ができました。
新書判で400ページ、2cm強の厚さのデラックス版、表紙色はゴールドです!!

左ページにレポート、右ページは書き込みできるノートのフォーマットはそのままに、店やカレーのランクづけや蘊蓄はなく、それぞれのお店の特徴に注目してカレーとお店の楽しみポイントをガイドしてくれます。
(大勢でいってシェアすると楽しいとか、ファミリー向きの雰囲気でベビーカーも入りやすいとかいろいろ)カレー体験を読者と共有し、楽しむ、食べ歩きととみにメモって育てるノートです。

所在地ほか、欧風、印度風、和風などの分類と「辛さのの唐辛子マークといった基本データ以外は、お店の雰囲気やメニュー構成を含めてのカレー体験と感想中心の読み物といった感じ。気分や体調、人数や目的にあわせて、カレーとカレー店を楽しむときの参考になります。

新書判400pages

10周年にあわせて虹釜太郎が制作した音源と、海外からの訪問客でも入りやすいベジ対応や英語メニューのある都内の10カレー店を日英韓中の四カ国語でガイドする冊子TOKYO CURRY GUIDE FOR TOURISTSとセットになったタコシェだけのスペシャルパック¥1700+taxもあります。

界 賀邑里 長編ホラーコミック「かえらずの雨 4」

界 賀邑里 漫画「かえらずの雨 4」¥1204+tax

ホラー、怪奇幻想、ミステリ-系アーティスト界賀邑里の自主制作、長編ホラーの第4巻!

わけありのホームレス青年、一尾の助けを借りて、謎の追っ手から逃れて、廃墟になった学生寮で女子を出産した夫婦。母と娘は、呪術的な力の働く土地に逃れて生きのびるが、やがて娘、澪弥は高校生になり、悪夢に悩まされる日々を送る。

夢の意味を調べようと、澪弥はオカルト系私設図書館に文献を探しに行くがそこは、母が行くことを禁じている結界の外にあった。友人の与里と一尾は、澪弥を止めようとするも、はぐれてしまい電車に乗り込んだ澪弥は、美穂刈駅に間もなく到着するとメッセージを送って消息を絶ってしまう。

すでに廃駅となった謎の美穂刈駅へ向かう、一尾と与里だがそこに待ち受けていたのは。。。

澪弥の出生の因果や、登場人物たちの背景が少しずつ解き明かされてゆくと同時に、抗い難い大きな力によって、澪弥も与里も一尾もそれぞれ危険に追い込まれてゆく…

A5判 132pages



マンガ論争21 バロン吉元インタビュー参院選総括

マンガ論争21 バロン吉元インタビュー参院選総括 ¥1389+tax

巻頭は、画業60周年を迎え、第48回日本漫画家協会文部科学大臣賞を受賞、『ルーザーズ』では若き日の姿が描かれ、画家「龍まんじ」としても活躍中のバロン吉元先生。15ページにわたるインタビューと、最近の活動レポートしています。

特集「2019参院選と、その結果?」では、表現の自由を訴えで自民党から出馬した山田太郎氏とオープンゲイとして政治活動を行う石川大我氏を取材。

巻末は、「あれよ星屑」の山田参助先生と、その時代考証を担当した若林宣さんによる「戦争・マンガ・考証」をモチーフにした対談。

A5判138pages

山本直樹 超ロングインタビューや「有害、不健全、海賊版」などの問題を特集したマンガ論争Sp.04「不健全?」¥476+taxも僅かですが入荷しました。

台湾のグラフィックコミックの小出版 SHAHO SHOBOよりTsung-Hsien Xue 「凍原物語 Roaming in the Tsundra」、Shin-Yong 「找找 chercher」

Tsung-Hsien Xue 「凍原物語 Roaming in the Tsundra」(SHAOHO SHOBO)¥1500+tax

台湾のリトルプレスSHAHO SHOBOのNatura Comicシリーズ第一弾は、主宰者Tsung-Hsien Xue自身の作品。

凍原=ツンドラの生態?を描いたコミック。
凍てついた世界に光が射して、カチカチだった世界が溶けて生き物の活動が再開し、やがて社会生活が。。。
ツンドラなのに、どこか南国風であったり、鈴木翁二、横山裕一、サン=テグジュペリ etc.様々なオマージュが詰め込まれながら、そのどれでもない世界が描かれています。

13.8cm×20.9cm 48pages 日英訳つき


Shin-Yong 「找找 chercher」(SHAHO SHOBO)¥1500+tax

台湾は高雄のリトルプレスSHAHO SHOBOのNatura Comicシリーズ第2弾。
第1弾はツンドラをモチーフにしていましたが、今度はtorrey pine、サンディエゴ北部の海岸沿いの郡、およびサンタローザ島でのみ生育する絶滅危惧種の松がモチーフ。

擬人化された月と雲と星が登場し殺伐とした日常から豊かな生態系までを巡り何かを探します。

13.8cm×20.9cm 48pages 日英訳つき