月別アーカイブ: 2018年8月

10人の音楽たちの音楽以外のエッセイ集  編 寺尾紗穂 画 小林エリカ 「音楽のまわり」

編集発行 寺尾穂 画 小林エリカ 「音楽のまわり」¥1800+税

10人の音楽家が「音楽以外」のことを書いた」エッセイ集。
音楽を通して知っている音楽家たちが、日常目にしている世界を自由に綴る。
カレー、愛車、実家、喫茶店、昆虫、懐かしのメロディ etc. 音楽とは関係ないような、あるような日常の景色。

執筆者はーーー
伊賀航 「水鹿」
植野隆司 「スパイス・ワールド」
あだち麗三郎 「身体のこと」
ユザーン「十月二十一日の昼ごはん」
折坂悠太 「ゆうびの劇」
寺尾紗穂 「ドトールと私」
知久寿焼「ツノゼミをめぐるせんちめんと」
エマーソン北村 「寝る前に読む進化論」
マヒトゥ・ザ・ピーポー 「とある、光、ちがう、光」
浜田真理子 「お別れ公衆電話」

発行 寺尾紗穂
編集  寺尾紗穂 谷口愛
画   小林エリカ

約105×172mm 128pagees

銀座最後のキャバレー白いばらを記録した同人誌 郷里の娘「キャバレーは今も昔も青春のキャンパス」

郷里の娘「キャバレーは今も昔も青春のキャンパス」 ¥1204+税

1921年創業、2018年に建物の老朽化によりその歴史に幕を閉じた銀座最後のキャバレー「白いばら」。

空襲で消失し、戦後営業を再開した当時の昭和の香りを残す店には、10代〜50代の200名以上のホステスが在籍し、生演奏のバンドやダンサーのショータイムがあり、季節の行事(ゆかた祭り、文化祭etc)も催され、“夜の大人の遊園地”として親しまれてきました。

その歴史の最終章に、ホステスとして立ち会った卒業生3人が、多くのお客さんと従業員に愛された店の様子を記録すべく、貴重な写真や資料、イラスト、証言や思い出を詰め込んで制作した同人誌を制作。

昭和の正統派キャバレーのゴージャスさを伝える写真、ダンサーさんインタビューやお客さんや元店員のコメント集など、キャバレーの往事を伝える、愛情いっぱいの貴重な記録。

※白いばらには、出身県ごとにホステスさんたちの名前を入れた日本地図が貼ってあり、指名や会話のきっかけになっていたこともあり、サークル名は郷里の娘

■目次
まえがき
Q&A 白いばらってどんなとこ?
今日の日はさようなら 白いばら写真集
白いばらの歴史
Q&A ホステスってどんな人?
白いばらホステスさん観察図鑑
あるホステスの一日
ゆるばらまんが ゲストC美
インタビュー ショーダンサー ジャスミン
白いばらの一年
座談会 夢・恋・愛 〜白いばら同窓会〜 ゲスト ひなこ
実即 閉店までの歩み
Q&A これであなたも白いばら通
私と白いばら
手紙は漢方薬 ゲスト 配島正樹
あとがき

B5判42pages フルカラー

小川たまか「「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。」

小川たまか「「ほとんどない」こちにされている側から見た社会の話を。」(タバブックス)¥1600+税

日常で、何か疑問や違和感、悩みを感じても、それをSNSで発言すれば炎上したり、揶揄されたりで、建設的な議論にならないまま放置されがちな性暴力被害、痴漢犯罪、年齢差別、ジェンダー格差、女性蔑視CM、#metoo運動などのテーマ。

この問題に、”あえて踏み込み、自分の足で取材し、背景を調べ、その根底にあるものを探り、それをネット上の文脈にものせて、普通の人でも読みやすく書く”小川たまかの初単著。

2016年に着手して、過去の文章を加筆修正しながら新たな文章を書き、2年がかりでまとめたものだそう。

執筆・編集の間に、高橋まつりさん過労死自殺、伊藤詩織さんの事件があり、#metoo運動、発行と前後して東京医大の試験問題があり、常に問題になりながら決してよくなる兆しがみえないこのテーマについて、ただ正義をふりかざすのではなく、自らも傍観者になっていた過去や、ともすれば加害者側にまわりうる危うさを意識しながら、日常の中で「ほとんどない」ことにされている問題や状況について考え、語ります。

四六判212pages

Andy BOLUS, Zven BALSLEV, Pakito BOLINO「Cryot of Sados」

Andy BOLUS, Zven BALSLEV, Pakito BOLINO「Cryot of Sados」 (Le Dernier Cri)¥3148+税

フランスはマルセイユで、シルクスクリーンを用いたアート出版を手掛けるLe Dernier Criのパキート・ボリノと、デンマークで同じくCULTPUMPというアート出版を主宰し2018年夏にmogragギャラリーで日本初個展を開催したZven BALSLEV、そしてフランスを拠点にEvil Moisture名義でノイズミュージシャンとしても活躍するイギリス人Andy Bolusによるコラボ作品集。

表はスルクスクリーン印刷、裏は鏡のような銀のカバーの中には6種類の折り本が収められています。

20cm×14cm 両面印刷各12pages 11版刷り
カバー 20.5x 15cm 150部限定

四つ折りになったカバーの中に6つの折り本が入っています

蛍光インクも使った多色両面刷りの折り本

カバーの裏面は鏡のように反射します!!

田中六大 「六大日記 ラバンバ」「星をひろわなかった話」

田中六大 「六大日記 ラバンバ」 ¥800+税

絵本、漫画、イラストで活躍する田中六大が自身のブログで発表した4コマ(ときどき8コマ)の日記漫画をまとめたもの。

食材を買いに出たスーパーで締切を思い出したときの焦燥感、人の一生や世界の広さを思って、ふと感じる無常、無邪気すぎる息子とお母さんっ子の娘の幼い二人に翻弄される日々…などが淡々と描かれています。

七五三の写真を撮るときに、笑顔を撮ろうとおもちゃや鳴りもので、もりあげる写真館の人の前で少しも笑わない娘、「大丈夫ですよ、この顔もかわいいんで、とフォローする妻、それを見ていて後で描く作者…オチはないけど、それぞれの
行動や性格がほんわか面白く、どこか懐かしかったり、共感してしまう日記です。

A6判124pages
※表紙裏に作家によるデッサンがついています。(絵柄はそれぞれ異なります)

田中六大「星をひろわなかった話」¥400+税

鴨沢祐仁の没後10年、画集「XIE’S CLUB BOOK」発売を記念して青山のビリケンギャラリーで開催されたトリビュート展
「鴨沢祐仁とイナガキタルホの世界」の際に作られた小冊子。

「一千一秒物語」「クシー訓の夜の散歩」に着想した夜の散歩のお話。

A6判16pages 100部限定
※表紙裏に作家によるデッサンがついています。(絵柄はそれぞれ異なります)