月別アーカイブ: 2017年2月

田亀源五郎「奴隷調教合宿」

田亀源五郎「奴隷調教合宿」(ポット出版)¥2400+税

ゲイ・コミックの巨匠にして、世界的なゲイ・エロティック・アーティストである田亀源五郎の長・短編集第六弾。
「奴隷調教合宿」の名のもと、マゾセックス漬けにされた大学野球部のエース。
容赦なきド直球SMが繰り広げられる。
週末だけ自らを解放し、快楽を追求する男の生態を描く「金曜の夜は四つん這いで」。
長編、短編の二作を収録。

雑誌『バディ』連載をいずれも加筆修正して単行本化。
書き下ろしの「あとがき」も収録。

収録作品
◎奴隷調教合宿
◎金曜の夜は四つん這いで

A5判 288pages 並装 スリーブケース入り

『奴隷調教合宿』予告編(2017年2月14日発売) from Gengoroh Tagame on Vimeo.

服部昇大「日ポン語ラップの美ー子ちゃん2」と「美ー子ちゃんのROAD TO ROAD TO HIIG & LOW」

服部昇大「日ポン語ラップの美ー子ちゃん2」¥750+税

70年代~90年代の雑誌の裏表紙を飾ったペン習字講座の広告マンガ「日ペンの美子ちゃん」の形をかりて、『今日のテラフォーマーズはお休みです。』などの漫画家・服部昇大が描く日本語ラップのガイドブック第2弾。
ラップブームにわいた2016年リリースの作品を中心に取り上げています。

GOMESS『人間失格」、BADHOP「Ink Boyz」、ANARCHY「AWAKENING」、HATANAI ATSUSHI「S.O.S.A.I」、C.O.S.A×KID FRESINO「somewhere」宇多田ヒカル「忘却 feat.KOHH」etc.

コミックに加えて、美ー子ちゃんによる「日常で使える日本語ラップパンチライン」やディスクレビューも収録。

A5判40pages

服部昇大「美ー子ちゃんのROAD TO ROAD TO HIIG & LOW」¥580+税

70年代~90年代の雑誌の裏表紙を飾ったペン習字講座の広告マンガ「日ペンの美子ちゃん」の形をかりて、ラップについて解説して話題の服部昇大が、今度は「HiGH&LOW」シリーズ!を美ー子ちゃんで解説。

EXILEも所属する芸能事務所LDH(Love Dream Happinessの頭文字)が放つ映画×音楽×ライブの総合エンターテイメント「HiGH&LOW」シリーズ!
その映像作品、音盤、物語、キャラクター、音楽的魅力を美ー子ちゃんが初心者にもよくわかるように徹底解説。

「古今東西のあらゆる不良系カルチャーを飲み込んだ膨大な文脈感!!
そしてそれを可能にするLDHのエネルギーと財力!!!」
解説、レビュー S.W.O.R.D漫画で、「HIiGH&LOW」ファンも美ー子ちゃんファンもともに楽しめます。

A5判28pages

名作漫画誌「品格」

品格 vol.2 (シカク出版)¥1000+税

大阪のインディーズ出版物のお店シカクが創刊した名作漫画誌の第二号。

商業主義とは一線を画し、締め切りや読者のニーズに関係なく、作家自身が描きたい、いいと思える作品を集め、漫画表現の追究を目的としたコミック誌。
創刊号よりページ数も増え、執筆陣にも少し変化が。表紙デザインを小磯竜也が手がけ、中身もパッケージもよりエッジが効いてきました!

《収録作品》
『節分祭の晩』中野友絵
『ANT WORDS SCANNER』香山哲
『常穏解凍』さかぐちまや
『陶製サテュリコン』巴大樹/巴啓祐
『とつげき、となりの、ばんごはん』〇の中に、さ
『金の生る木』ともわか
『坂の向こうを見る』弓削真由子
『彼方のKK5412』近頃チモ
『2才の見解』関根美有
『窓際とたこ焼き』大嶋宏和

A5判126pages シカク出版


品格 vol.1 (シカク出版)¥900+税

大阪のインディーズ出版物のお店シカクが出版する漫画誌。
既成の漫画誌に満足できず、新しい表現を追求する雑誌を創刊したいと思い、まず人と作品が集まる場所としてシカクを作ってみたら…
雑誌の中にも自費出版にも、志高い作品が色々あることに気付いたけれど、それでも、多くのメディアの中から漫画を選んだ人たちが、今でしか描けないー品格あるー作品を集めて雑誌を作りたいーーーという思いから創刊されたインディーズ漫画誌。
商業主義や娯楽では終わらな心意気をお届けします!!

《収録作品》
『ドライブ』〇の中に、さ
『雨晴れに』近頃チモ
『つるはし-1』香山哲
『重力のある生活』ともわか
『陶製サテュリコン』巴大樹/巴啓祐
『ブ、ブロマンス』関根美有
『未読183ページ』さかぐちまや
『ぶどう』しりもと
『あなたのしらないわたしのこと』イシヤマアズサ

A5判126pages

APIED vol.28「いま読む少女文学『不思議な国のアリス』『モモ』他」

APIED vol.288「いま読む少女文学『不思議な国のアリス』『モモ』他」¥600+税

毎号、ひとつのテーマに、文筆家、研究家、読書好き、様々な書き手たちが、書評やエッセイ、小論文、創作(漫画も)を寄せる文芸誌。

少女文学ということで出てくるのは—–
不思議の国のアリス、モモ、若草物語、結婚式のメンバー、リンゴ畑のマーティン・ピピン、ムギと王さま、長くつしたのピッピ、メアリー・ポピンズ、赤毛のアン、草の竪琴、お姫さまとゴブリンの物語、秘密の花園 etc,
女性の方は、少女時代がよみがえる懐かしい作品や憧れたり共感したヒロインがあるのでは?

表紙挿画は銅版画家の山下陽子、表紙を開いてのトレペの遊び紙のリボンも少女らしい。

千野帽子「『不思議の国のアリス』の一五〇年後 文藝ガーリッシュ・読書おぼえがき」
三浦沙羅「しずかなちりのリンゴ畑で」
高田里恵子「幸福すぎる学校小説としての少女文学」
金澤一志「かがむ国のアリス」
吉田道子「ハンカチの窓ーわたしの少女小説」
緒方伶香「レモネートのなる木とこうもりがさ」
ともえかず代「エンデは問わない「モモ」に描かれた時間のこと」
砂岸あろ「『夜のパパ』をさがして」
井﨑敦子「失われ続ける世界の中の希望の物語」
金城静穂「フランキーが願ったこと」
三神有夢「マドンナを抱く」
菅野水紀「漁火」
金城京香「After若草物語」
中村真知子「『十二夜』から「魔女グレートリ』へ」
原恵以子「“再生”を信じてF・H・バーネットの『秘密の花園』」
一之田吉「さくらの象徴」
大谷伊津枝「山のあなた」
扇千恵「リュドミーラ・ウリツカヤ著『それぞれの少女時代』」
楡りふか「キリコの食卓」
佐久間慶子「北京一九三七」

山本善行「善行堂通信」人との出会い、本との出会い(10)

表紙装画 山下陽子

22cm×13cm 84pages


makomo 2017カレンダー「ひさし」

makomo 2017カレンダー「ひさし」¥750+税

大阪在住のアーティストmakomo。
心をくすぐる、”ちょっと”面白いイラストを描きつづけるmakomoさん、恒例のカレンダー。
今年のお題は「ひさし」
1月のおもちにひさし、2月の赤鬼にもひさし 3月のタケノコ(?)&かぐやひめにもバランでひさし…
ランドセルにも、すでにつばのついている野球帽にもひさし、パンダもスイカもひさし…
…とひさしをつけると、不思議な造詣、不思議な役割が生まれます。

今年はmakomoさんが、年があけて一月の終わりが近づいてから入稿というスロースターターぶりを発揮してしまいましたが、このカレンダーも時間に追われるのでなく、ゆったりとした時間を取り戻すアイテムとしておそばに置いてください☆

A5判24pages