日別アーカイブ: 2016 年 4 月 6 日

花巻のお米生産者と山羊からの手紙のようなジン「やぎ が おどれば」

やぎ が おどれば

「やぎ が おどれば」 ¥556+税

岩手県の花巻で亀ノ尾という、主にお酒の原料になるお米を作っている生産者さんが、飯米として少量サイズで販売会に参加するに際して、PR用に作成したジン。

といってもお米とは直接関係はなく、飼っている山羊の目線?で、クールに人間を眺め、生きとし生けるものの、命ある日々を享受する事を語る手紙のようなペーパーが1~2枚ずつ、10の封筒に入っていて綴じ込まれています。
(実際は、筆者が綴るブログの中の言葉から抜粋・編集テクストになります)

山羊のポストカードと栞がわりの麦つき。ページのノンブルの代わりに封筒の端に山羊のはんこが押してあります。

洋形2号(114mm×162mm) 封筒10枚綴り

やぎ が おどれば

やぎ が おどれば

やぎ が おどれば

夕タン「よっちの本 1」

よっちの本1

夕タン「よっちの本 1」(トマソン社)¥1000+税

タコシェ店頭にも現れる、ポストカードサイズのフリーコミックとして2004年から配布されている「よっち」シリーズが単行本化。
年齢不詳の社会人「よっち」と猫のニャーニャーのごくごくさりげない日常が描かれています。
仕事中に仕事しているようで関係ない事を考えてみたり、寝付かれない夜に寝付きがよくなりそうな事を思い出そうとして思い出せなかったり…という、劇的ではないけど調和的でもない、いい知れぬ日常がたくさん詰まった愛しい作品集。

収録作品はーー
おはようよっち/ただいまニャーニャー/よっちの休日/おでかけよっち/よっちの一週間/かぜひきよっち/ごちそうよっち/かいだんよっち/よっちの給料日/おんせんよっち

※著者名は“ユウタン”です!

B6判変型 168pages

山川直人「日常の椅子 菅原克己の風景」

山川直人「日常の椅子」

山川直人「日常の椅子 菅原克己の風景」(ビレッジプレス)¥800+税

同人誌「菅原克己の風景」シリーズ三冊に発表した作品を中心に詩人・菅原克己の詩をモチーフにした作品に描きおろし加えてまとめたもの。

高田渡の歌う「ブラザー軒」をきっかけに、菅原克己を知り、グループ展仲間とともに、その世界を絵や詩で表現する同人誌を発行したり、機会あるごとに、描いてきた菅原の詩をモチーフにした作品を収録。
2005年からのおよそ10年に渡り、『コーヒーもう一杯』『澄江堂主人』の連載と同時期に描きためたものになります。

収録作品ーーー
あいびき/燈火/ヒバリとニワトリの鳴くまで/スコット・サーカスの夕べ/日常の椅子/聖バレンタインの夕べ/喫茶店の中二階で/〈贋札つくり〉について/「ビュビュ・ド・モンパルナス」を読んで/めくらのジャン/ブラザー軒/マクシム/四月のたより
菅原克己略歴

菅原克己(1911~1988)
詩人。宮城県亘理町生まれ。日本美術学校退学後、党籍のないまま日本共産党機関紙「赤旗」のプリンターや商業図案の仕事に携わりながら詩作に励む。1951年、最初の詩集『手』(木馬社)を刊行。1962年、共産党を除名される。以後は新日本文学会を活動の拠点としながら詩作を続ける。詩集のほかに自叙伝的エッセイ『遠い城』(創樹社/1977年)などを刊行。没後『菅原克己全詩集』(西田書店/2003年)が刊行された。

A5判96 pages