月別アーカイブ: 2016年3月

駕籠真太郎 The art of Shintaro Kago 3

The art of Shintaro KAGO

駕籠真太郎「The art of Shintaro Kago 3」(Timeless) ¥2778+税

フランスでの駕籠真太郎画集 第3弾。

ポップでかわいい女の子たちの頭の中身がそのまま頭部から飛び出したり、解剖図と遊園地が合体したような頭部になっていたりと、ポップで奇想天外な大判美少女画集。見開きもあり、迫力満点です。

30cm×40cm 32pages フルカラー 250部限定

The art of Shintaro KAGO

The art of Shintaro KAGO

The art of Shintaro KAGO

スペイン発の、コミック&イラスト雑誌 Mincho 08

Mincbo 8

Mincho vol.8 ¥1852+税

スペイン発のグラフィックアートマガジン。
英語、スペイン語のバイリンガルですが、スペイン語は巻末にまとまっており、メインは英語。
イラスト~漫画の広い範囲で、丁寧なテクストやインタビューとともに作家や作品を紹介しています。
8号はサイケデリアをフォーカスしているので、緻密で見応えある絵が多いです!特集の中でカツマタヒデユキも登場。

Seeting the Mood… “The Cactus of the Gods”, illustrated by Óscar Raña
Illustration: Micah Lidberg // Psychedelia, the Amazing Inner Reaches of Outer Space (Dogboy, Will Sweeney,Hideyuki Katsumata)
In Motion: Chad VanGaalen
Comic: Miguel Calatayud // Jack Kirby
Art + Design: Neo-psychedelic Album Art: Are you Experienced?
The New Contemporary: Jon Fox
Have a Nice Book: John Alcorn

21cm×26cm 104pages オールカラー

Mincho 8

Mincho 8

mincho8

Witchenkare vol.07 世の中変わってる

Witchenkare  vol.7

Witchenkare vol.7 世の中変わってる ¥1000+税

執筆者が増えて大所帯となったインディーズ文芸創作誌ウィッチンケア(キッチンウェアのアナグラム)第7号。
商業誌とは一線を画す、書き手の試作&思索の場にしたいというチャレンジ精神から、今回も、お店を持たないフリー書店員・久禮亮太、地下アイドルライター姫乃たま、写真家のインベカヲリ★など…と多ジャンルの才能が参加。

コンテンツは—
武田 徹/「寄る辺なさ」の確認
長谷川町蔵/New You
インベカヲリ★/目撃する他者
矢野利裕/詩的教育論(いとうせいこうに対する疑念から)
ナカムラクニオ&大六野礼子/断片小説 La littérature fragmentaire
姫乃たま/そば屋の平吉
柳瀬博一/国道16号線は漫画である。『SEX』と『ヨコハマ買い出し紀行』と米軍と縄文と
朝井麻由美/無駄。
武田砂鉄/クリーク・ホールディングス 漆原良彦CEOインタビュー
太田 豊/日々から日々へ
野村佑香/物語のヒツヨウ
木村重樹/映画の中の〝ここではないどこか〟[悪場所篇]
オオクボキイチ/まばゆい光の向こうにあるもの
中野 純/金の骨とナイトスキップ
三浦恵美子/草木の身体感覚について
多田洋一/午後四時の過ごしかた
古川美穂/夢見る菊蔵の昼と夜
かとうちあき/似合うとか似合わないとかじゃないんです、わたしが帽子をかぶるのは
我妻俊樹/宇宙人は存在する
久禮亮太/鈴木さんのこと
美馬亜貴子/MとNの間
木原 正/ビートルソングスは発明か?
出門みずよ/白金台天神坂奇譚
東間 嶺/死んでいないわたしは(が)今日も他人
吉田亮人/写真家の存在
小川たまか/夜明けに見る星、その行方
辻本 力/健康と耳栓と音楽
友田 聡/独楽の軸からの眺め
西牟田靖/30年後の謝罪
藤森陽子/小僧さんに会いに
大西寿男/長柄橋の奇跡
荒木優太/宮本百合子「雲母片」小論
谷亜ヒロコ/夢は、OL~カリスマドットコムに憧れて~
円堂都司昭/『オペラ座の怪人』の仮面舞踏会
久保憲司/80 Eighties
仲俣暁生/夏は「北しなの線」に乗って ~旧牟礼村・初訪問記
開沼 博/ゼロ年代に見てきた風景 パート3
参加者のプロフィール

写真:徳吉久
アートディレクション:吉永昌生
校正:大西寿男
編集/発行:多田洋一

A5判228pages

新装版 渡辺寛『全国女性街ガイド』と復刻 松川二郎「全国花街めぐり」

松川二郎「全国花街めぐり」

復刻 松川二郎「全国花街めぐり」(カストリ出版)¥ 5970+税

昭和4年に発行された花街ガイドブックの復刻。
全国180カ所の花街、遊郭、さらには私娼窟を紹介。芸者の「売春料金」まで国名に記録、300点の図版を収録し、旧仮名遣いのままに復刻した、当時を知る貴重な資料です。

明治33年の「芸娼妓取締規則」によって、遊廓(貸座敷免許地)の立地が規定され、発行当時は、芸妓中心の花街と娼妓中心の遊廓との分離政策が完成しつつありましたが、花街の案内とともに、近在の遊廓も紹介しています。また、松川が遺した貴重な原稿も3点収録しています。

B6判 全812pages (上下二冊組)

松川二郎「全国花街めぐり」

松川二郎「全国花街めぐり」

松川二郎「全国花街めぐり」

渡辺寛「全国女性街ガイド」

新装版  渡辺寛「全国女性街ガイド」(カストリ出版)¥5000+税

戦後日本に存在した売春街をルポタージュした『全国女性街ガイド』(昭和30年)の新装版。
売春黙認地域、〝赤線〟のみならず、ガード下にうごめく〝パンパン〟、スナック裏稼業〝青線〟、
風待ち港の伝統売春〝おちょろ舟〟、歓楽温泉街の〝お泊り女中〟など、
戦後日本に存在した約353箇所の女性街ルポを完全収録、原著に忠実に復刻!

付録に『赤線跡を歩く』シリーズの著者、木村聡インタビュー、
新たに発掘された渡辺寛の短篇ルポ『女体風土記』「東北地方の巻」
さらに著者が青年時代にプロレタリア文学を志し、第一回芥川賞予選候補となった作品「詫びる」も収録しています。

新書判 261pages

とみさわ昭仁「無限の本棚:手放す時代の蒐集論」

とみさわ昭仁「無限の本棚」

とみさわ昭仁「無限の本棚:手放す時代の蒐集論」(アスペクト)¥1480+税

飲尿療法など不思議な民間療法、大家族もの、占い師、恋愛指南、成り上がり系などテーマティックな古本蒐集のみならず、色紙に描いてもらう似顔絵、大晦日に登場する西暦メガネなどなど、なんでも蒐集する癖と活動を、自身のミニコミ「蒐集原人」に綴ってきたとみさわ昭仁氏が趣味が高じてついに2012年、古本屋マニタ書房を開業。

「オカルト」「毛」「ご長寿」「大家族」「秘境と裸族」「埋蔵金」「水商売」など独自のカテゴリーの棚の氏の古書店は、ライター業の事務所も兼ねていて、神保町のビルの4階にあります。他にないセレクション、世界観を反映しながら、仕入れや取材がある店を閉めるため月の半分ほどの開店、さらには対面販売のみでネット対応なしという運営方法。

50年の蒐集人生から、生まれた店と運営スタイル、コレクション論は断捨離とかミニマリストの時代の蒐集、ライフスタイルにあわせてデザインされたお店論でもあり仕事論だったりもします。

四六判240pages