月別アーカイブ: 2016年4月

和ラダイスガラージ監修『珍盤亭娯楽師匠のレコード大喜利』

珍盤亭娯楽師匠のレコード大喜利

和ラダイスガラージ監修『珍盤亭娯楽師匠のレコード大喜利』(東京キララ社)¥2000+税

DJのDJによるDJのための新世代・和モノブック!待望の和ラダイスガラージ本・第二弾!

いわゆる「和モノ・イベント」をDJ視点で「クラブ・イベント」へと昇華させ、熱狂的にフロアを湧かしている「和ラダイスガラージ」。そのDJ陣の中でもっとも「和」を重んずる珍盤亭娯楽師匠によるフロアを狂喜乱舞させるレコードガイド。「音頭」に「演歌」に「祭り唄」……ダンスミュージックの概念を大きく変える「和ラ本」第二弾!!

カンフーに憧れる少年時代は、倉田保昭先生の元でアクションを修行してのスタントマン時代、ヒップホップダンサーを経て、レコード店員となり和ものに出会う異色の経歴を持つ師匠ヒストリーを聴くインタビューも収録。
【執筆陣】珍盤亭娯楽師匠、永田一直、中村保夫、KAZU、モカ、ブラックドーナツ、プロ野球音の球宴、珍盤亭一門(MOCHO、達磨、コレ兄、ジャズ太郎)

【和ラダイスガラージとは】
2011年、永田一直によって純国産音源のみをクラブ・マターでプレイするパーティーとしてスタート。
現在まで、MOODMAN、池田正典、ECD、常盤響、CRYSTAL、Mr.MELODY、RIOW ARAI、
CHERRYBOY FUNCTION、二見裕志、山辺圭司など各界のDJを招聘。
特別篇では、渚ようこ、ギャランティーク和恵、幻の名盤解放同盟、一十三十一、(((さらうんど)))、
ビイドロ、砂原良徳などの豪華ゲストを迎え大盛況となった。近年急速に増えつつある、
和モノDJイベントの中でも最も注目を集めているダンスミュージック・パーティーである。

17.5cm×17.5cm 206pages
タコシェ限定特典 珍盤亭娯楽師匠 特典MIXCDつき

珍盤亭娯楽師匠のレコード大喜利

大田区・池上線沿線の和菓子屋さんの軌跡 wagashi asobi「わがしごと」

わがしごと

wagashi asobi「わがしごと」(コトノハ)¥1900+税

東京大田区の池上線沿線の上池台の商店街にある和菓子屋さんwagashi asobi。お取り扱い商品は、二人の職人が作るドライフルーツの羊羹と落雁の2種のみ。あとは、注文に応じた創作和菓子を作るという個性的な小さな商いを実践する伝統を引き継ぐ和菓子の新しい仕事の軌跡を、同じ地元の出版社コトノハが書籍化。
二人が作る美しい和菓子の写真も収録、“わがしごと”を、和菓子ごと、wagashiごと、わが志ごと、我がしごと、わが仕事、わがし毎、wagashi asobiの和菓子にわけて、しごと、和菓子、文化、暮らし、デザイン、自身についてを語ります。

四六判212pages コトノハ

wagashi asobiさん、実はタコシェでIsabelle Boinotさんの展示をしたときにオープニングのお菓子を作っていただいたご縁があります。バゲットや凱旋門の形をした楽しい和菓子でオープニングを盛り上げていただきました! そのときのかわいい和菓子。

らくがん

エッフェル塔の形をしたらくがん

わがし

凱旋門やバゲット型の和菓子が定番の羊羹やらくがんとともに。

花巻のお米生産者と山羊からの手紙のようなジン「やぎ が おどれば」

やぎ が おどれば

「やぎ が おどれば」 ¥556+税

岩手県の花巻で亀ノ尾という、主にお酒の原料になるお米を作っている生産者さんが、飯米として少量サイズで販売会に参加するに際して、PR用に作成したジン。

といってもお米とは直接関係はなく、飼っている山羊の目線?で、クールに人間を眺め、生きとし生けるものの、命ある日々を享受する事を語る手紙のようなペーパーが1~2枚ずつ、10の封筒に入っていて綴じ込まれています。
(実際は、筆者が綴るブログの中の言葉から抜粋・編集テクストになります)

山羊のポストカードと栞がわりの麦つき。ページのノンブルの代わりに封筒の端に山羊のはんこが押してあります。

洋形2号(114mm×162mm) 封筒10枚綴り

やぎ が おどれば

やぎ が おどれば

やぎ が おどれば

夕タン「よっちの本 1」

よっちの本1

夕タン「よっちの本 1」(トマソン社)¥1000+税

タコシェ店頭にも現れる、ポストカードサイズのフリーコミックとして2004年から配布されている「よっち」シリーズが単行本化。
年齢不詳の社会人「よっち」と猫のニャーニャーのごくごくさりげない日常が描かれています。
仕事中に仕事しているようで関係ない事を考えてみたり、寝付かれない夜に寝付きがよくなりそうな事を思い出そうとして思い出せなかったり…という、劇的ではないけど調和的でもない、いい知れぬ日常がたくさん詰まった愛しい作品集。

収録作品はーー
おはようよっち/ただいまニャーニャー/よっちの休日/おでかけよっち/よっちの一週間/かぜひきよっち/ごちそうよっち/かいだんよっち/よっちの給料日/おんせんよっち

※著者名は“ユウタン”です!

B6判変型 168pages

山川直人「日常の椅子 菅原克己の風景」

山川直人「日常の椅子」

山川直人「日常の椅子 菅原克己の風景」(ビレッジプレス)¥800+税

同人誌「菅原克己の風景」シリーズ三冊に発表した作品を中心に詩人・菅原克己の詩をモチーフにした作品に描きおろし加えてまとめたもの。

高田渡の歌う「ブラザー軒」をきっかけに、菅原克己を知り、グループ展仲間とともに、その世界を絵や詩で表現する同人誌を発行したり、機会あるごとに、描いてきた菅原の詩をモチーフにした作品を収録。
2005年からのおよそ10年に渡り、『コーヒーもう一杯』『澄江堂主人』の連載と同時期に描きためたものになります。

収録作品ーーー
あいびき/燈火/ヒバリとニワトリの鳴くまで/スコット・サーカスの夕べ/日常の椅子/聖バレンタインの夕べ/喫茶店の中二階で/〈贋札つくり〉について/「ビュビュ・ド・モンパルナス」を読んで/めくらのジャン/ブラザー軒/マクシム/四月のたより
菅原克己略歴

菅原克己(1911~1988)
詩人。宮城県亘理町生まれ。日本美術学校退学後、党籍のないまま日本共産党機関紙「赤旗」のプリンターや商業図案の仕事に携わりながら詩作に励む。1951年、最初の詩集『手』(木馬社)を刊行。1962年、共産党を除名される。以後は新日本文学会を活動の拠点としながら詩作を続ける。詩集のほかに自叙伝的エッセイ『遠い城』(創樹社/1977年)などを刊行。没後『菅原克己全詩集』(西田書店/2003年)が刊行された。

A5判96 pages