日別アーカイブ: 2007 年 7 月 5 日

てくり5「盛岡ノートをポケットに。」

盛岡発、盛岡の「ふだん」を綴る”てくり”の最新号が出ました。
てくり5「盛岡ノートをポケットに。」¥500

 今回は、24歳で夭逝した立原道造が、病気療養のために1ヶ月滞在した盛岡で書いた「盛岡ノート」。永らく絶版になっていたこの本が再刊されたことをきっかけに、『京都カフェ案内」などの著者で毎月盛岡を訪れているという木村衣有子さんが、この本を読みながら69年前の道造の足跡を辿り盛岡への想いを重ねる。佐藤実による「盛岡ノート」の解説つき。
 ほかには、戦後の闇市が開かれ昭和が色濃く残る”桜山”の人や暮らし、さらには盛岡のソールフード「じゃじゃ麺」にも言及。連載企画「テーブルの上の職人たち」では、手打ち蕎麦職人・さくら庵の菅原さんに50歳をすぎてからスタートした蕎麦人生を取材。
 情報誌や旅行ガイドでは得られない視点と腰を据えてのインタビューで味わい深い作りになっています。
B5判36P

武富健治『鈴木先生3』&短編集『屋根の上の魔女』同時期発売

武富健治さん—話題の『鈴木先生3」と短編集「屋根の上の魔女』出ました!

『鈴木先生3』(双葉社)¥860
給食の酢豚を廃止するか存続させるかという問題から、思春期の性を巡る問題まで…、中学二年の担任・鈴木先生は生徒の瑣末な仕草さえ見逃さずに常に心の中で自問し苦悩する…。そんな先生が教師という立場をわきまえつつも禁じ得ない、教え子・小川への想いに悶々とする中、やはり小川へ想いを寄せる男子生徒たちの暴走やその他の生徒らの好奇心も手伝って、小川の意中の人を取りざたす騒ぎに発展! 事態を収拾しなくてはならないはずの鈴木先生だが、気持ちは乱れに乱れ…物語はいよいよ佳境に!

『屋根の上の魔女』(ジャイブ) ¥998
作家自らが胡蝶社名義で発表してきた自主制作作品をまとめたもの。平安王朝ものから近未来サスペンスまだヴァリエーションは様々な7編を収録してますが、作者自身によれば、少女という形をかりて苦悩や逡巡を描くスタイルを確立する以前の試作や模索、実験が伺える作品だそう。『鈴木先生」でこの作家に興味を持った方、鈴木先生にいたる創作の軌跡や原型が味わえる短編集(ほかに『掃除当番』(太田出版))もあわせてご覧ください!

『猟奇刑事マルサイ』再入荷しました

大越孝太郎「猟奇刑事マルサイ』(コアマガジン) 再入荷!

 この春、発売され、またたく間に完売し品切れ状態だった大越孝太郎さんの『猟奇刑事マルサイ』の重版されました! 前回、買い逃してしまった方は、今度こそお見逃しなく!
●ストーリー
 複雑化し、様々な問題をかかえる現在の東京には、これまでの犯罪者とは違った「猟奇的犯罪者」が現れ、従来の操作方法では歯がたたなくなってきた。そこで、警視庁は特殊能力を持った刑事たちを集め、猟奇事件専門の部署をたちあげた。それが「マルサイ」である。
 常識でははかり知れないあの手この手の奇妙な犯罪で己の欲望を満たそうとする異常犯罪者どもとマルサイの戦いを、残酷と快楽に満ちた事件を背景に鬼才・大越孝太郎が描く!

逆柱先生お手製粘土フィギュアをアップしました

逆柱いみりさんお手製の粘土フィギュアがいろいろ入荷しました!

 一点一点、紙粘土で形を作りヤスリをかけ彩色し…オリジナルパッケージに詰め、という全行程を逆柱先生自ら行なう味わい深いお手製フィギュアです。
 10センチ前後のネコカッパ(¥2100)、ミノカッパ(¥2310)、一ツ目(¥2310)〜色も様々なヴァージョンあり。形もそれぞれ微妙に違います〜、ミニ色紙に嵌め込まれたネコカッパの面(¥1680)、力作ワニガッパ(¥4200)などなど…。
 作品の中のキャラたちをお手元で愛でることができます!
※ミニネコカッパとネコカッパ面は売り切れました!

こちらは一点もの”金魚四つ足”。店頭にて展示中です。(¥21000)