てくり5「盛岡ノートをポケットに。」

盛岡発、盛岡の「ふだん」を綴る”てくり”の最新号が出ました。
てくり5「盛岡ノートをポケットに。」¥500

 今回は、24歳で夭逝した立原道造が、病気療養のために1ヶ月滞在した盛岡で書いた「盛岡ノート」。永らく絶版になっていたこの本が再刊されたことをきっかけに、『京都カフェ案内」などの著者で毎月盛岡を訪れているという木村衣有子さんが、この本を読みながら69年前の道造の足跡を辿り盛岡への想いを重ねる。佐藤実による「盛岡ノート」の解説つき。
 ほかには、戦後の闇市が開かれ昭和が色濃く残る”桜山”の人や暮らし、さらには盛岡のソールフード「じゃじゃ麺」にも言及。連載企画「テーブルの上の職人たち」では、手打ち蕎麦職人・さくら庵の菅原さんに50歳をすぎてからスタートした蕎麦人生を取材。
 情報誌や旅行ガイドでは得られない視点と腰を据えてのインタビューで味わい深い作りになっています。
B5判36P