月別アーカイブ: 2007年7月

パンズラビリンスのフリペvol.1でました

 10月に恵比寿ガーデンシネマなどで公開予定のギレルモ・デル・トロ監督『パンズ ラビリンス』のフリペは少女ファンタジーものにもかかわらず、(艶笑マンガ「やる気まんまん」を監督した)杉作J太郎×大根仁×川勝正幸による中年ダークファンタジー鼎談や中条省平のよるエッセイなど、異色執筆陣を擁して、公開まで出続けます。川勝編集長によるステキなシリーズ全部を揃えてみるのもよいかも。
 タコシェのフリペコーナーにも置いてあります!
 

映画についてはこちら「パンズ ラビリンス」
STORY
 1944年のスペイン内戦で父を亡くしたオフェリア。母は敵方の冷酷な独裁主義の大尉と再婚する。恐ろしい義父から逃れたいと願う彼女は、屋敷の近くで 謎めいた迷宮を見つけ出し、足を踏み入れると、迷宮の守護神“パン”が現われる。パンは「あなたは、捜し続けていた魔法の王国のプリンセスに違いない」と明かし、その真偽を確かめるため、オフェリアに3つの試練を与えるのだった。オフェリアは全く心の準備もないままに、その試練に立ち向かうことに…。
現実と空想迷宮の狭間で 3つの試練を乗り越える少女オフェリアの成長をとおして、現実と妄想、人間の強さと醜さを描いた、感涙のダークファンタジー。

勝川克志「庄太』 (上巻)入荷!

勝川克志「庄太」(さんこう社) ¥1995

「ビックコミックONE」で、『ドクロ党の人々』を連載中の勝川克志さんが、以前、芳文社から「おらあ庄太だ」のタイトルで一巻だけ出された作品を、タイトルを改め上下巻の完全版で出されます。
 タコシェでは、カラー出力印刷の「のんき新聞」や、我流で製本もこなしハガキ大の豆本シリーズなどを時々納品していただいていますが、そんな”工作好き”な昭和の子供世界を描いたのがこの「庄太」です。
四六判上製304P

コルセット映像とオブジェの図録「KRAGENEIDECHSE」

NEON O’CLOCK WORKS「NEON O’CLOCK WORKS」¥2100

2007年春にGalleria Yaso nachtで行われた展覧会「KRAGENEIDECHSE(カーゲンアイデクセ)」に関連した図録。コルセットという下着を破壊的な器具と捉え、身につけ、器具によって改造された肉体を描いた映像と、ボックスに収められたコルセットのオブジェを見チーフにしています。
 コルセットという素材にふさわしく、映像をプリントしたトレーシングペーパー越しにタイトル文字を読ませたり、赤銅のキラキラ光る見返し紙(キュリアスメタル:ブロンズオーレ)を使うなど、ミルキィ・イゾベの装丁も凝っています。
A5判変型 64P

安部慎一 新版「私生活」

安部慎一 新版『私生活』¥1575

 『ヤングコミック』誌を中心に発表し、多くの絶讃を浴びた「猫」をはじめとする 70年代初頭の珠玉の短篇を網羅。
収録作は
「孤独未満」「髪」「雨の少年」「獅子」「沈める雪」「猫」「軽い肩」「背中」「サーカス小屋」「一人暮らし」「悪い夜」「薔薇」「悲しき夏」「海のこちら」「私生活」「車」
2000年に刊行された限定版とは内容が異なります。限定版では「美代子、町に帰らず」と小説2編「悪友」「不倫」が入っていたのに対して、新版では、この3編に代わり「車」を収録しています。
A5判 178p

突然段ボール30年目のアルバム『純粋で率直な思い出』

突然ダンボール『純粋で素直な思い出』¥2300

77年に蔦木栄一、俊二兄弟によって結成されたノイズユニット”突段”の通算12作目、結成30年目の新作! 結成当初から商業主義とは無縁の表現を行ってきた兄弟だが、03年の栄一氏の永眠後も活動は続けられ、今回は久々のロックバンド編成によるアルバムに。
78年頃に作られたパンク色の濃い初期作品5作と、栄一氏の晩年の詞による作品5作のあわせて10作を収録。湯浅学氏によるライナーノーツを含むブックレットつき。
収録曲は
1.ミサイルの長旅  2.世界は廃墟だ  3.ハンディキャッパー  4.おたずね者  5.ミルクを飲もう  6.純粋で率直な思い出  7.ジャッジ  8.お花が咲いたよ  9.叩け抽出プラン  10.所在無し
8月23日の一般発売に先駆けての入荷です!