「本の手帳」お取り扱いはじめました

本の手帳 創刊号¥840 2〜4号 各¥1050
『古本屋の女房』の著者で、校正から製本、蔵書票の実製作を手掛ける田中栞さんと、リーブルオブジェや版画も作成するブックデザイナーで『装丁探索』の著作もある大貫伸樹氏の二人が編集発行する、本好きの本好きによる本好きのための冊子「本の手帳』のお取り扱いをはじめました!
 
 本に書かれていることだけでなく、本という形態から本作りのあれこれすべてを、愛で、観察・考察する、という二人ゆえに、本をつくる紙、製本、印刷、出版・流通はもとより、検印紙、しおり、書皮、篆刻、けしゴム版画…とその興味は広がりながらも細部におよびます。
 
 二人が交代で編集長をつとめているので、号によって、特集から表紙の雰囲気まで違って、それもお楽しみ。
 創刊号では田中編集長のもと蔵書票作家さんとその作品を多数紹介。2号では本を論じるにあたり表紙のみならずディテール写真も掲載して本が誕生する経緯をいろいろ考察。3号では世界的蔵書票コレクター・小枝昭一コレクションから国内外の珠玉の300作を紹介。4号では、川口松太郎の後を受けてプラトン社の雑誌『苦楽』の編集を行ない、竹中英太郎を見いだした西口紫溟、「MAVO」「戦旗」など転換点となる20年代の日本の書物、小津安二郎本研究、桜井均はなぜ”櫻井書店”と”大同出版”の2社を経営していたかなる考察、などなど本にまつわるいい話がたくさん。
 詳細は各号の表紙をクリックしてみてください。