HB vol.03 2008 spring「愉しいチェーン店ライフ!」 ¥500
巻頭特集は「愉しいチェーン店ライフ!」。街雑誌が好んでとりあげる、ノスタルジックで暖かみある商店街やユニークな個人商店だけでなく、当たり前にそこかしこにあるチェーン店に目を向けてみたら…。ということで、ジャンクな味わいを声高に肯定するでもなく、店ごとの微妙な差異の蘊蓄をたれるでなく、あえて各人のチェーン店の愉しみ方を語ってもらう、という、ちょいゆる企画です。
もうひとつの特集は、『不良番長』シリーズや『夜遊びの帝王』シリーズを手がけ、『俗物図鑑』(一九八二年、筒井康隆原作)を皮切りに、筒井康隆資金協力のもと『スタア』を監督した内藤誠。
明治文化研究者でもあり、ヘボン博士を研究した『ヘボン博士のカクテル・パーティー』(講談社)の著作を持ち、日本大学芸術学部で教鞭もとる内藤監督を知るべく、ロングインタビューを試みたり、筒井康隆とのトークショーを採録したり、『時の娘』で助監督を務めた高橋徹(古本屋〈月の輪書林〉)や日大芸術学部での教え子でもある冨永昌敬監督(監督作品に『パビリオン山椒魚』『コンナオトナノオンナノコ』など)のコメントを掲載。監督の未発表自伝『偏屈系映画図鑑』の一部も収録しています。
A5判78P