仙台発のくらしの冊子「ふきながし」

ふきながし 1  ¥500


 「ふきながし」とは、仙台の七夕飾りのこと。暑い夏にそよそよと風になびく姿にならって、仙台の空気や情報を軽やかに運べたら…という願いを込めて、手作りで仙台から送られる冊子です。地元の女性3人(お菓子教室主宰 atelier la four 菅野世志乃+布小モノ作家 STOCK 吉岡ユリコ+フードコーディネーター eple cooking room 小里文子)によるユニット“sifflez”が気になったものを紹介しています。
 冊子はプリントアウトにホチキス中綴じですが、テキスタイルをスキャンして質感を出したり、トレーシングペーパーを遊び紙に使ったり、丁寧に化粧だちをしていたりと、手仕事の心ずくしを感じさせてくれます。
特集は「部屋 暮らし」。冬が長い仙台だから長くいることになる部屋を見直そうと、地元の古道具屋さん、北欧家具店、アジア家具の買い付けで世界を飛び回るインテリアショップのマネージャーさんによる各国の家具や工房やお店紹介フォト。若いオーダーメイドの家具職人さんに取材した「家具をつくる人」など。
 特集外では、手芸が苦手でもちょっとの毛糸と手間でできるコサージュの使い方を提案/ぬくもりを感じるプレゼントでは木のおもちゃや飛び出す絵本など/季節の布あわせでは布を使った小さなタブロー/楽しいひとり鍋レシピいろいろ/キッチン回りの手作りでは鍋つかみ各種/おやつの時間(チョコレートケーキ、きなこクッキーの作りか方)など。
 音楽、映画、アート、本とそれそれDJや映画館、書店など地元のお店で働く目利きがレビューを担当。
 小さな冊子ですが、文字や写真が詰め込まれており、様々な書き手が参加したバリエーションあふれる記事に触れることができます。
 毛糸で編んだお花のコサージュつき。(表紙の上のクリーム色のお花がそれ)
B5判 32P