日別アーカイブ: 2021 年 9 月 13 日

円盤のレコブックseries「寺内タケシの宇宙と故郷」上・下2巻

「寺内タケシの宇宙と故郷・上ー宇宙編ー」 ¥1000+tax

2021年6月、宇宙に旅立ったエレキの神様、
日本一数多くのオリジナル・アナログLPを残し、
変幻自在の音楽で世界中のギタリストを熱狂させた偉人!
日本ロックの始祖?サーフ・ギター・レジェンド?

いえいえ、寺さんはそれらを越えた”寺内タケシ”という一人一ジャンルなのです。
ブルー・ジーンズ、バニーズを率いて残した膨大な作品群の中からアナログ時代の全オリジナル・アルバムを追った画期的音盤履歴書の前半(1960-1973年)を紹介します。
「エレキの若大将」では加山雄三とバンドを組んで勝ち抜きエレキ合戦に出場したり、橋幸夫とのコラボあり、国内外の音楽・芸能宇宙での活躍ぶりをレコードでたどります。

A5判52pages


「寺内タケシの宇宙と故郷・下ー故郷編ー」 ¥1000+tax

上巻に続く、74年(←大ヒットした津軽じょんがらのあたりです)以降の故郷編。
日本の風土へ溶け込むテリーのギター。
さらに、せせこましい日本のお音楽業界から飛び出し、ロシアへ!アルゼンチンへ。
さらには明治神宮で奉納ライブもすれば、アメリカの原子力空母キティホークで演奏したり、留まるところを知らない活躍。

レコブックシリーズということでアナログ時代の終わり89年で区切りとなりますが、ご存知のように”寺さん”の活動はその後も続きます。

A5判56pages

僕のマリ「常識のない喫茶店」

僕のマリ「常識のない喫茶店」(柏書房)¥1400+tax

他者とのディスコミニュケーションや、人と向き合うことで傷ついた記憶を、切ないほど赤裸裸に綴った「いかれた慕情」の僕のマリさん。

そんな社会に適応しづらい彼女が文筆業のかたわら働きはじめた喫茶店は、「働いている人が嫌な気持ちになる人はお客様ではない」という理念の、常識にとらわれないお店だった。

失礼な客には、店長でなくとも店員が容赦なく「出禁」を言い渡す。
女性店員になめた態度をとる客には「塩対応」。
セクハラ、モラハラ、はもちろん許しません。

おかしいのはお店か? お客か?
サービスする側も、受ける側も、うううううむと考えさせられるお仕事エッセイ。
お客さんからしたらちょっと怖い、店員さんの辛辣なエピソードや指摘だけでなく心地よい関係や仕事についても思いを馳せる一冊です。

■メニュー(目次)
Ⅰ 魅惑の喫茶
プロローグ
妖怪在庫荒らし
出禁です
同僚観察記
やさしい人
いかれたマスター
お仕置きです
推しの客
緊急事態喫茶
SNS警察
ガチ恋の翁
グレーゾーン村の人々
不惑の喫茶

Ⅱ おかわり
ここだけの話
喫茶店員あるある
わたしの喫茶紀行
特別なお客さん
厨房は戦場
卒業
人生の分かれ道

四六判176pages