月別アーカイブ: 2021年9月

不吉霊二「不吉霊二伝説」

不吉霊二「不吉霊二伝説」¥1200+tax

トーチwebで連載されていた「あばよ ~ベイビーイッツユー~」などで知られる不吉霊二さんが自主制作で放つ単行本第3弾「不吉霊二伝説」。

コップのふちギリギリの水のように、胸にいっぱいで、打ち明けたら、あふれ出て二度と戻れないようなドキドキハラハラな片思い。高校を卒業して故郷を離れる前に打ち明けようかどうしようか…、純な気持ちを描いた「恋の四月馬鹿」。

夜道で出会ってしまったドラキュラと人間の女の子の恋ばな「BLOOD TYPE B」
「中一の夏休み」、不思議な夢に導かれた朝の続きを描く「AUTUMN MORNING」、
渡せなかったヴァレンタインプレゼントをお地蔵様にあげたカホの恋の行方が気になる「VALENTINE」にコラムや4コマを詰め込んだサイズも中身も雑誌のような、ボリューム満点の一冊です。

表紙はホログラム加工で、ちりばめられた桜の花がキラキラ輝きます。

B5判200pages

なnD 8


なnD 8 ¥700+tax

「nu」戸塚泰雄と「DU」小林英治と「なんとなく、クリティック」森田真規の3編集者が共同編集する小さな文芸誌「なnD」。
8号ですが、その前にコロナ禍で変則的に作られた7.5号に続く9号目で昨年から続くコロナ禍の2021年の空気が伝わる読みものを多数収録。

装画を、カナダ・トロントのアーティストであるユニス・ルック(Eunice Luk)が担当。
執筆陣は、三品輝起(FALL店主)、酒井正太(本の読める店 fuzkue 西荻窪元店主)、土居伸彰(株式会社ニューディアー代表取締役)、向坊衣代、工藤遥(株式会社カンパニー社代表取締役)、迫川尚子(写真家/新宿BERG副店長)、近代ナリコ(文筆家/編集者)、折田侑駿(文筆家)、福田教雄(SWEET DREAMS PRESS主宰)、熊谷新子(sou nice publishing)、大内伸輔(アーツカウンシル東京プログラムオフィサー)、太田明日香(ライター)、檀上遼(文筆家/写真家)、プシクこと粉川哲夫(メディア批評家)とTVOD(パンスとコメカからなるテキストユニット)、グラスパーゆきこ(テニス愛好家)、坂井利帆(映像プロデューサー)、のむみち(池袋 古書 往来座店員)、小林英治(編集者/ライター)ら。
2021年4月1日~9月4日に24名が行ったQ&Aリレーも収録。

EUNICE LUK│表紙、挿画
三品輝起│善福寺川右岸のコレット
酒井正太│開店、fuzkue西荻窪
土居伸彰│このかわいい子を見てください
向坊衣代│2021年夏仏蘭西うろうろ記 vol.0
工藤遥│本に針を落とすように
山本アマネ│『CINEMA NOTE』ができるまで
迫川尚子│新宿1996/2021
近代ナリコ│丘の屋敷と夾竹桃
折田侑駿│オン・ザ・ロード うたかたの日々
福田教雄│自分だけの風景
熊谷新子│分ち合うこと
大内伸輔│もしやこれはヤギセラピー
太田明日香│マイクロパブリッシングの手作り雑誌
檀上遼│緊急事態と熱帯業
プシクこと粉川哲夫×TVOD│東京オリンピック2020と東京の街
グラスパーゆきこ│コロナ禍のテニスファン
坂井利帆│トロントの夜
のむみち│怠惰の産物
小林英治│インスタ日記8

Q&Aリレー 2021.4.1-9.4
近藤恵介ー前田和彦ー早坂大輔ー竹田和也ー植田浩平ー河村実月ー森山裕之ー
ヨシムラヒロムー森花子ー藤井一乃ーキデンセンー後藤知佳ーモノ・ホーミーー
碇雪絵ーきたしまたくやー内堀弘ー奥山太貴ー米山菜津子ー今泉泰輔ー髙橋政宏ー
大川景子ー七里圭ー大林えり子ー森泉岳士

文庫 96pages 10/1より発売開始

紙とインクの同人誌 CDT 03「料理」

紙とインクの同人誌 CDT 03「料理」 ¥1200+tax

字とタイポグラフィを愛する、TDC (東京タイプディレクターズクラブ)の同人誌。
編集長 は毎号交代、1 冊 1 テーマ、発行は不定期、定められたフォーマットはなし、という不思議な自由冊子です。

3号のテーマは、「料理」。

編集長と表紙イラストレーションを仲條正義、デザインを立花文穂が担当。

執筆は TDC 会員の栗 林和夫、長谷川踏太、平林奈緒美、有山達也、葛西薫、松本弦人、北川一成、菊地敦己、立花文穂、 浅葉克己、佐藤可士和の 11 名に加え、ゲスト寄稿者に Stanley Wong 氏、穂村弘氏、平松 洋子氏、長島有理枝氏、皆川明氏を迎え、エッセイ、レシヒ、回想録、 絵など各人各様の料理考を収録。

家に伝わるレシピを拝借した調理のコツやキモがわからないままに伝授する秘伝料理エッセイや、デザイナー目線での皿洗いや道具の機能美、生きる力を子に伝える料理と食卓…と、一味違う、おいしいラインナップになっています

A5 変形36pages アイレント中綴じ

絵:小磯竜也 / 文:永原真夏  絵本「ざぶーん さぶーん」


絵:小磯竜也 / 文:永原真夏  絵本「ざぶーん さぶーん」(G.O.D Records)¥1818

木でできた現具のイルカが、ある日、突然、家を飛び出して空を飛んだり、山に登ったり、海の底を泳ぎまくり、色々な生き物やモノに出会いながら、サウンドスケープを描いてゆきます。
タイトルのように、力づよく、さぶーんさぶーんと自然の音、生き物たちの鼓動が響いてきます。

歌手の永原真夏と、画家/デザイナーの小磯竜也による共作絵本。

これまで永原さんの音楽作品のジャケットやデザインを小磯さんが手掛ける形でコラボをしていましたが、今回の絵本では、まず小磯さんがすべての絵を仕上げ、その絵を見て永原さんが音=テクストを作りました。
真っ白な紙に言葉と絵を使って即興演奏をするように出来た一冊。
テクストはかな書きなので、お子さんから大人までお楽しみいただけます。絵本を開いて、リズムやノリを体感してください。

21cm x 21cm 28pages
イルカの塗り絵つき

2021年8月に開催した絵本の原画展の様子>>>>


漫画と文学の交差点 雑誌 ランバーロール 04

漫画と文学の交差点 雑誌 ランバーロール 04(タバブックス)¥1500 +tax

2016年に、漫画家の安永知澄、森泉岳土、おくやまゆかの3人によって0号が創刊された、漫画と文学のリトルプレス「ランバーロール」。
1年に1号のペースで着実に号を重ね、このたび4号が完成しました。

レギュラーメンバーの描き下ろし漫画作品のほか、『かしこくて勇気ある子ども』などで注目を集める漫画家・山本美希のSF作品、『メタモルフォーゼの縁側』で人気の鶴谷香央理によるエッセイ漫画、ランバーロールから生まれた気鋭の新人・古山フウ渾身の漫画を掲載。
さらに独自の視点が光る大前粟生の短編小説「女工哀史」を底本にした小林エリカの戯曲など、読みどころ満載の168ページ。
全作品のエッセンスを表紙と裏表紙にミックスした川名潤さんのクールなデザインも見どころのひとつです。

目次

山本美希 「COVID-33」
おくやまゆか 「トイレの時間」
大前粟生 「ギリシャリクガメ」*小説
古山フウ 「河童のパキチ ―始まりの話―」
鶴谷香央理 「近所の友だち」
森泉岳土 「リヨン通信」
小林エリカ 「女の子たち 紡ぐと織る」*戯曲
安永知澄 「価値ある魚」

A5判168pages
初回入荷分にサイン本あります。なくなり次第終了となりますのでご了承願います。