日別アーカイブ: 2020 年 12 月 24 日

京都町中華倶楽部 創刊号

京都町中華倶楽部 創刊号(しろうべえ書房) ¥650+tax

京都の町中華をアーカイブする目的で作られた京都町中倶楽部。

当初は、取材しながら数軒単位でお店を紹介する冊子を出してゆく予定が、いざ活動を開始すると、店主さんの高齢化などで昭和からの味のあるお店が減ってゆく現実に気づき、取材先行で、2年ほどでかけて京都中の町中華を食べ歩いた編集人たち。

店の消滅とともに、その佇まいや町の姿が記憶の彼方に埋もれてしまうわないよう、 本誌の中で、記録し語り継いでゆくそうです。

創刊号では、2020年に閉店した西陣亭にスポットをあてています。
大将の鍋さばきや客たちの様子を65ページのサイレント漫画で記録しながらお店のある西陣の歴史についても掘り下げています。

京都の町中華を網羅したうえでの、お店や料理に関する論評やマップも収録。

A5判124pages

インディーズ雑誌「つくづく」vol.8 セルフ・カヴァー

インディーズ雑誌「つくづく」vol.8 セルフ・カヴァー ¥1800+tax

タオルにテクストを印刷したり、PR号を発行するなど、これまで様々な実験を重ねてきた「つくづく」8号のテーマはセルフ・カヴァー。

要は新装版で、既刊のvol.1に新たにカヴァーをつけて、同じく既刊の増刊号「自家中毒」をおまけにつけたものになります。
従って、本誌の新しい部分は、カバーのみで、中身は既刊ですので、ご注意ください。
編集人が中古で買い求めたリソグラフで印刷したB4サイズのカバー裏面にはTVODの1人で早春書店店主のコメカのエッセイが収録されています。

また、同じくリソグラフで印刷した別冊付録:漫画版「カラーボックスをつくった男の話」(原作・金井悟 漫画・コルシカ)もついています。

↓以下、vol.1の内容を再掲します。

公共交通機関限定ハイカーのためのサウナ入門(35ページ分も!)をはじめとした
各自の自由研究を中心に、インタビュー、エッセイ(荻原魚雷、僕のマリ、高石智一)、
グラビア(kubo、岩井ジョニ男)などを盛り込んだ、zineとは違う
“雑誌”の形で、趣味の世界を追究しています。
印刷はグラビアを除いてリソ印刷、雑誌が新しい文化や情報を発信していた
90年代以前の熱気と雰囲気を醸し出されています。
かつて図面をひいてオリジナルの棚を作ってみたら、まんまカラーボックスだったという
編集人の体験に基づく「カラーボックス」論もこの雑誌の重要な概念!
前例や結果にこだわらずに、初心者としてまずチャレンジ!!!!

内容ーーー

●自由研究
#1 ハイカーズサウナ 公共交通機関限定ハイカーのためのテントサウナ入門
#2 サウナ サウナについて(小学生のサウナボーイ)
#3 マッチングアプリ 突撃! ペアーズ 業者を駆逐。疑惑垢に凸ってBAN
#4 刺繍劇場 (刺繍イラスト)
#5 コント採集 座談会形式の取材はそのままコントになり得るのか (実験参加者=テニスコート)

●グラビア
・kuboさんとシモキタ 写真・少女写真家 飯田エリカ
・オール自前! イワイガワ 岩井ジョニ男のスーツ七変化

●エッセイ
・街道を歩いて|荻原魚雷
・Lサイズの恋人|僕のマリ
・わがままな城|高石智一

●書き下ろし創作
・高輪ゲートウェイ|宮崎智之

●研究ノート
『高速フリップ芸』 (粗品、2019)|宇田敦子

●インタビュー
・サウナの人*〈テントサウナパーティ〉ってバンドみたい|藤山誠
・SNSの人*何でも、やって確かめればいいって精神です|kubo
・マスクの人*プロレスのファジーさが好きなんですよね|石平裕一

ほかコラム、対談、取材記事などを収録。

B6判186pages

カバーをはずすと、見たことのある表紙。本体は創刊号そのものです。