日別アーカイブ: 2020 年 8 月 9 日

刈部山本「埼玉「裏町メシ屋」街道旅」

刈部山本「埼玉「裏町メシ屋」街道旅」(光文社 知恵の森文庫)¥860+tax

町歩きをしながらの大衆食(ラーメン・町中華・食堂・酒場等)レポを、ブログ”デウスエクスマキな食卓”やミニコミ同人誌で発表してきた刈部山本が、『東京「裏メシ屋」探訪記』に続き、今度は埼玉を行く。

前著で、東京周縁部を深堀した著者だが、埼玉に特化した本の企画を提案された時には驚きや戸惑いもあったそう。
しかし、自身が埼玉出身のうえ、「翔んで埼玉」などをはじめとした埼玉への注目度uprという追い風、さらには知られていないものこそ紹介するというミニコミ活動で培ったスピリットで、埼玉の地元に根ざした「いい店」を巡る。

旧街道沿いをメインに、歩いては食べ、食べては歩き、銭湯で休んで最後に一杯。歴史と文化、食が交差する、これまでなかった埼玉グルメ本です。

【目次】

■第一章 工場労働者が支えた川口
~大衆食堂の記憶と、共働き世代の子供の聖地「ぼったら」

■第二章 西川口~蕨 今昔物語
~NK流から大陸中華へ、激変の西川口周辺を散策する

■第三章 ラーメンショップ路線バスの旅
~郊外ロードサイドの象徴「ラーショ」を味わい尽くす!

■第四章 大宮~川越を繋ぐ痕跡
~大宮の昭和残照から川越廃線跡うどん巡りへ

■第五章 川越「裏町メシ屋」紀行
~隠れご当地グルメで辿る“小江戸”じゃない川越

■第六章 広大なるフライ文化圏
~行田・熊谷・深谷の駄菓子メシ「フライ」を求めて

■第七章 秩父盆地 極楽案内
~秩父セメント廃線と、類まれなる盆地カルチャー

コラム1 埼玉の熊手市は酉の市ではない!
コラム2 伊勢崎線(松原団地~越谷)
コラム3 大宮~鴻巣路線バスの旅
コラム4 伊勢崎線(越谷~栗橋)
コラム5 最北の地・本庄へ

文庫326pages(光文社 知恵の森文庫)

※これまでタコシェにて、長年にわたり多くのお客様に”デウスエクスマキな食卓”をお求めいただいたご縁から、著者より16ページの特典冊子『川口「裏町メシ屋」少年期」をつけていただきました。