月別アーカイブ: 2020年7月

お盆研究会「お盆本」

お盆研究会「お盆本」¥ 1400+tax

一年に一度、先祖を迎えてともに過ごす夏の数日間「お盆」。
盆踊りやお盆休みなど、 私たちの生活馴染んだ行事だが、そもそもお盆とは…?

各地に暮らす、お盆研究会メンバーが、それぞれ遠野、郡上、アイスランドの三カ所で脈々と受け継がれる先祖・死者 供養の儀式に立ち会い、その背後にある人々が死と向き合ってきた歴史、 私たちが死と向き合う術について考えた2年分の取材の成果。

”民話の里”岩手県の遠野、”郡上踊り”が盛んな岐阜県の郡上、またメンバーの1人で、写真家/ジャーナリストの小川周佑が取材を重ねる、妖精伝承や祖先信仰が多く残るアイスランド。
一見、脈絡ない3地点を、お盆や先祖供養というテーマで見たときに、意外な共通性も浮かびあがります。

お盆を構成する要素の中 から「火」「円」「歌」「踊」を選び、この4テーマ毎に、臨場感あふれる写真とともに遠野/郡上/アイスランドのお盆や先祖供養の風習について考察しています。

あの世とこの世の間のお盆という朧げな感じを出すために、フランス装の表紙の折り方を参考にした方法で半透明なカバーを手作業でかけたそうです。

15cm×15cm 50pages

松尾貴史「折り顔」

松尾貴史「折り顔」¥1818+tax

タレントとして活躍する松尾貴史は、学生時代にはグラフィックデザインを専攻しており、94年からは、折り紙の方法ーー1枚の正方形の紙を折ったり開くたり膨らませる作業だけーーで「顔」が持つ表情や特徴、世界観までを表現する「折り顔」を制作しています。

モチーフとなる顔は、有名人、身近な人物、歴史上の人物、想像上あるいは伝説上の人物のほか、限定されないイメージや表情のみなど、すべてにおいて制約はありません。

本作品集では、折り顔そのものを単体で、あるいは集団で、または日常空間の中に配置して、様々な形でお楽しみいただけます。時々、作家本人も登場。

A4変型(正方形)44pages

 

ジェンダー・エッセイ 清田隆之「さよなら、俺たち」

清田隆之「さよなら、俺たち」(スタンド・ブックス)¥1700+tax

学生時代に、女性たちの恋バナに耳を傾け、相談に乗るうちに、「桃山商事」としての文筆業やラジオなどが現在の活動につながった清田隆之。

これまで女性の言い分を収集してきた彼が、蓋をしてきた自身の恋愛や失恋などの過去に向き合い、これまで聞いてきたエピソードや、友人・知人らとの語らい、本や演劇などのカルチャーと擦り合わせて、みえてきた自分の中の男性性問題をあぶりだす。
過去の幼稚で狡猾な言動、見たくない部分を振り返り、甘えや油断、無知や加害者性などの「俺たち」にさよならして、「私」への脱皮を目指す、著者初の本格的ジェンダー・エッセイ。

失恋、家事、性的同意、風俗、夫婦別姓、マンスプレイニングからコロナ離婚まで、様々なテーマに根づく男性問題を掘り下げています。

【目次】

さよなら、俺たち

1 あの人がいない人生を生きるのだ――失恋による小さな死

あの人がいない人生を生きるのだ
失恋による“小さな死”を乗り越えるには
こじらせ男子の当事者研究――失恋ホストの現場から

2 俺たちは全然客観的で中立的なんかじゃない ――男の幼稚さ

「気づかない男たち」 ――ハラスメント・スタディーズ
俺たちは全然“客観的”で“中立的”なんかじゃない―― セカンドレイプ
ボクたちはいつ大人になれるのだろうか ――大根仁作品における「男の幼稚さ」について
『ラブライブ!サンシャイン!!』のPRイラスト論争。批判の声に怒っているのは誰なのか
女子小学生にまで求められる“男ウケ”のモテ技。俺たち男はなぜ「さしすせそ」で気持ち良くなってしまうのか
世界で進む「性的同意」の議論。俺たちはその意味を理解できているのか

3 私たちはすれ違ってすらいないのかもしれない――コミュニケーションと聞く力

「男をひと括りにするな!」から進むために
我々が“聞ける男”になるために必要なこと
「コロナ離婚」の背景にある絶望感の正体
私たちは“すれ違ってすらいない”のかもしれない

4 生理が〝自己責任〟になってしまうディストピア――強固な男性優位の社会構造

田嶋陽子が再ブーム。“日本でいちばん誤解されたフェミニスト”はこんなにカッコ良かった
エロ本の作り手にお話を伺う中で見えてきた巨大構造
生理が“自己責任”になってしまうディストピア
doing偏重社会に生きる私たちに突きつけられた“ミラー小説”
「子どもを産まなかったほうが問題」は失言ではない。現政権の本音だ
「夫婦別姓は犯罪が増える」というトンデモ発言は“男性特権”が生んだ無知の末路

5 加害者性に苦しむ男たち――抑圧と孤独

女性の恋愛相談を聞きまくった結果、過剰に抑圧されるようになった私の性欲
“加害者性”に苦しむ男たち
内面の孤独
性欲は“本能”って言うけれど……男性にとって風俗とはどういう場所なのか

6 生まれたからにはまだ死ねない――beingから「私」へ

矛盾への恐怖と恋愛相談
「だったらひとりで生きればいいのでは?」と絶望される前に
家に一冊も本がなかった
自分を掘れば他者とつながる
ぺこぱ“NEO優しい”の衝撃 「優しいのにおもしろい」という革命
笑いと脱力をもたらすbeingの世界――さくらももこ論
生まれたからにはまだ死ねない

B6判304pages

漫画と文学の交差点「ランバーロール 03 –もっと物語を」

漫画と文学の交差点「ランバーロール 03 –もっと物語を」(タバブックス)¥1 500+tax

2016年に、漫画家の安永知澄、森泉岳土、おくやまゆかの3人によって創刊された、漫画と文学のリトルプレス「ランバーロール」。

タイトルは、カイロプラティックの手技のひとつで、ランバー=腰、ロール=ひねるに由来する、腰椎と仙腸関節に遊びをつけるアプローチのこと。
2号目から、タバブックスが発行となり、号を追って質量がアップしています。

レギュラーメンバーの描き下ろし作品のほか、今号はオカヤイヅミ、ひうち棚、古山フウの漫画、そして、ガロで活躍した伝説の漫画家・鈴木翁二、16年ぶりの描き下ろし作品も掲載されています。

小説パートは、滝口悠生、町屋良平、水原涼の短編作品を収録。

読みどころ満載の182ページ。吉岡秀典(セプテンバーカウボーイ)によるデザインも必見。

目次

オカヤイヅミ 肩
滝口悠生 忘れたことが思い出せない
ひうち棚 柿の木
おくやまゆか 冬のフローリング海を泳ぐ
水原涼 舌は憶えている
森泉岳土 爪のようなもの
鈴木翁二 きみの人さしユビ
古山フウ ムーンドライブ
町屋良平 沖野
安永知澄 ツナの樹

A5判182pages

大橋裕之「ニューオリンピック」

大橋裕之「ニューオリンピック」(カンゼン)¥1300+tax

東京オリンピック中止を描き、それが現実になってしまった大橋ワールド全開のスポ根ナンセンスギャグ・サイエンスフィクション問題作。

オリンピックに新種目導入、出場、メダル獲得…
子供から大人、有名選手、エスパーやオリンピックに潜む魔物、実業家、漫画家、ジャーナリストが、それぞれの思惑や妄想を暴走させて、あらぬ方向に展開する平和の祭典は、果たして開催されるのか?
衝撃的なラストと、その先に広がる景色を見届けてくださーーい!

巻末に作者と山里亮太氏(南海キャンディーズ)によるzoomスペシャル対談収録。

A5判156pages サインとあとがきペーパーつき
※サイン入りは、在庫なくなり次第終了することがあります