月別アーカイブ: 2016年4月

メインストリーム 03 活動報告2011~2015

main stream 03

メインストリーム03 活動報告2011〜2015 ¥926+税

美大でデザインを専攻していた東野大地と、ダダイズムの研究をしていた山本桜子は、福岡を拠点に活動する革命家・外山恒一率いるアナキスト×ファシスト党「我々団」の党員となり、芸術を取り巻く腐敗した社会に疑問を抱き、活動家へと転じる。
2011年、芸術弾圧誌『メインストリーム』とその別冊『ラール・プール・ラール』を刊行。そのメインストリーム創刊宣言では、1974年、独裁体制下の旧ソ連で志あるれた芸術家たちの野外展覧会に対して当局はブルドーザーと放水車で粉砕したように、今日、自由や個性の名の下で甘やかされた芸術及び、表現の自由の正義に担保されたぬるい活動をブルドーザーで踏みにじるごとく破壊する決意表明する。

この創刊以来の、二人の革命実践の記録がこの3号で、これまでの批評誌的なコンセプトと趣を異にします。
特に、チャリティとかアートの力で町おこしといった牧歌的アートフェスへの疑問から、各種フェスに応募・参加し、その内部に入り込んで揺さぶりをかけようと試みる。
と言えば真摯でスリリングなのだが、実際は締め切りまでの時間がなく応募書類準備に焦り、ダミー団体で応募しているのに素性を自らばらす失言をして自爆からの撤退などトライアンドエラーを繰り返す。そうして3331のTATにこぎつけ、アーティストや主催者側が提示する疑問や課題とぶつかり合い、次なるステップに踏み出すことになるのである。

とこれは、二人の活動のまだ一部。それぞれのソロ活動や資料も収録している。

A5判96pages

高円寺の円盤発のコミックとエトセトラの雑誌 comic ミツザワ 第1号

comicミツザワ

comicミツザワ (円盤)¥500+税

高円寺の音楽スペース円盤が発行するコミック+etc.の雑誌「comicミツザワ」第1号。

円盤というお店がキャパや設備からいってライブ会場としては不完全であるがゆえに実験の場として機能し、そこで決して小手先の技でそこそこな表現の場にならないようにと願う店主田口氏はcomicミツザワも同様に、素人や門外漢が素人なりの力を発揮する場に!と語り、雑誌の方向性も徐々に固まってきた模様。
あるいは「紙面という名のただの広場!」とも語る。
とはいえ、なんと今号から、ジャンプ方式で、読者アンケートで人気作品と不人気作品を投票してもらい次号からの執筆陣に反映させてゆくのだそう。

執筆陣は準備号からの
アニュウリズム、エーツー、こいけぐらんじ(シラオカ小池喬)、つるんづマリー、深浦亜希(絵)、ペリー(初恋レコード)、酒井己詳、北村早樹子(小説)、飯田華子、見汐麻衣(エッセイ)、フローズンマリー(三宅ヤスコ)の占いに加えて、タナカ、ミツリンゴ、ちくわ朋彦、キヂマ、てんこまつり、遠藤里美が参加。

A4判78pages

創刊準備号もお取り扱いしています。

映画雑誌 南海 3「続編大爆発」

南海3 続編大爆発

映画雑誌 南海3「続編大爆発」¥1000+税

ハリウッドでも人気映画の続編が次々に公開される昨今。続編が正編のリメイク、亜流であるという批判も否めなければ、正編との連続性の綻びが露見したり、実は正編に全く関係ない作品だったりして…。続編の乱発に、映画産業の行き詰まり、二番煎じの批判を繰り返すのでなく、その先にある続編映画の魅力を語る特集。

〈内容〉
Murderous Ink 続編がはじまるとき、おわるとき
ユニバーサルの「フランケンシュタイン」にみる続編の寿命
岩本克也 続編という名の恐るべき挑戦
畔柳恵輔 トーク! 現代ハリウッド地獄編
続編VHS図鑑
〈コラム〉続編をめぐるはてしない妄想
そこにはビデオ屋さんがあった
ドキュメント小坂裕司さんによる「閉店作業」

18.7cm×10.4cm 120pages

界 賀邑里 漫画「悪腫」

界 賀邑里 漫画「悪腫」

界賀邑里「悪腫」¥417+税

ホラー、怪奇幻想、ミステリ-などを得意のモチーフとするイラストレーター界賀邑里の自主制作ホラーコミック第4弾。

憎悪する兄が悪腫に蝕まれ、ひきこもった家を訪れた主人公。体中に広がるデキモノを自身の地肉の一部と思う兄、そしてその兄の体から派生して増え続け、暴走するデキモノは、弟にも襲いかかる…。 これまでのコミックシリーズの中で、もっともグロテスク色が強い?作品になっています。

A5判26pages

界 賀邑里 漫画「悪腫」