新装版 渡辺寛『全国女性街ガイド』と復刻 松川二郎「全国花街めぐり」

松川二郎「全国花街めぐり」

復刻 松川二郎「全国花街めぐり」(カストリ出版)¥ 5970+税

昭和4年に発行された花街ガイドブックの復刻。
全国180カ所の花街、遊郭、さらには私娼窟を紹介。芸者の「売春料金」まで国名に記録、300点の図版を収録し、旧仮名遣いのままに復刻した、当時を知る貴重な資料です。

明治33年の「芸娼妓取締規則」によって、遊廓(貸座敷免許地)の立地が規定され、発行当時は、芸妓中心の花街と娼妓中心の遊廓との分離政策が完成しつつありましたが、花街の案内とともに、近在の遊廓も紹介しています。また、松川が遺した貴重な原稿も3点収録しています。

B6判 全812pages (上下二冊組)

松川二郎「全国花街めぐり」

松川二郎「全国花街めぐり」

松川二郎「全国花街めぐり」

渡辺寛「全国女性街ガイド」

新装版  渡辺寛「全国女性街ガイド」(カストリ出版)¥5000+税

戦後日本に存在した売春街をルポタージュした『全国女性街ガイド』(昭和30年)の新装版。
売春黙認地域、〝赤線〟のみならず、ガード下にうごめく〝パンパン〟、スナック裏稼業〝青線〟、
風待ち港の伝統売春〝おちょろ舟〟、歓楽温泉街の〝お泊り女中〟など、
戦後日本に存在した約353箇所の女性街ルポを完全収録、原著に忠実に復刻!

付録に『赤線跡を歩く』シリーズの著者、木村聡インタビュー、
新たに発掘された渡辺寛の短篇ルポ『女体風土記』「東北地方の巻」
さらに著者が青年時代にプロレタリア文学を志し、第一回芥川賞予選候補となった作品「詫びる」も収録しています。

新書判 261pages