月別アーカイブ: 2013年7月

『鳥の王』刊行記念 マンタム“ジオラマ”展+サイン会

マンタム

現代の錬金術師の異名を取るオブジェ作家、美術作家として活動するマンタムさんの初の
アートブック『鳥の王』を記念して、ジオラマをテーマにした展示とサイン会を行ないます。

古道具の仕事をしながら、その道具を使って独自のオブジェやアクセサリーを作りあげるマンタムさんに、ジオラマをテーマにしたオブジェのほかに、古いボトルなどを使った照明、本まわりのオブジェを作っていただきます。

鳥の王

17日(土)15:00からはサイン会をいたします。タコシェでお求めいただいた『鳥の王』についている銅のプレートにその場でマンタムさんがお客様のイニシャルを刻みます。(すでに同書のお求めの方も参加いただけます)

チェコの映画監督でシュールレアリストであるヤン・シュヴァンクマイエルが日本に来た際に必ず訪れる、古道具屋アウトローブラザーズの首領でもあるマンタムさんについては都築響一さんのメールマガジンROADSIDERS’ weeklyにインタビューも掲載されていますので、ご参照ください。
http://www.roadsiders.com/backnumbers/article.php?a_id=238

レインボー祐太「とびっきり楽しい脱力ホラー映画の世界」

とびっきり楽しい脱力ホラー映画の世界

レインボー祐太「とびっきり楽しい脱力ホラー映画の世界」¥800+税

TRASH-UP!!でコラム「レインボー優太の脱力ホラー映画の世界」を連載する筆者による、よりすぐり脱力ホラー映画100本のガイドブック。

筆者による脱力ホラーとはーーー
ロジャー・コーマンやエンパイアなどのよくできたB級ホラーとは一線を画し、コメディやおふざけの要素もなく、血まみれやスプラッターといった飛び道具も出さず、高揚感を煽らず、デジタル要素もない、というものだそう。
ふだんから見る映画の多くはB級、C級、トラッシュという中で、よりすぐりの100本(印象が薄かったり、睡魔に負けてしまったりで、思い出すのも難しい作品を含む)を、記憶を掘り返して選び、原稿にするために再び見るという想像していた以上に困難な作業の末に完成した一冊だそう。

1ページに1本、制作年、国、白黒/カラー 監督のほかストーリー、解説、筆者自身による印象的な1シーンの脱力イラストがついています。

A4判134pages

安野太郎「ZOMBIE MUSIC DUET OF THE LIVING DEAD」

ZOMBIE MUSIC

安野太郎「ZOMBIE MUSIC  DUET OF THE LIVING DEAD」(pboxx)¥2381+税

ゾンビ・ミュージックといっても、ゾンビ映画のサントラ的なものではなく、乱暴だけど簡単に言ってしまうとゾンビのごとく演奏される音楽。

DTMやエレクトロサウンドとしてのコンピューター・ミュージックとは違う軸でテクノロジーと向き合う音楽を作り発表してきた安野太郎は、あるときリコーダーの穴の押さえ方の組み合わせを単純計算するととんでもなく多くの音が出ることに気づき、その音を全部出してみるには…と考えたとき、プロの演奏家にお願いするにはあまりに実験的で機械的な労働を強いることになる、という大きな壁にぶつかる。
そこで考えたのが、リコーダーに空気を送りながら、指先を模した7つのパットが上下して穴を押さえることができる装置。
この装置を装着したアルトリコーダーとソプラノリコーダーのために曲を作り(といっても従来の楽譜ではなく、穴の押さえ方パターンを組み立てる作業)パフォーマンスをしてきた中で、まとめられたのがこのCD。

収録曲は–
●Introduction
●Zombie music no.1 Hopeless batucada
●Zombie music no.2 Unexpected melody
●Zombie music no.3 Duet of the living dead
第一楽章 Duet of the living dead
第二楽章 1/z noize
第三楽章 Spritual manzai

ライナーノーツにはゾンビ音楽誕生の背景、ゾンビ音楽の定義、ゾンビと楽器、その他曲目解説、ゾンビ音楽セッティング図面など、ゾンビ映画についての情報を可能な限り盛り込んでます。

音楽:安野太郎
ライナー・ノート:畠中実、三橋圭介
エグゼクティブ・プロデューサー:新美桂子
特典映画:木村悟之
レコーディング・マスタリング:高桑啓
デザイン:岡澤理奈事務所
翻訳:セバスチャン・ブロイ

「死人の声をきくがよい 2」発売記念 ひよどり祥子さんサイン会終了

ひよどり祥子サイン会

「死人の声を聞くがよい 2」発売記念 ひよどり祥子さんサイン会は盛況のうちに無事に終了しました。ひよどりさん初のサイン会ということで、並んでお待ちのお客様を前にした緊張で、はじめは手や声も震え気味でしたが、読者のみなさんの感想や暖かい励ましに緊張も解け、楽しい雰囲気に包まれた3時間余でした。

霊が見え、怪現象ややっかい事を呼び込みやすい霊感体質の少年岸田純。彼が危機に巻き込まれると、サインを出して救ってくれる幼なじみの美人幽霊早川さん。

2巻でも純は、中古の格安の家に引っ越してから災難続きだという同級生の家を訪ねたことから霊を見てしまい、そこにまつわる忌まわしい過去を掘り起こしてしまったり、外国の不思議なお守りを贈られては精霊に取り憑かれ、担任とその元彼の生霊の騒動に巻き込まれ、オカルト研究会でつちのこ探索に出かけて恐怖のサバイバル体験をし…、と毎回騒動が起こり、家が爆発したり、内蔵が飛び出たり、いろいろな物が吹き飛ぶ恐ろしい事件が繰り広げられます。(と同時に、冷めた純、無言の早川さん、美人で教乳だけど身勝手なオカルト研究会の式野会長、部員の太ったメガネの古泉という定番の三枚目キャラの絡みがコミカル)。

端正なキャラが登場する本格的ホラーということで、カップルで読まれているケースや会社の女子にすすめられて読み始めた男性もいらして、男女みんなで楽しめるホラーということも実感いたしました。

今後の展開を楽しみに、引き続き「死人の声をきくがよい2」をどうぞよろしくお願いいたします。タコシェでも「死人の声をきくがよい2」お取り扱い中です!!

ZINE HOUSE vol.2 Special Talk Show  7月26日(金)20:30より

zine house vol.2

タコシェでもおなじみの、ジッパーつきの透明袋に4種類のジンを詰め込んだyakkと、お手製の巾着袋に入ったゆるさがなんともいえないガールズジンkamibuによるイベントzine house。主催者たちが実際に見て読んだzineの作り手たちに声をかけて集まったジンを展示・販売する一週間。このために作成されたジンもあるようなのでお見逃しなく。

このイベントのトークショーでタコシェの中山がお話をします。ジンを作って販売したりイベントに参加したり、イベントを主宰してきたyakkやkamibuのメンバーたちと、ジンの面白さはもちろん、ジン作りについて、作ったあとにどんな出会いや楽しみ方があるかを、あれこれみんなの体験を通して話します。ジンを作ろうとしている方や作ったけどどうしたらいいのか、どうやって売り込めばいいのかな?などとと思っている方にも参考になるお話があります(の予定)。ご質問などもあれば、そのときに伺います。どうぞ、いろいろなジンを見て、お話を聞きに来てください。

詳細はこちらを ZINE house