日別アーカイブ: 2012 年 8 月 28 日

「何者からかの手紙」(BOOKSOUNDS)

何者からかの手紙 設置風景

「何者からかの手紙」(BOOKSOUNDS)一通につき¥150

街灯がぼんわりつき始める頃、手を突っ込んだポストの中に手紙が入っていました。
ああ、買い物の間に郵便屋さんがコトリ音とたてて置いて行ったのでしょう。
この手紙は何者からか。
封を切る前にあなたへお分けします。

そんな、メッセージが書かれた、ポストに入った何種類かの手紙。「仙人からの手紙」「タコからの手紙」「火星人からの手紙」「審判からの手紙」…いずれも茶封筒に入ったもので、切手状のシールが貼られています。中身は、それぞれの差出人からの手紙形式の短い不思議なお話…。実はこうした形の文芸作品って、いざ中身を読むと、外見の意匠ほどには意外性がなかったり、という事もあるので期待せずに、数枚の便箋に書かれた文を読んでみたところが、予想を裏切られました! ドーナツがあってはじめて存在する穴のような、ありそうでないものが、描かれています。

何者からかの手紙

酒とつまみ チャンポン「創刊10周年なんちゃって傑作選」

酒とつまみ チャンポン

酒とつまみ チャンポン「創刊10周年なんちゃって傑作選」(酒とつまみ社)¥1470

思いつきでミニコミを作って早10年! 季刊のはずが、ほろ酔いペースで、これまでに発行したのは「酒とつまみ」本誌14号と単行本2冊。2007年までに発行した10号までのバックナンバー(うち9号まではすでに品切)の中からの傑作企画を自選して初の別冊を出しました。

まずは、アクシデントに満ちた我が家までの帰還を語った「酔っぱらい帰宅譚告白集」,甲類焼酎をヴァージョンアップさせるカクテル作りや熟成実験、酒による失態談などを集めた巻頭特集の特集。

夏休みの課題研究なノリの、柿の種やパック酒の徹底比較、酒じゃないもののアルコール濃度を調べるなどの「思いつき研究レポート」、実用記事「酒飲みの土産」(自分用)、酒飲みが酒飲みをウォッチングする企画「酒場盗み聞き」&「イモチンの酒場のオシャレチェック」、酒飲み川柳、毎年恒例の「酒バカ大賞」、などなど、数々の名企画が登場します。

一般誌ではお目にかかれない企画が、酒の力と勢いで脈絡なく立ち上げられ、実現された「酒とつまみ」の10年を、通常の約3倍のボリューム、3倍の濃縮率でお届けします!

A5判256P