月別アーカイブ: 2012年4月

明治大学国際日本学部宮本大人ゼミナール卒業論文集 maps 01

maps 01

明治大学国際日本学部 宮本大人ゼミナール卒業論文集 maps 01 ¥1050

明治大学国際日本学部宮本ゼミの卒論集第一号。2008年に新設された、国際的視野から日本の社会と文化を考えるというコンセプトで立ち上げられたこの学科では、日本の漫画やアニメ等のポップカルチャー、サブカルチャーにも重点的に目を向けており、この科の第一期生たちの研究成果をまとめたもの。タイトルのmapsはmedia and popculture studiesから。学生に対して、ガイドブック的なものではなく、自ら地図を作り旅して欲しいという願いも込めて。学生の書いたもので完成度はまちまちですが、様々なテーマで資料も多く盛り込まれているので、400Pというボリュームとあわせて読み応えあります。

【目次】
宮本大人「地図を描く力」
水野 創「コミックボンボンが遺したもの 児童漫画誌の文化」
田口晴奈「中高生ジャニーズファンのコミュニケーション 携帯ウェブサイト上での交流に見る特徴」
松田章寛「日本のメディアにおけるバスケットボール 1980年以降のテレビ・雑誌・新聞での取り上げられ方」
石戸佳奈絵「「ナチュラルメイク」に見る現代女性の美意識 化粧に求める「ナチュラル」とは何か」
長南具宏「ゴジラの「暗さ」は何処へ消えたか 「メカゴジラ」の役割から見るゴジラの存在」
新井三保子「日本のアニメソングの変容 世界観・メロディーと構成・声の分析を通して」
樋口竜大「今日のホラー漫画に描かれる幽霊の表象」
土田養吉「大相撲人気の変遷とアマチュア相撲の可能性」
三羽隆太「ジブリの猫たち セーラームーンシリーズとの比較から見るジブリの猫キャラの特徴」
高沢麻紀「結婚式観の変遷と日本の結婚事情 ゼクシィと業界が与えた影響」
仲居聖美「「相棒」は何を可能にしたのか 新たなメディアミックスへの発展」
権 赫俊「テリー・ギリアムの映画における狂気のアレゴリー 西洋文化史のルーツから考察する」
須賀智子「キャラ弁ブログサイトに見る現代主婦の料理志向 キャラベニストたちの価値の追求」

A5判400P

吉田稔美 PEEP SHOW THEATER 「復興へ、希望のイースター」「はやぶさの帰還」

吉田稔美さんが、17世紀 ヨーロッパで考案されたピープショー(多層構造ののぞきからくり)の仕組みをヒントに作ったジャバラ式覗きからくり作品シリーズ。

PEEP SHOW THEATER イースター

吉田稔美 「PEEP SHOW THEATER 復興へ、希望のイースター」 ¥2100

5作目のこの作品は、東北の復興を願って、古くから復活、再生、躍動の象徴であるタマゴとウサギをモチーフにした劇場型の絵本となっています。

卵に空いた穴に片目を近づけて覗くと、中でうさぎたちがお掃除(除染)していたり,お祈りしていたり、お片づけをして新しいお家を作っていたりします。そして一番向こうに、新しい安心して住める町ができて、大地からは新しい命ば芽吹き空には希望の虹がかかっています。

10センチ×15センチ、のばしたときの奥行きは約35センチ。説明書つき紙箱入り。サインも入っています。

PEEP SHOW THEATER イースター

PEEP SHOW THEATER イースター

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PEEP SHOW THEATER はやぶさの帰還

吉田稔美「PEEP SHOW THEATER はやぶさの帰還」¥2100

6作目は、あの小惑星探査機「はやぶさ」帰還の軌跡を小さなな紙の劇場の中に再現。2003年に地球を飛び立ち、2005年にイトカワでサンプルを採取したハヤブサ再び地球を目指します。宇宙空間を漂うハヤブサは、何度かピンチに見舞われながらも地上の「はやぶさチーム」からの指令に応えミッションを遂行。途中ソーラーセイル「イカロス」に出迎えられ、2010年6月には大気圏突入とともに燃え尽き、オーストラリアの砂漠にカプセルを届けました。手前がイトカワ、一番奥が地球の砂漠と、イトカワ側から紙のハヤブサの旅を見ながら、あの感動を再び!

10センチ×15センチ、のばしたときの奥行きは約35センチ。説明書つき紙箱入り。サインも入っています。

PEEP SHOW THEATER はやぶさの帰還

PEEP SHOW THEATER はやぶさの帰還

グラフジン False Flag

フランスの最高にノイズィなグラフジンNazi Knifeのメンバーのエンドリク・エグレイとジョナス・ドゥラボルドが中心になって創設したグラフジン。フランスはもとより、各国のアーティストが寄稿しています。

false flag ♯2

false flag ♯2 ¥1155

2号では日本からは五木田智夫が参加。

参加作家は—-
Pat Maherr, Harsh Patel, Hendrik Hegray, Mick Peter, Antoine Marquis, Lili Reynaud-Dewar, Tomoo Gokita, Andrés Ramirez & Elise Vandewalle, Cameron Jamie, Jonas Delaborde

21cm×30.5cm 80P モノクロ+16ページのカラージン+ポスター(A2サイズ カラー両面)

false flag ♯2

false flag ♯2 カラージン
カラージン

false flag ♯2 ポスター
ポスター

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False Flag ♯1 表紙

false flag ♯1 ¥1155

日本からゲスト参加のテリー・ジョンソンは、ジンの中にはさまった一回り小さなジンにカラーで登場。

参加作家は—-
James Ferraro, Jonas Delaborde, Roope Eronen, Antoine Marquis, Dennis Tyfus, Hendrik Hegray, Robert Beatty, Terry Johnson, Massimiliano Bomba, C.F., Dewar & Gicquel, Andrés Ramirez, Stéphane Prigent

21cm×30.5cm 90P モノクロ+16ページのカラージン

false flag ♯1

大坪ケムタ「THIS IS NOT A LOVESONG」

THIS IS NOT A LOVESONG

大坪ケムタ「THIS IS NOT A LOVESONG」¥840

 仕事で行ったAV監督への初体験インタビューをきっかけに、自身のブログに2006年以降、掲載した14人分の童貞喪失インタビュー+追加エピソードをまとめたもの。ヘタレな主人公がここ一番で勇気を出してのハッピーエンドにアンチを唱える筆者が、ふだんから勇気を振り絞れないヘタレが大一番で勇気を振り絞れるものか?と疑問を呈しつつ、そんなヘタレたちが振り絞った真にリアルで小さな勇気のドラマを記録。協力者は20代〜30代の編集関係者やサラリーマンが中心。

「はずれなし! 十人十色にもほどがある(笑)時期やシチュエーションはもちろんですが、経験の「順番」まで人それぞれ違うとは……。7割のエピソードでギンギンにおっ立ちました。そこらのエロ画像より興奮します。そしてうかつにも、ほのかな感動を覚えてしまったり。わが従弟ケムタ、いい仕事してるなあ」(武富健治)

A5判64P

「悲惨すぎる家なき子の死」発売記念 中原昌也サイン会

中原昌也「悲惨すぎる家なき子の死」(河出書房新社)¥1575

悲惨すぎる家なき子の死

絶筆から4年――『ニートピア2010』を最後に文芸誌から姿を消した中原昌也さんの待望の小説集が河出書房新社からついに刊行!! これぞアンチノベルの最前線。絶望と狂気溢れる「狂喜の世界」へようこそ。タコシェにて同書をお求めのお客様に4月22日のサイン会の整理券をお渡ししています。当日のご参加も歓迎です。

四六判変型164P

終了いたしました。ご来店ありがとうございました。サイン本お取り扱い中。なくなり次第終了となります。