月別アーカイブ: 2011年12月

「屋上庭園 甦る言語芸術の精華」松本完治・編

屋上庭園

「屋上庭園 甦る言語芸術の精華」松本完治・編(エディション・イレーヌ)¥2520
「精神が退化し、情念が枯渇した不毛の現代的状況への憤懣(るさんちまん)! 豊穣なる過去の世から美の結晶を選りすぐり、今は失われた麗しき 言語芸術の精華を、あえて世に問う《反時代的》文芸アンソロジー」

主な内容—-
●士太夫の遺言
「果たし得ていない約束」三島由紀夫
「昭和から平成へ」生田耕筰
「現代文学の衰弱」中村真一郎
●名詩アンソロジー
柏木如亭、鉄幹子、三木露風、木下杢太郎、北原白秋、室生犀星、高祖保、守屋恭吾、城左門
●書物のアールデコ 1920年代洋書絵カバー本の魅力 松本完治
●埋もれた名作アンソロジー
「仕立て屋マリ子の一生」十一谷義三郎
「めぐりあひ」岡鬼太郎
「気ちがひになった世之助」泉涓太郎
「鰊ころし」長田幹彦
●埋もれた傑作の翻訳紹介
「ファンタジウス・マルレア(「悪の王国」前篇)ベン・ベクト 松本完治訳
ほか、書評、映画評を収録。

B5判172P(うち8Pカラー) 造本 アトリエ空中線・間美奈子

nobody 36 特集 サウダージ

nobody 36

nobody36 特集:サウダージ(nobody編集部)¥1260

*特集 富田克也『サウダーヂ』
[インタヴュー]富田克也 / 高野貴子+芦澤明子+富田克也 / 鷹野毅+伊藤仁 / 相澤虎之助 / 川瀬陽太
[論考]「OUTRA VEZ…, MAS!」廣瀬純
[対談]空族+中原昌也+nobody(CINEMALINK第9回トーク採録)  ほか
*特集 マチュー・アマルリック『さすらいの女神たち』
[対談]マチュー・アマルリック+青山真治
[インタヴュー]マチュー・アマルリック
[論考]「制御するふりをしながら」ドミニク・パイーニ ほか
*湯布院映画祭
[インタヴュー]曽根中生 / 伊藤雄[第36回湯布院映画祭実行委員長]
*第64回カンヌ国際映画祭報告
*特集 ガセネタの30年後へ
[インタヴュー]山崎春美 / MOODMAN / 佐藤薫
ディスクレヴュー「ちらかしっぱなし:ガセネタIn The Box」JOJO広重ほか
ブックレヴュー「ガセネタの荒野」工藤冬里
[対談]佐々木敦×中原昌也 ほか
*CINEMA around US
『カルロス』彦江智弘
『カウボーイ&エイリアン』黒岩幹子 ほか
*「社会派見学」第7回『株式会社アダンソニア』
*小さな音楽・最終回 圷尚
*最後の商売・第3回 三宅唱
*悪文とは悪意の文章である・第7回 稲川方人
[インタヴュー]韓英恵 / レベッカ・ズロトヴスキ / ティエリー・ルナス / パウロ・ブランコ
寄稿:圷尚 稲川方人 工藤冬里 黒岩幹子 JOJO 広重 染谷将太 槻舘南菜子 廣瀬純 彦江智弘 三宅唱 ドミニク・パイーニ
B5判変型 190P 2011.11.15

※大里俊晴「ガセネタの荒野」、「役立たずの彼方に 大里俊晴に捧ぐ」もございます。

本秀康「まじかるきのこさん きのこむらはおおさわぎ」

きのこむらはおおさわぎ

本秀康「まじかるきのこさん きのこむらはおおさわぎ」(イースト・プレス)¥1365

ポップでサイケなきのこ研究家きのしたきのこさんが主人公のまじかるきのこさん第2弾!
きのこ村のきのこそんちょうがいなくなっちゃった! みんなで探しに行こうと話し合っていると、そこに現れたのは謎のきのこ。「きのこそんちょうのいばしょならしっておるぞ」そうして連れてこられたのは、みんなが恐れる「おそろしやま」でした。きのしたきのこさんと、キノコたちの大冒険のはじまりはじまり〜。奇想天外な展開と、意外なオチにびっくりの一冊。全編、サイケデリックな色にあふれた楽しい本

270×204mm 36P 2011.11.25

初回入荷分はサイン入りです。お早めに! 第1弾「まじかるきのこさん」やきのこさんのピンバッジもございます。

松田修作品DVD「ガタピシ!」

ガタピシ!

松田修作品DVD「ガタピシ!」¥1900

アーティスト松田修の映像作品集。短編11本とボーナストラック2編を収録。37min。
福住廉による作品論「松田修の音楽映像論」(日本語/英語)と、松田修によるデッサンをおさめたペーパーが封入されています。

「殺伐とした虚無感と乾いた暴力性、そして双方の狭間から時折浮かび上がる黒いユーモア。松田修の映像作品を言葉に要約すると、おそらくこうなると思われる。むろん、これらの特徴がポール・マッカーシーやマイク・ケリーに代表されるアメリカ西海岸の現代アートと通底していることは明らかだし、ゼロ年代後半に台頭してきた日本の一部のアーティストたちーーたとえばChim↑pom、和泉太郎、田口行弘、岩井優、有賀慎吾らーーにとっての、いわば「通奏低音」になっていることも疑いない。けれども松田には、ほぼ同世代の彼らと少なからず重複しながらも明確に一線を画す点がある。それは、彼の映像作品が主旋律をかき消すほど低音を突出させていることだ。美しい和音を引き立てるための通奏低音ではなく、通奏低音そのものを聴かせるという転倒。松田修の他に類例を観ない独自性はここにある」(福住廉「松田修の音楽映像論」より)

実際は、制約や限界を振り切った「お笑い」のような一面も。

「ガタピシ!」CM

マッハ細胞殺し

愛蔵版「血まみれ天使」発売記念 早見純サイン会 —終了しました

愛蔵版 血まみれ天使

猟奇に満ちた早見純の傑作を集め、そのブームのきっかけとなった「血まみれ天使」愛蔵版が12月9日に久保書店から発行されるのを記念してサイン会を行ないます。
愛蔵版は、これまでの漫画20編に加えて、描きおろしの鮮血美少女イラスト16P分を収録した作品集となります。

B6判

サイン会は無事、終了しました。ご来場ありがとうございました。サイン会に合わせて、早見先生が純くんが登場する描き下ろしの4ページ読切り漫画を用意してくださいました。謎に包まれた?純の最近の生活の様子、お楽しみいただけます。サイン会を終え、早見先生も「たくさんの方にいらしていただき嬉しいです。早く新作をお届けできるように頑張ります」とおっしゃっていました。書籍は引き続きタコシェにて販売しております、またアーティストのイラストを使ったTシャツをプロデュースする“よんぽ”さんによるタコシェ限定発売の「愛蔵版血まみれ天使」記念Tシャツもございますので、どうぞ、よろしくお願いいたします。