松田修作品DVD「ガタピシ!」¥1900
アーティスト松田修の映像作品集。短編11本とボーナストラック2編を収録。37min。
福住廉による作品論「松田修の音楽映像論」(日本語/英語)と、松田修によるデッサンをおさめたペーパーが封入されています。
「殺伐とした虚無感と乾いた暴力性、そして双方の狭間から時折浮かび上がる黒いユーモア。松田修の映像作品を言葉に要約すると、おそらくこうなると思われる。むろん、これらの特徴がポール・マッカーシーやマイク・ケリーに代表されるアメリカ西海岸の現代アートと通底していることは明らかだし、ゼロ年代後半に台頭してきた日本の一部のアーティストたちーーたとえばChim↑pom、和泉太郎、田口行弘、岩井優、有賀慎吾らーーにとっての、いわば「通奏低音」になっていることも疑いない。けれども松田には、ほぼ同世代の彼らと少なからず重複しながらも明確に一線を画す点がある。それは、彼の映像作品が主旋律をかき消すほど低音を突出させていることだ。美しい和音を引き立てるための通奏低音ではなく、通奏低音そのものを聴かせるという転倒。松田修の他に類例を観ない独自性はここにある」(福住廉「松田修の音楽映像論」より)
実際は、制約や限界を振り切った「お笑い」のような一面も。
「ガタピシ!」CM
マッハ細胞殺し