日別アーカイブ: 2011 年 12 月 9 日

我楽堂セレクト 念力スプーン

念力スプーン

駄グッズ、珍グッズコレクターで趣味の?サイト「ミキジ自己満足ページ」を運営する永井ミキジさん(本業はデザイナー)が、大人買いしたデッドストックおもちゃをタコシェにお裾分けしてくれました。昭和50年代の超能力・ユリゲラー(サイトのアドレスのところに表示されるアイコンに注目!)ブームに便乗した「超能力 念力スプーン」です。スプーンは175mmでカレースプーンと同じかんじ。付け根に張られたシールに“念力をかける時はこのシールをはがしてください。”と書かれています。

ちょっと恥ずかしがり屋のあなたでも、忘年会、クリスマスパーティの時期、このスプーンがあったら、3分くらいは座を盛り上げ話題を提供することができるでしょう。(¥1000)

インベーダーバッジ

また、動くインベーダーバッチも再入荷しました。(¥470)

ミキジさん自身による紹介はこちらです。きれいに撮られた写真とともに紹介されています。

デッドストック商品ですので、経年による傷みが少しあるので、店頭で確認のうえお求めください。

龍堂薫子「鬼畜!ヤリマン道場 外伝」

鬼畜!ヤリマン道場外伝
龍堂薫子「鬼畜!ヤリマン道場 外伝」¥525

ハートブレイクをきっかけに何かがこわれてヤリマンになってしまった龍堂さん。キャッチ&リリースを繰り返す出口なしのヤリマンな日々を綴った前作「鬼畜! ヤリマン道場」から1年、再び戻ってきました!

今回は、龍堂さん以外に、全盛期にはスカトロプレイなども体験したヤリマンの既婚者、パイズリマニアの男性、執拗な懇願にノーと言えずに恥ずかしい姿まで見せてしまう女性も加わり、困った性癖の人たちが増員。

龍堂さん自身は、本命彼女にできない変態プレイを試された体験などこれまでの秘蔵エピソードや、原発事故でたいへんな時にさえ「あたしの原子炉が炉心溶融するから制御棒入れて!」などと言ってたりする自身のツィッターを振り返ってのまとめをしたり、はじめての人との切ない関係などを執筆。

どこを切ってもヤリマンな前号と違って、原稿を分けていくつもの視点で自身を客観的に書いていると思ったら、今は好きな彼氏一人で充足しているとの後がきが。前号で「本当の愛に目覚めて、行きずりのセックスなんて虚しいと気が付きました!みちな陳腐な結果にだけはならないようにと願っている」と書いていただけに、誰よりも本人にとって予期せぬ展開だったのかもしれないけど、好きとセックスの気持ちよさは必ずしも一致しないという持論は変わらず、ヤリマン再燃の可能性も否定できないそうで、そんな展開や論考、過去に遡っての自分探求などなど自らの性について掘り下げた内容になっています。本編と外伝をあわせて読むのも面白いと思います。

A5判50P   2011.11.3

田中六大「丸尻山 DISCOVER MARUJIRI MOUNTAIN」」

丸尻山

田中六大「丸尻山 DISCOVER MARUJIRI MOUNTAIN」¥250
都心から電車で30分ほどのところにある、天狗が住んでいるという言い伝えのある、初心者でも昇れる600mほどの山、丸尻山のお話。そんな設定は高尾山みたいなだけど、高尾山のようでいてそうではない(でもあったらいい)パラレルワールドのお話。

前半は、登山にやって来た女の子3人組を主人公にした漫画。ごくごくありきたりの山登り、だけど「奥様は魔女」ではありませんが、“実は”が潜んでいる、ファンタスティックな物語。

後半は丸尻山の名物をイラスト入りで紹介。天狗や聖人などの奇跡や言い伝えや歴史を紹介…。表紙と裏表紙はそんな丸尻の名物を宗教板絵のようなタブローにしたもので構成しています。

これまでの田中六大さんの作品は、単行本になった漫画「クッキー缶の街めぐり」のように、ファンタジックな街の中にすっぽりと入って迷路をめぐってディテイルを楽しむような感じでしたが、この12Pの小冊子「丸尻山」は、丸尻山を訪れた女の子たちの一日や名物の紹介によって丸尻山全体、丸尻ワールドを描くような趣向。丸尻山に行ってみたくなります!

A5判12P 2011.12.1