月別アーカイブ: 2011年10月

徳野雅仁「異体循環」

異体循環 表紙

徳野雅仁「異体循環」(架空工房)¥1500

徳野雅仁による、体の部分や物、植物、動物らが妖しく交錯した”異体”が描かれたペン画集。79年から2008年の廃刊まで、雑誌「S&Mスナイパー」の扉絵として描かれた作品の中から、厳選した40余点を、同誌の元編集長であり、写真家でもある渡邊安治がデザインしたもの。

相馬俊樹、渡邊安治が寄稿。

作家は、30年間、1つのペンを使って描き続けているそうで、使い込んだペン先で様々な太さの線を描き分けられるのだそう。

13×18.2cm 56P 500部限定 ナンバー入り。

異体循環 
異体循環 
異体循環 
異体循環 表紙裏

『シティライツ』発売記念 大橋裕之サイン会 ご来場ありがとうございました

10月23日、『シティライツ1』(講談社)の発売を記念して、大橋裕之さんのサイン会が行なわれました。21日の発売から間もなくにもかかわらず、大勢のお客様にいらしていただき、本当にどうもありがとうございました。

発売直後、またサイン+お客様が登場する1コマ漫画を描くということで、ご来場人数や作業にかかる時間の予想がつかなかったため、予め人数制限を設けるかどうかを大橋さんにご相談したとき、「可能な限りいらしたお客様にサインをしたいです」とのことで、当日は大橋さんにとっても、お店にとっても未体験の無制限一本勝負に挑むこととなりました! 中には、ずいぶんとお待ちいただいたお客様もいらっしゃり、狭い店内で窮屈な思いをさせてしまって申し訳ございませんでした(汗)。

本にサインを入れ、1コマ漫画のインスピレーションとなる言葉をいただき、スケッチブックを片手にお一人お一人のお顔を見ながら、大橋キャラ化されたお客様が登場する様々な場面を描く画伯…。3時間近く、ひたすらペンを走らせました! 隣では担当編集さんが、せっせと本に紙を挟み、特典や一コマ漫画を袋に詰め…。

1コマ漫画のキーワードは、犬や猫、漫画や音楽、はたまた宇宙や心理学、twitter…と様々で、中には難題もあったようですが描ききりました。キャラとお題をお客様からいただいての対面式コラボ、きっとお楽しみいただけた事と思います。ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!

大橋裕之さんサイン

サインを入れる!

大橋裕之さん 一コマ漫画

そして、スケッチブックを片手に、お客さんと向かい合ってペンを走らせる。「考えるな、感じろ」いや「感じるな、考えろ」。いやいや、どっちもだ!!!!

※「シティライツ」引き続きタコシェで販売していますのでよろしくお願いいたします。また、発売記念イベントは12月中旬まで、都内各所、京都、大阪で予定されています。(イベント内容は会場ごとに異なります)

10/30(日)京都ガケ書房トークイベント

11/5(土)ヴィレッジヴァンガード下北沢店サイン会

11/13(日)タワーレコード新宿店7Fインストアイベント+サイン会

11/14(月)新宿LOFT発売記念イベント<「大橋裕之<シティライツ>発売記念ライブ企画〜シティナイツ〜」>

12/18(日)マリリンモンローズ大橋裕之ダブル発売記念イベント「夏のあくび その25」

梅田ハードレイン

The Sound Projector 20

the sound projector 20 b/wthe sound projector 20 colour

The Sound Projector 20 モノクロ版¥1500 オールカラー版¥5500

編集者エド・ピンセントがロンドンから年1ペースでお送りする音楽誌Sound Projector。音楽誌から漏れてしまう音盤を網羅するかのようなセレクトでレビュー&インタビューを掲載し続け、記念すべきこの20号は、レコード特集。シングル、アルバムをひっくめてのレビューと、カラーディスクやピクチャーディスイク、ジャケやライナーノーツなどのレコードまわりのアートをあわせて紹介しています。今回は、初の試みのフルカラーヴァージョンとこれまで通りのモノクロヴァージョンとがあります。Martin Archerのインタビューもあり。

カテゴリーは
Atoms of Pure Noise
USA Underground
Avant-RocK
Extreme Metal and Doom
Beats
Turntables and Samplers
Sudden Infant
Nightmares and Penumbra
In The Art Gallery
The Phantom of Liberty
Jazz and Jazz-Rock
The Utter Freakdom
Minimal and Quiet Music
Three Pastiches
Z’EV
Electronic Venom & Raucous Blowing
The Cracking Eather
The Droning Ones
Songs
Guitar Music
Martin Archer Interview

レビューに出てくるアーティスト(アルファベット順)

Æthenor, allison, scott, Altar Of Flies, Ambarchi, Oren, Amolvacy, Anaphoria, Ankersmit, Thomas, arob, Ättestupa, Baker, Aidan, Basho-Junghans, Steffen, Beckett, James, Bee Mask, Beloeil, Jacques, Blue Sabbath Black Cheer, Boombastik, Mark, Brown Sierra, Büchler, Wendelin, Cape Fear, Carl Calm, Cater, Seamus, Chaton, Anne-James, Code Inconnu, Cognard, Jean-Noël, Columbus Duo, Constance, Karen, Corsano, Chris, Croene, Frederik, Cyclobe, D., The, D’Incise, Dan Peck Trio, Dashpi, Davidson, Marcus, Dead Raven Choir, Decapitated Hed, The, Donoso, Ricardo, Earzumba, Edwards, John, Empan, English, Lawrence, Ensemble Intégrales, Evil Madness, Evol, Exiles From Clowntown, Ezramo, Fabric, Fages, Ferran, Fear Falls Burning, Fenech, David, Fire!, Forsyth, Chris, Fox, Terry, Frankie & The S.E.M.M., Full Blast And Friends, Glöggerne, Guaranteed Katch, Guilty C, Gustafsson, Mats, Guthrie, Nora, Guthrie, Will, GX Jupitter-Larsen, HamaYôko, Hansen, Shawn Edward, Hecker, Heemann, Christoph, Hesse-Honegger, Cornelia, Hot Club, Idea Fire Company, Ielasi, Giuseppe, Iibiis Rooge, Innercity, Irr.App. (Ext.), Jeck, Philip, Jewell, Ryan, Jib Kidder, Jooklo Duo, Ka-Spel, Edward, Kajkut, Slobodan, Källarbarnen, Keszler, Eli, King Kong Ding Dong, King, Andrew, Klapper, Martin, Kommissar Hjuler, Krause, Andrés, Krube., Kubin, Felix, Landing, Leichtmann, Hanno, Lorenz, Jon, Luijk,Timo Van, Mama Baer, Marhaug, Lasse, Martiens Go Home, Mattin, MAYa, McPhee, Dean, Meltaot, Mem1, Middleton, Ian, Mit Nye Band. MoHa!, Moor, Andy, Morgia, Ninni, Möslang, Norbert, Music From The Film, Nernes / Skagen, New Blockaders, The, Nihilist Assault Group, Ninni Morgia Control Unit, Nokalypse, O’Rourke, Jim, Oceans Of Silver And Blood, Okkervil River, Oliveros, Pauline, Onde, Oneohtrix Point Never, Organum, Our Love Will Destroy The World, owen, ben, Panicsville, Parker, William, Pato, Pee Ess Eye, Peterlicker, Phillips, Dave, Pilz, Michel, Primordial Undermind, Quotl, R.Y.N., Raionbashi, RBE, Rebel, The, Ressin, Stefanie, Retro Sex Galaxy, Rita, The, Robair, Gino, Robert, Jocelyn, Rösner, Matt, Rotate The Completor, Rude Pravo, Saunders, Bryan Lewis, sawako, Schick, Ignaz, Schmickler, Marcus, Sculpture, Sewer Election, Skeppet, Smack Music, Smycken, Sohrab, Solo Senza Testa, soottyb, Souls On Board, Still Life With Black Light, Street Drinkers, Sudden Infant, Sullender, Uncle Woody, Talibam!, TANKJ, Tempelhof, Temperatures, Thing, The, Thymolphthalein, Tietchens, Asmus, Tobacconists, The, Tricoli, Valero, Trophy Wife, Troum, Tsukimono, Uhlig, Mirko, Ulva, Argo, Uton, Vernon & Burns, Viking Jews, Vladislav Delay Quartet, Vom Grill, Vomir, Von Bingen, Wehowsky, Ralf, Whitehorse, Whitman, Keith Fullerton, Wicked King Wicker, Wishart, Trevor, Wright, Peter, Xela, Yeh, C. Spencer, Yoke and Yohs, Young, Nate, Youngs, Richard, Z’EV, Zu

21×29.7cm 128P

虹釜太郎さんのブログ「虹釜太郎 パリペキンレコーズ」でも紹介していただきました。

勝又進『深海魚』(青林工藝舎) 特典つき

深海魚カバー

勝又進『深海魚』(青林工藝舎)¥945

3.11以降、原発や放射能に関する本がたくさん出ていますね。この作品集の巻頭2本もまた、取材に基づいた原発ジプシーの実態を描いたものですが、初出は80年代にまでさかのぼります。

作者の勝又進は、郷里東北(石巻出身)の土俗的な生活と人々を描き、2006年に日本漫画家協会賞・大賞を受賞する一方で、東京教育大学大学院で原子核物理を学んだことから、早くに原発の危険性に気づき、福島第一、第二原発をはじめとする各地の原発を取材し、「原発はなぜこわいか」「脱原発のエネルギー計画」(いずれも高文研)の挿絵を担当するなど、一貫してこの問題に取組んできました。この作品集は、そうした原発もの2本のほかにも、土俗的作品、私マンガ的作品と、それぞれ異なる傾向の作品を収録し、2007年に他界した勝又進の軌跡を追う構成になっています。

収録作品:「深海魚」 「デビルフィッシュ(蛸)」 「かっぱ郎」 「半兵衛」 「わら草紙」 「木の葉経」 「冬の虫」 「冬の海」 「春の霊」 巻末:収録作品解題=編集部/解説=阿部幸弘

※なお本作品をお求めのお客様に、ショップ特典として「勝又進“脱原発”四コマ集」をさしあげます! 婦人民主新聞に掲載された作品ですが、警官に分断されながらのデモ、国の安全宣言、チェルノブイリ後の牛乳への不安など、原発をめぐって現在と変らない事、変った事がリアルに伝わってきます。反原発運動をした人たちの事、そして今後の原発とのつきあい方を考えさせられる小冊子です。

A6判32P アンカット製本

深海魚 特典

古泉智浩「オレは童貞じゃねえ!! 1」

オレは童貞じゃねえ!! 1

古泉智浩「オレは童貞じゃねえ!! 1」(日本海ワクワクコミック)¥500

タイトル通り、書き始めてから6年になる自身の同名のブログをまとめたもの。2006年にアップしたものの中から、筆者の妻がセレクトした文章を増補改訂、自身で突っ込みや補説、振り返って思う事などを加えた,2006年の古泉智浩と2011年の古泉智浩を同時に楽しめる一冊です。
後書きによれば、最近はツィッターを多用しがちな一方、ブログはじっくり考えた事や大切なご挨拶やお知らせ用と心して捉えており、そのためにますます更新を怠りがちなものの、2006年当時はブログにも仕事にも意欲的であったとのことで、その円熟が伺えます。
A5判48P