月別アーカイブ: 2011年8月

CONFIG.Vol.02 2011SUMMER 「特集 火星」

CONFIG.2 火星

CONFIG.Vol.02 2011SUMMER 「特集 火星」(ソシオグラフィ研究会)¥945

3.11の震災で、次号のテーマに考えあぐね、地に足つけたくともできない中、いっそ厳しい状況だからこそ、「ロマン」を語ってみたら、と足下から目線をあげてロマンを託す対象を考えた結論が—「火星」。人類が夢を託してきた宇宙のフロンティアであると同時に、ロマンや生命を拒む厳しい荒地でもある火星。SFをはじめ、人類が火星によせた想像力から、震災で荒廃した日本がいかに未来を描けるのか、ヒントを探る…。

【目次】

○Part1 Fictional Mars
☆火星作品マップ☆
【Area 1】MIGRATION
《コラム》火星のタイム・スリップ、スター・レッド、キャプテンKen、機動戦艦ナデシコ
《インタビュー》『機動戦艦ナデシコ』
・會川昇(ストーリーエディター)
・堺三保(SF考証)
・佐藤竜雄(監督)
【Area 2】APOPTOSIS
《コラム》異星の客、火星先人史、トータル・リコール
《小論》『AQUA/ARIA』 _ 長野誠一郎
【Area 3】RUIN
《コラム》マーズ・アタック! 、宇宙戦争、カプリコン・1、
マブラヴ オルタネイティヴ、ドーン、魔法先生ネギま!
《インタビュー》平野啓一郎(『ドーン』)
《メールインタビュー》赤松健(『魔法先生ネギま!』)
【Area 4】SANCTUARY
《コラム》火星のプリンセス、アンドロイドは電気羊の夢を見るか? 、
ホログラム、「クリュセの魚」シリーズ
《インタビュー》東浩紀(「クリュセの魚」シリーズ)
《小論》『パイパー』 _ 廣瀬暁春
★火星時評★
○Part2 Literary Mars
《師弟対談》Cowboys on Mars の系譜 _ 巽孝之×碓氷早矢手
《特別寄稿》火星SFの二つの顔 _ 大森望
○Part3 Scientific Mars
《インタビュー》山下雅道(JAXA宇宙科学研究所・宇宙農業)
《インタビュー》宮本英昭(東大総合研究博物館・惑星科学)
○Part4 Essays on Mars
《論考》「風景」、再び。 _ 山悠司
《論考》Mars / Transparency / Infrastructure _ 西川泰海
《論考》火星の沈黙 _ 岡村康太郎
《論考》火星とセンチメント _ 入江哲朗

A5判120P

大仏アニメ

大仏アニメ

大仏アニメ(かに温泉)¥420

なぜアニメにはこんなにも大仏が登場するのか?

なんて考えた事ある人いますか? この本のかに温泉さんは、アニメの中で、動きまわり,暴れまくるアクションスターとしての大仏にスポットをあて、理由を考察するとともに、登場作品も具体的に紹介しています。ウルトラマン、仮面ライダー、ガッチャマン、魔法使いサリーetc. あちこちで暴れる大仏にみなさんも注目!!(ネタばれあり)具体例のコーナーでは、大仏が登場する作品が具体的に紹介されていますが、作品紹介ではなく、あくまで大仏登場シーンに絞った潔い説明になっています。

A5判32P

※なお、この本のテクストは横書きですが、本の綴じ方は縦書き用なので、まるで逆方向に読み進むような、頭の動きと目の動きがちぐはぐになる、不思議な読書体験も味わえます!

宇野常寛責任編集「 PLANETS SPECIAL 2011 夏休みの終わりに」

夏休みの終わりに

宇野常寛責任編集「PLANETS SPECIAL 2011 夏休みの終わりに 」¥1575

カヴァーガールインタヴュー&グラビア 有村架純

キリショーとまんべくんのラブラブデートプラン 鬼龍院翔 まんべくん
東京ストレンジウォークEXTRA アナログテレビのハッピーエンド

AKB48こそネ申である!
小林よしのり×中森明夫×宇野常寛 システムと身体性の間で
真実一郎×中森明夫×宇野常寛 少女たちはどこをめざすのか?

特別インタビュー「震災と文化」
宮台真司 「父殺し(の不可能性)」から「父赦し」へ 3.11後の世界とその意味
小熊英二 可視化されたものたちについて 格差・郊外・ポスト戦後的コミュニティ
中沢新一 「日本の大転換」をめぐって 脱原発への日本的想像力とは

金田一蓮十郎と「イナイレ」を語る会 MW岩井×山本文子×金田一蓮十郎+宇野常寛
緊急特別企画「Rewrite」座談会 坂上秋成×さやわか×村上裕一

誌上ニコ生PLANETS
「魔法少女まどか☆マギカ」 石岡良治×黒瀬陽平×坂上秋成+宇野常寛
「ハートキャッチプリキュア!」 石岡良治×泉信行×黒瀬陽平+宇野常寛
「ガンダム」の現在 石岡良治×堀田純司×中川大地+宇野常寛

キャラクターたちよ、お前たちは今、何ができるのか 有田シュン×石岡良治×黒瀬陽平
今、音楽批評は何を語るべきか? 天井潤之介×小林祥晴×柴那典×佐藤讓
TVの終わりとインターネット・ワンダーランド? 大見崇晴×濱野智史×速水健朗×福原伸治

A5判160P

虹釜太郎「ラヴレスキュイジーヌ」

ラヴレスキュイジーヌ

虹釜太郎「ラヴレスキュイジーヌ」¥900

料理においしさも栄養も求めない、と言い切る虹釜太郎による、超絶料理とロストラブを描いたメタフィクション。栄養とか健康といった食生活を支配する固定観念から解放された、ワイルドな食、あるいは辺境の食を求め、日々実践する虹釜さん自身を主人公に反映した、あつあつグラタンのように火傷必死の愛と料理のエクリチュ〜ル。

レシピ未満、廃墟的、あるいは食の盲点にばかりに焦点をあわせようとする無為な食を探求する主人公。そんな男と同居する女の得意料理は「怒り過ぎこげ過ぎの喧嘩の後に残る廃墟食=気まぐれカチーザ51という名のグラタン」であり、二人はいつでも予定調和とは対極の未知なる到着点を目指し、感情も素材もスパイスもマックスに投じた激しい愛と食の生成を試みる。「炸裂しない予測可能な世界に急にうんざりしたのか彼女は突然うしゃ—っおたけびをあげ左手でアボカドクッキーを握りつぶした」その破片に特別調合のオイルや素材を重ね…新たな料理を仕上げ、粉々になった主人公のアボカドクッキーの破片が料理の中でチーズとともに溶けようとも、怒りは収まらず…… 探求心と尽きない感情の業火が料理を熱くし、激しい感情を再燃させ、ついに女は男の元を去る…。それでもラヴレスに、バランスを欠いたまま、男の極北レシピはさらにさらにさすらい続けるのであった…。

痴話喧嘩と料理と失恋の狂騒を、少林サッカーなみの超絶技巧と最大出力で描き、食材からドラッグを料理してしまったような、脳と舌を麻痺させる作品。

A4判18P ミックスCDつき

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「食アヴァンギャルディストによる濃厚な疾走、物語の意味を逸脱する極彩色の文章、読み飛ばそうとすれば絡み付いてくる連用修飾語、描かれる物の輪郭で踊る連体修飾語、ラテン?アメリカ文学もかくやとおもわせる異形の情景、140文字のネットツールに慣れた人間がこのグラタン?メタ?フィクションを読みこなせるか否か、読みこなせなければ携帯小説でも読んでろ。しかしどう考えてもリアル?デス トピアに暮らす私たちへ向けた、鮮やかすぎる21世紀初頭の文学」すずえり(音楽家)

トレパネーションDVD『ア・ホール・イン・ザ・ヘッド』発売記念 ケロッピー前田一日店長@タコシェ

A HOLE IN THE HEAD
※漫画家・山本英夫『ホムンクルス』に登場する頭蓋骨に穴を開ける手術「トレパネーション」は実在した。『ア・ホール・イン・ザ・ヘッド』は、トレパネーション実践者たちを直接取材した衝撃のドキュメンタリー!!
A HOLE IN THE HEAD
9月18日(日)午後3時より『ア・ホール・イン・ザ・ヘッド』デモ上映あり。
午後5時より、この作品に関するミニトークに続いて、身体改造ジャンケン大会を行ないます。ピアス、タトゥー、インプラントetc. 改造部位を見せ合ってのジャンケン大会になりますので、改造人間たち大集合!
勝者にはケロッピー前田一日店長から景品が授与されます。
TREPANATION
ジャンケン大会の前後、前田店長が、映像や身体改造に関する感想や質問をお聞きしますので、お気軽にお声をおかけてください。※当日DVD『ア・ホール・イン・ザ・ヘッド』をお求めのお客様に特典をさしあげます。
※ゼロ年代の日本の改造人間を紹介し、海外でも話題のヴィジュアルブック『SCAR FACTORY— EXTREME BODY MODIFICATION IN JAPAN』(CREATION BOOKS)を円高還元で4500円→3000円にて販売いたします。
※フランスの身体改造アーティスト、ルーカス・スピラ氏の来日上陸ドキュメンタリー『LIKE A BUTTERFLY』もご用意いたします。

A HOLE IN THE HEAD尚、このイベント日を含む、9月16日(金)〜10月13日(木)に同じく中野のカフェ・ダイナーOMEGA ALGEA内ギャラリーにて、ケロッピー前田写真展「ベーグルヘッド/セイリーンズ」が行なわれます。あわせてどうぞ!

BAGLEHEAD